【R-18】エーリカ「ハイデマリー少佐のアヘ顔ダブルピースが見たい」

1 :もーん ◇CB7w5rWLD6<b> [saga]:2014/09/19(金) 22:00:43.69 ID:PWjDBYZT0
サン・トロン基地
バルクホルン「は?」
エーリカ「って言ってたんだよ、ウルスラが」
バルクホルン「それで?」
エーリカ「それで、って?」
バルクホルン「どうするんだ……」
エーリカ「もちろん、見るに決まってるじゃない。ウルスラの頼みごとなんだもん」
バルクホルン「しかし、それはつまりあのミヤフジに勝手に抗うということになるぞ?」
エーリカ「そうだね」
バルクホルン「もしそんなことをしたらアイツにナニをされるか……」ガクブル
エーリカ「大丈夫だって、安心しなよー。今扶桑にいるんだからさ」
バルクホルン「しかしだな……」
エーリカ「ミヤフジは魔力が無くなっちゃった。だからもうあんなコトはされないよ」←されました
前スレ:リーネ「サーニャちゃんとの何でもない休日」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1410528168/
前スレと関係あるかは尻ません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411131633
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/09/19(金) 22:14:25.06 ID:pVC7GcOSO
やっぱりアヘには勝てなかったよ支援
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2 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:01:50.22 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「それで、どうしてウルスラはそんなことを?」
エーリカ「明日ここに来るらしくて、その時にアヘ顔資料が欲しいんだって。何かに使うみたいだよ」
バルクホルン「ソレがウルスラの研究で使うモノとは到底思えないがな……」
エーリカ「まぁいいじゃん。テコ入れ回ってコトで」
バルクホルン「あ、あぁ……そうだな……」
エーリカ「で、トゥルーデには手伝ってもらいたいんだ」
バルクホルン「まぁ私に話を持ちかけたということはそういうことだろうとは思ったが……」
エーリカ「んー、協力してくれたら……ミヤフジを犯すのを手伝ってあげるよ」
バルクホルン「いいだろう!!」ソッケツ!
エーリカ「その機会が来れば必ず、ね」
バルクホルン「ふふ、ひひっ……ミヤフジ……ミヤフジ……必ず仕返しを……くくっ」
エーリカ「だからとりあえず今回はハイデマリー少佐のを頼むね」
バルクホルン「うむ」スッ
3 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:05:08.83 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「だがハイデマリー少佐は私達よりも階級が高いんだぞ? もし訴えられたら……」
エーリカ「あぁ、あの人はミーナが好きだから大丈夫だよ」
バルクホルン「そうなのか? というか、どうして大丈夫だと言い切れるんだ」
エーリカ「ハイデマリー少佐がミーナのズボンの匂いを嗅いでるところを見たりしてるんだよねぇ」
バルクホルン「えぇ……」ドンビキ
エーリカ「他にも証拠写真もいっぱいあるし、それをチラつかせれば訴えられないと思うよ」
バルクホルン「つまり脅すというワケか」
エーリカ「そうなるね。まぁ、最初にイケナイことをシたのはハイデマリー少佐なんだから、これはバツだよ」
バルクホルン「それならば問題はないな」
エーリカ「ね? そうでしょ?」
バルクホルン「だが、私やウルスラは得をするが……ハルトマン、お前はなぜ協力を?」
エーリカ「妹だよ? 損得勘定なんて、そんなのは無いんだよ」
バルクホルン「そうだったな、悪かった」
4 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:05:54.58 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「それで作戦は?」
エーリカ「話が早くて助かるよトゥルーデ。ウルスラに貰った薬があるんだ。だからこれでまずは……」
バルクホルン「まぁ、なんとなく分かってはいたが。もう少し何か無いのか?」
エーリカ「これが一番簡単で安定してるからね。んで、その後は……まぁまた言うよ」
バルクホルン「そうか。決行する予定時刻はいつだ?」
エーリカ「もう準備は整ってるから今すぐにでも。まぁ深夜かなぁ」
バルクホルン「いいだろう」
エーリカ「ささっと終わらせて、明日朝早くにウルスラが来るから渡す、っと。ね、簡単でしょう?」
バルクホルン「上手くいくといいがな」
エーリカ「上手くいくよ、絶対にね」クシシ
5 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:06:45.12 ID:PWjDBYZT0
夜 サン・トロン基地 空き部屋
ハイデマリー(ミーナ中佐から大切な話があるってハルトマンさんに言われてココに来たけれど……)
ハイデマリー(一体何の話でしょう……)
ハイデマリー(はっ……ミーナ中佐のズボンの匂いを嗅いだことがバレて……)
ハイデマリー(いえ、寝てるミーナ中佐の顔に……をシたことがバレていて……)
ハイデマリー(でも、もしかしてミーナ中佐からの愛の告白だとしたら……)
ハイデマリー(キャー!!)モジモジ
ハイデマリー(もちろん、ミーナ中佐からの愛の告白は、イエスです……!!)
ハイデマリー(ん……机にあるのは……手紙? えーっと……)ゴソゴソ
ハイデマリー(水でも飲んで待っていてください ミーナ)
ハイデマリー(あ、あれ? ミーナ中佐ってこんなに字が下手でしたっけ)
ハイデマリー(まだ時間がかかるようですし、そうですね、ミーナ中佐の言いつけ通りに……)ゴクゴクゴク
ハイデマリー(んっ……なんだかカラダがフラフラして……そこのベッドに……)バタンッ
6 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:08:02.44 ID:PWjDBYZT0
ガチャッ
エーリカ「いやーちょろいね」ニシシ
ハイデマリー「あ、あれ……ハルトマンさ、ん……」グッタリ
バルクホルン「効いているようだな」
エーリカ「早速始めちゃおうか」
ハイデマリー「え、あ、あの……これは一体、ミーナ中佐は……」
エーリカ「ミーナなら来ないよ?」
ハイデマリー「じゃあ、私はどうしてここに……」
エーリカ「頼まれごとでね。ハイデマリー少佐には協力してもらうよ?」
ハイデマリー「それでしたらどうして私はこんな格好に……」
エーリカ「だからさぁ。普通に言ったら断られるからねぇ」
バルクホルン「許してくれ、ハイデマリー少佐。これも技術の進歩のために必要なんだ」オオウソ
ハイデマリー「私に一体なにを、」
エーリカ「アヘ顔ダブルピースを晒して欲しいんだよ」
ハイデマリー「……は?」
7 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:10:13.29 ID:PWjDBYZT0
エーリカ「もう一度言おうか?」
ハイデマリー「いえ、結構です……噂には聞いていました。アヘ顔のために動いているウィッチがいる、と」
ハイデマリー「501所属のミヤフジというウィッチで、もう1人は……んっ!!」
エーリカ「ふふっ、さっきのクスリの効果、二段階目が回ってきたみたいだね」
バルクホルン「ちなみにどんな効果なんだ?」
エーリカ「カラダを動けないようにして、えっちな気分にして、記憶を……まぁそれは後でね。さ、そろそろヤろうよ」
バルクホルン「そうだな。でないとミーナに見つかってしまう」
エーリカ「はーい、じゃあ記録するよー」ポチッ
ハイデマリー「くっ……」
バルクホルン「私の本意では無いのは分かってくれ」スルスルッ
ハイデマリー「い、いやっ……脱がさないで、くださ……う、動かない……」
8 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:10:45.93 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「ふむ、服の上からでも分かるくらいだらしない胸だ……なっ!」ギュゥゥゥッ
ハイデマリー「んっ、あ、ああぁぁぁあぁーーっ!」
バルクホルン「少々痛かったか?」
ハイデマリー「……」
ハイデマリー(頭がぼーっとして……言えない、もっと先っぽをつねって欲しいだなんて……き、きもちい……)
エーリカ「トゥルーデ。たぶんもう頭が気持ちよくなりたくてダメになっちゃってると思うから……」
エーリカ「好きにヤっちゃってv」ニコッ
バルクホルン「ふんっ。ズボンとニーソ以外は必要ないな」ガバッ
ハイデマリー「ひっ、んんっv やめて、くださ……い、バルクホ……んんんっvv」
バルクホルン「大きいと感度が悪いと聞いたが、そんなことはないようだな!」モミモミ
ハイデマリー「は、あぁっ、はぁっv んっ、いや……やめ、てぇっv」
バルクホルン「嫌がってるようには見えないぞ、ハイデマリー少佐……」スリスリ
9 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:11:39.76 ID:PWjDBYZT0
ハイデマリー「んっ! あ、あぁ……いや、です、そんなところ触られたら……」
バルクホルン「ほぉ、どうなるん……だっ!」ズリズリズリッ
ハイデマリー「んん゛んあ゛ぁあ゛あああぁぁーーーっ!! はっ、あ、ああぁ……」ガクガク
バルクホルン「すごい声だな。はしたないぞ」ズリズリッ
ハイデマリー「いや……んっ! ん゛んあああああぁあっぁーーっvv」
エーリカ「ふぅん、ウルスラもすごいクスリを開発するねぇ~」ウンウン
バルクホルン「ズボンがもうびしょびしょじゃないか」
ハイデマリー「っ……/////」カァァァ
ハイデマリー(ミーナ中佐じゃなきゃ嫌なのに、どうしよう……きもちいい……きもちいいっv)
10 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:12:32.45 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「この調子ならすぐに終わりそうだな。さぁ、イってしまえ」ズリズリ
ハイデマリー「ひ、んっ!v んんぁぁっv い、いやです、やめ、てぇ……んんっvvv」
バルクホルン「ふむ、平等にシてやらないとな!」ギュゥッ
ハイデマリー「い、いたっ……んっ……v ほんと、やめ……ダメぇぇっvv」
バルクホルン「しかし、乳首の方はどんどんたってきているぞ?」
ハイデマリー「い、いやですっ、お願いします、もうやだ……やめて……やめてくださ、いっvv」
バルクホルン「じゃあ私をミーナだと思え。どうだ、気持ちよくなってくるだろう?」
ハイデマリー「ミーナ、中佐……? い、いいえっ、ぜんぜん違……んっぅ!v」
バルクホルン「ごちゃごちゃうるさいヤツだ。ほら、イけ」ズリズリズリズリッ ギュゥゥゥ
ハイデマリー「いやあぁぁぁー!! ミーナ中佐助け……い、イキま、す……い、イク……イクぅぅぅっvv」ガクガクプシャー
11 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:13:26.36 ID:PWjDBYZT0
ハイデマリー「はっ、はぁっ……はぁっ……vv」
バルクホルン「なんだ、これで墜ちるのか。たいしたことないな。さて、これでいいかハルトマン」
エーリカ「……」トテトテトテ
バルクホルン「どうした、ハルトマ……んんっ!!」
エーリカ「んっ……ちゅっ……んっぁ……ぷはぁっ」
バルクホルン「お前……んっ! 何を飲ませた、ハルトマン!!」
エーリカ「クシシ。なんだろうねぇ~」
バルクホルン「くっ、騙したなハルトマン!」
エーリカ「言うのを忘れてだけだよー」
バルクホルン「これは、まさか……」
エーリカ「せーかい。これはね、例によってウィッチ○ポありきでの研究なんだよ。だから当然その役はもちろん……」
エーリカ「トゥルーデだよ。ウルスラに指示されてるんだぁ。トゥルーデにハイデマリー少佐を犯すようにね」
12 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:14:03.66 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「ハルトマン、貴様……!!」
エーリカ「悪く思わないでね。いいじゃん、ミヤフジを犯せるように手助けしてあげるんだからさ」
バルクホルン「しかし私はこんなこと聞いて……」
エーリカ「トゥルーデはさ。私が話を持ってきた時点で怪しむべきだったんだよ。あはははは」
バルクホルン「くっ……あ、頭が……カラダも……」プルプル
エーリカ「私はここでまた記録を取ってるから。トゥルーデはハイデマリー少佐と楽しくヤっててよ」
バルクホルン「はぁっ……はぁっ……」
ハイデマリー「……?」
バルクホルン「今のうちに、謝っておく……。すまない……」ポワワーン ビィンッ
ハイデマリー「え、え……? ひっ! あ、そっ、それは……まさかウィッチ○……」
バルクホルン「本当にすまない。カラダが言うことを聞かないんだ……」ガッ
エーリカ「トゥルーデが飲んだのは、ウィッチ○ポで犯したくなる凶暴な薬なんだよねぇ。だから……」
ハイデマリー「い、いやっ! 来ないで、来ないでください……い、いやぁぁああぁぁっ!」
14 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:14:39.71 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「はぁっはぁっ……ハイデマリー少佐のおま○こ、熱いな……」ピトッ
ハイデマリー「やめてくださいっ! そんなモノをあてないで……いや、熱い……っ」
バルクホルン「逃げるなよ……はぁっはぁっ……」
ハイデマリー「元に、元に戻ってください、バルクホ……」
バルクホルン「うっ、くぁああぁぁあぁーーっv」ズチュンッ
ハイデマリー「ひっ……あ、ウソ……ウソですよね……あ、いやあああああああああぁぁぁーー!!」
エーリカ「ズボンずらして挿入しちゃうなんて、トゥルーデも分かってるじゃーん」
バルクホルン「くぅぅっ、ハイデマリー少佐のナカ、すごく熱くて……気持ちがいい……」
ハイデマリー「そんなっ……初めてはミーナ中佐だと決めていたのに……うっ、うぅっ……」
バルクホルン「……ほらぁっ!!」ズチュンズチュンッ
ハイデマリー「う、動かないでっ抜いて! 抜いてください!! いやぁぁあああぁーーっ!!vv」
エーリカ「まぁ、ミーナに内緒で色々シてるんだから自業自得でしょ」
15 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:15:41.60 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「うぅっ、気持ちよすぎる!! まるで天使に後押しされているみたいだぁ……」
ハイデマリー「いやっ、いやあああぁぁぁーー!! 中佐っ! ミーナ中佐! 助けてくださ、んんぁぁっvv」
バルクホルン「おま○こ締まって……私のウィッチ○ポを離すまいと、咥え込んで、くぅぅぅっvv」ズチュズチュッ
ハイデマリー「あ、ああぁぁっvv だめ、お願いですっ! こんな、こんな……うぅっ……」
バルクホルン「挿入するたびにだらしない乳が揺れて……メス牛のようだなぁ!」ズチュンッ
ハイデマリー「ひぃぃんっvv も、もう突かないでくださいっ! 壊れっ、るぅぅぅうううーー!!v」
バルクホルン「お前がそんなカラダなのがいけないんだ。ほら、そろそろイクぞっ……」
ハイデマリー「イクって……!! ダメ!! ダメです! せめてナカだけは……!」
バルクホルン「くっ、ぜーんぶナカに出してやるからな、受け取れっ!!」ズチュズチュンッ
ハイデマリー「いやあぁぁぁああぁぁああああーー!! いやああああ、いやあぁああぁぁぁぁーーっ!!!」
バルクホルン「暴れるんじゃない! うぅうっっ!!v 出る、出るぞ、イクぅぅうううううぅぅっv」ドピュドピュッ
ハイデマリー「う、うそ……あ、あぁ……いやああああああああぁぁぁぁぁぁーーー!!」
ハイデマリー「熱いのいっぱい……入ってきて、ぁ、わたしも……いっ……くぅぅううっvvv」ガクガクプシャー
16 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:16:20.97 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「くぅっ……」ヌポッ
ハイデマリー「はぁっ……はっ……うっ、うぅっ……ぐすっ、妊娠しちゃ……」
バルクホルン「……!!」ビィン!
バルクホルン「そんなにそそられる泣き顔を見ていると、また……」ヌチュッ
ハイデマリー「えっ!! そんな、もうやめてください! 今いっぱい出されたのに、もう……私……」
バルクホルン「うるさい!! お前はそこで私の性処理奴隷になればいいんだ!!」
エーリカ「わぁ……トゥルーデがクスリの効果でおかしくなってるよぉ……」
バルクホルン「ふん、準備万端というワケか。足もだらしなく開きおって……」
ハイデマリー「これは、さっきのクスリでカラダが動かなくて、それで」
バルクホルン「そんなに欲しかったか? ならば望みどおりにくれてやるっ!」ズチュンッ
ハイデマリー「ん゛ん゛ぁあ゛あぁぁああぁぁぁーーーーぁっ!!vv」
ハイデマリー「あっ、あへっ……奥、おま○この奥、子宮に届いて……あ、あは……」ガクガクガク
17 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:17:06.79 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「報告は明瞭に! そうだろう、ハイデマリー!!」ズチュンッ!
ハイデマリー「か、はぁっ!! お、奥に゛ぃぃぃーー! 大尉のウィッチ○ポが子宮にキスしでまずぅうう!!」
バルクホルン「そうだ、その通り。そして……」ズチュズチュッ!!
ハイデマリー「あああぁぁぁーーっ! わ、わたわたっ! 私のおま○この壁ごりごりって、ん゛んぁああぁぁぁーー!vv」
エーリカ「もうどっちが上官なのやら……」
ハイデマリー「いやぁぁぁーーっvv ミーナ中佐じゃなきゃ、い、イヤですっ!!」
バルクホルン「不満というワケか……。いいだろう、では私の味をたっぷりと覚えさせてやるっ!!」グチュングチュンッ
ハイデマリー「そ、そんなにかき回さないでくださいっ!! おま○こにせーしの匂いついちゃ……いやあぁぁぁっvv」
バルクホルン「いやいや言っていないで向こうを向け! そろそろカラダも少しは動くだろう」
ハイデマリー「こんな……犬みたいな格好……いや、もういや、やめて!! ミーナ中佐助けてください!!」
18 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:17:52.30 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「ミーナは今頃扶桑から来た坂本少佐と久しぶりに会っている最中だ。助けには来れないさ」
ハイデマリー「そんな……じゃあ誰か整備の……」
バルクホルン「今こんな姿のお前を助けてくれると思うか? せいぜい皆の肉便器になるだけだろうな」
ハイデマリー「……うっ、うっ……」
バルクホルン「どうだ、くぅぅっv もっと奥まで届くだろう? それになんだ、この尻は!」パァンッ
ハイデマリー「ひぃっ! んんんぁぁああぁぁっvv」
バルクホルン「……よし、こっちを向け」ガッ
ハイデマリー「あっ……」ゴロンッ
バルクホルン「変態巨乳マゾメガネ」耳元ボソッ
ハイデマリー「vvvvv!!!!」キュンキュンキュンッ
バルクホルン「くぅぅっ!! いっそう締まったぞ? ははぁん、なるほど……」
19 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:18:29.91 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「やはり、イヤイヤ言いながらも犯されて気持ちよくて嬉しがっているのだろう」ズチュズチュッ
ハイデマリー「ち、ちがっ……」
バルクホルン「違わないさ。その証拠に子宮も降りてきているぞ?」コツンコツンッ
ハイデマリー「あ、ああぁぁっv 違います! 私はミーナ中佐だけを愛して……」
バルクホルン「……ではなぜ私のカラダを離すまいと足でガッチリと固定しているのだ?」ダイシュキホールド!
ハイデマリー「え……ぁ、そんな……そんな……!! こ、これは……クスリのせいで……」
バルクホルン「ほぉ、そうかそうか……。ではそういうことにしておいてやろう。そろそろ……」ズチュンッ
ハイデマリー「あ、あぁ……また、また出すのですか……? もう、やめ……てくだ、さい……」
20 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/19(金) 22:19:06.43 ID:PWjDBYZT0
バルクホルン「欲しいのだろう? 変態巨乳マゾメガネ」
ハイデマリー「欲しくないっ、欲しくないのにっ!」ブルブル
バルクホルン「カラダは正直だな、本当に……」ガシッ
ハイデマリー「なっ、押さえつけて……」
バルクホルン「じゃあな」ズチュズチュズチュズチュッ
ハイデマリー「あ゛あ゛ぁぁあっぁぁぁあ゛ぁぁああぁぁぁーーーーー!!!vv」ガクガクガク
バルクホルン「ラストスパートだっ!!」ヌチュヌチュヌチュッ
ハイデマリー「壊れる゛っ!v 壊れまずぅぅぅっ!! 墜ち、墜ぢるぅぅぅぅううぁああぁぁぁーーー!!!」
ハイデマリー「イグッ!! イギます、イぐっいくいぐいくいぐぅうぅうううぅぅぅううう!!!!vvv」ガクガクプシャー
21 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/22(月) 21:40:53.31 ID:Eo/CKy9n0
バルクホルン「勝手にイキおって……だが、まだまだだぞ、ほらあぁぁぁぁっ!!!!」グチュングチュンッ
ハイデマリー「もう何回も゛イっでるのにぃぃいいいー!! やめでくだざいいぃいいいぃぃいっvv」
バルクホルン「ヨダレも垂れて、愛液も飛び散って……これが本性か。はぁっはぁぁっvv」ズチュンッ!!
ハイデマリー「んひゃあ゛ぁぁぁあぁーーーー!!! し、子宮にちゅっちゅってキス、シちゃって、ますぅっvv」
バルクホルン「それがっ、好き、なんだろっ!!」ドチュドチュドチュッ
ハイデマリー「私のおま○こどちゅどちゅするのもうやめでぇぇぇーーー!! ああああぁぁっーーv」ジタバタ
バルクホルン「最高のカラダだ……今日だけは私のおま○こにシてやるぅぅうぅっvv」
ハイデマリー「んんひぃぃいぃぃっ!vv わ、わた私のおま○こはオナホじゃ、ないんですよぉぉっvvv」
バルクホルン「ああぁぁーっv ダメだ、腰が止まらないっ!! んっんっんんんっvv」
ハイデマリー「ん゛ん゛ぁあ゛あ゛ぁぁぁああ゛ぁぁぁぁぁああ゛ぁぁぁぁーーーーーーっっっ!!!!!!」
バルクホルン「くぅっ、また出すぞ……出る、出るうぅぅ!! 受け止めろっ、私の子を孕めぇぇっ!!」ドプドプドプッ
ハイデマリー「イグイグイグっイギます! ミーナ中佐ぁぁーーっvv 助け、てぇっvv イクぅぅぅうーっvv」ガクガクプシャー
ハイデマリー「あっへえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」VV ダブルピース!
22 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/22(月) 21:42:13.15 ID:Eo/CKy9n0
エーリカ「ねぇ。二人とも記録は取れたからもういいよ……って聞こえてないか。そうだよね、夢中になっちゃってるもんね」
エーリカ「……そうそう。さっきそのクスリについて聞いてたよね、トゥルーデ」
エーリカ「そのどちらにも最終的には記憶消去の魔法もかかってるんだよ」
エーリカ「ハイデマリー少佐はウィッチ○ポで犯された記憶も消えるし、トゥルーデも犯した記憶が消える」
エーリカ「もちろんウィッチ○ポは魔法だから処女のままだし、精液で妊娠もしないから安心してよ」
エーリカ「これって、皆が皆得をする結果だとは思わない?」
エーリカ「ね、トゥルーデ」
エーリカ「まぁ、ハイデマリー少佐はミーナに内緒でミーナに色々シてるし、自業自得ということで」
エーリカ「じゃあね、二人とも。ごゆっくり~♪」パタンッ
23 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/22(月) 21:43:06.93 ID:Eo/CKy9n0
サン・トロン基地 某所
エーリカ「おまたせー。はいこれ、二人の記録だよ」
ウルスラ「ありがとう、姉さん。これが報酬とお菓子」
エーリカ「わーい! やったぁあああー! お菓子! お菓子!」ガサガサッ ビリビリッ
ウルスラ「やっぱりお菓子の方が大事なんですね……」
エーリカ「お腹空いちゃったし食べちゃおー!! むしゃむしゃ……ごくごく、むしゃむしゃ……」
ウルスラ「急いで食べると詰まらせちゃいますよ……」
エーリカ「分かってるってー。あー芋おいしー! 次はこのチョコの……」クラッ
ウルスラ「……」
エーリカ「あ、あれ……?」パチクリ
ウルスラ「おやすみなさい、姉さん……」キラッ
エーリカ「……?」バタッ
ウルスラ「ごめんなさい、姉さん……姉さんも調査対象の1人なの」
ウルスラ「でもこれで……智子さん、やっと貴方の夢が……ふふ、ふふふ……」
テテテテンッ デデデンッ! つづく
24 :もーん ◆CB7w5rWLD6 [saga]:2014/09/22(月) 21:43:47.94 ID:Eo/CKy9n0
オワリナンダナ
やっぱり、アヘ顔には勝てなかったよ……。
私はあと少しだけOVAを観ることが出来ませんが、とっても楽しみです。
某まとめサイト様、並びに各所でコメントくださる方、いつもありがとうございます。
これにて作戦終了です。
皆さん今までお付き合いくださいましてありがとうございました。
それでは、またいつか。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/09/22(月) 21:46:15.06 ID:8NlLrfEMO
乙なんだナ
またアヘアヘ書いてほしいんだナ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/25(木) 05:21:46.13 ID:B5f/tjA8O
長期作戦オツダナ
次も楽しみにしてるんダナ
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Entry ⇒ 2014.10.11 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ SS | Comments (47) |
サーニャ「ダメもとで両親に手紙を送ったら…」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 21:58:28.73 ID:h+sE64SJ0
501基地 某日 訓練中
ハイデマリー「ミーナ中佐…お久しぶりです」
ミーナ「あら、ハイデマリー少佐、どうしたのかしら急に」
ハイデマリー「長い休みが取れましたので…旧友に会いたくなりまして」
ミーナ「そう、それでこの基地までわざわざ来たってわけね」
ハイデマリー「はい……もしかして邪魔だったでしょうか」
ミーナ「そんなことないわ、こっちが申し訳ない気分よ、せっかくの休暇なのに騒がしいところでごめんなさい」
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芳佳「十一人の怒れる魔女」
芳佳「CUBE型のネウロイ!?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 21:59:15.64 ID:h+sE64SJ0
<なんだ!ハルトマン!また穿いてないのか!
いやあ!芳佳ちゃん!どこ触ってるの~!>
<ああ゛~!虫~~~!シャーリー!そっち行った!捕まえて~!
ハイデマリー「いえ、そんな……」
ミーナ「とにかくせっかく来てくれたんですから、自由にくつろいでくれて構わないわ…」
ハイデマリー「ありがとうございます…」
・
・
・
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:04:35.96 ID:h+sE64SJ0
~ 訓練後、サーニャの部屋 ~
ガチャ…
サーニャ「……?」
ハイデマリー「…サーニャさん……私のこと…わかりますか?」
サーニャ「えっと…もしかしてハイデマリー少佐…?」
ハイデマリー「はい…!覚えていてくれて嬉しいです…!」
サーニャ「実際に会うのは久々ですよね、いつも交信に応じてくれてありがとうございます…」
ハイデマリー「こちらこそ……」
サーニャ「……相変わらず、素敵な人で安心しました…」
ハイデマリー「す、素敵な人って……そんな…//」
サーニャ「とにかく、いろいろ話をしましょう…会える日が来るのを楽しみにしていましたから」
ハイデマリー「…そう…//」
ガチャ…
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:09:20.92 ID:h+sE64SJ0
芳佳「サーニャちゃん?」
サーニャ「…芳佳ちゃん」
芳佳「あ、今忙しかったかな」
サーニャ「いえ、大丈夫よ」
ハイデマリー「…こんにちは…カールスラント空軍夜間戦闘航空団、ハイデマリー・W・シュナウファーです、サーニャさんとはナイトウィッチ同士ということで、たまに交信しています…」
芳佳「あ、ええ…はじめまして…えっと…」
サーニャ「この子は宮藤芳佳ちゃん…同じ501の仲間で、私の友達…」
ハイデマリー「この子がミヤフジさん…」
芳佳「…は、はい…」
サーニャ「芳佳ちゃん、少しの間501基地に滞在するらしいわ」
芳佳「そうなんですか!よろしくお願いします!といっても…これといったおもてなしは出来ませんけど…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:15:12.92 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「いえ、気にしないで下さい…こうしてサーニャさんに会えただけでも、十分嬉しいですから」
芳佳「そうですか」
サーニャ「それで芳佳ちゃん、要件は?」
芳佳「あ、晩ご飯の用意が出来たから、いつでも食堂に来ていいよ。ハイデマリーさんもよろしければ是非!」
ハイデマリー「そんな…!」
芳佳「気にしないでいいですよ。うちには無駄に大食いな人がたくさんいますから、いつも多めに料理をつくるんです」
ハイデマリー「でも…」
芳佳「あ、せっかくだから、この機会に自己紹介したらどうですか!?きっと皆と仲良くなれますよ!」
ハイデマリー「わかりました…」
・
・
・
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:20:04.42 ID:h+sE64SJ0
~ 食堂 ~
エーリカ「いや~まさかハイデマリーが501基地に来るとはね~」
バルク「ハルトマン、食事中くらいは黙って食べられないのか、ポロポロと口から落ちて汚いぞ」
エーリカ「だって久しぶりに会えたんだからさー、すこしはうるさくたって仕方ないよねー」
ハイデマリー「は、はい…」
バルク「見ろハルトマン、ハイデマリーのこの上品な食べ方を」
ハイデマリー「上品て…そんなものじゃ…」
サーニャ「皆さんとはお知り合いなんでしょうか…?」
ハイデマリー「はい、カールスラントで一緒に訓練しましたから…私はナイトウィッチなので会う機会は多くなかったんですけど…」
サーニャ「でも、知り合いが多いってだけで…正直憧れます」
ハイデマリー「…//」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:25:19.74 ID:h+sE64SJ0
エイラ「おいミヤフジ」ヒソヒソ
芳佳「どうしたんですかエイラさん」ヒソヒソ
エイラ「どうしてあいつはサーニャとあんなに仲がいいんだ」ヒソヒソ
芳佳「夜間哨戒中によく交信してコンタクトをとっていたみたいです」ヒソヒソ
エイラ「おいおい……なんだこの気持ちは…」ヒソヒソ
芳佳「妬いてるんですか…?」ヒソヒソ
エイラ「ななっ!! そっ…そんなことないぞ!!!」
ガタッ!
サーニャ「ひっ!」ビク
ハイデマリー「何!?」ビク
エイラ「あっ……」
ペリーヌ「エイラさん、少し落ち着いて食べなさいな」
美緒「行儀が悪いぞエイラ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:30:11.03 ID:h+sE64SJ0
エイラ「ご…ごめんなさい」シュン
芳佳「やっぱりサーニャさんが自分以外の人と仲良く会話してるのが気に喰わないんですね」
エイラ「み、ミヤフジぃ……」
芳佳「エイラさん!大丈夫です!私はエイラさんの味方ですから!」
エイラ「……ミヤフジ、どうしたらサーニャを取り戻せるんだ…?」
芳佳「一緒に考えましょう」
サーニャ「ハイデマリーさん…食事が終わったら私の部屋に来て下さい…」
ハイデマリー「は、はい」
サーニャ「せっかく会えたから、もっと一緒に居たいんです」
ハイデマリー「…//」
エイラ「うぁぁん…あんな事言ってるぅうう」シュン
・
・
・
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:35:12.90 ID:h+sE64SJ0
~ そしてサーニャの部屋 ~
サーニャ「ハイデマリーさん、一つお願い事があるんですけど…」
ハイデマリー「何でしょうか…」
サーニャ「……私は、オラーシャ出身で…とてもネウロイの被害が大きい地域だったってことはいつか交信して話しましたよね…」
ハイデマリー「はい…」
サーニャ「入隊してから、両親には全く会ってないんです…ネウロイから逃れるために国を捨て…今どこで暮らしているかもわからない…」
ハイデマリー「……」
サーニャ「……そんな両親に…手紙を書いてみたんです…」
ハイデマリー「…送ったんですか?」
サーニャ「いえ…正直、これが両親のもとに届くのはありえないですから……ずっと引き出しにしまっています」
ハイデマリー「そうなの……」
サーニャ「…ずっと会いたいって願ってました…オラーシャで、家族と静かに暮らすのが私の夢なんです…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:40:12.48 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「……」ウルッ
サーニャ「それで…この住所も書いてない手紙…やっぱり捨てることにしました」
ハイデマリー「…え!?」
サーニャ「はい…やっぱり、届くかわからない手紙なんて、なんて書けばいいかわかりません」
ハイデマリー「……なんで手紙を書こうと思ったんでしょうか…?」
サーニャ「…ほんの小さな期待です」
ハイデマリー「……」
サーニャ「私が成長するに連れて…両親の顔、声、ぬくもり、そういうのがどんどん忘れていく気がして…」
ハイデマリー「……」
サーニャ「……実際にハイデマリーさんに会ってみたら、なんか手紙書いたことが馬鹿らしく感じちゃって……なんだかハイデマリーさんと会話していると、優しかった両親を思い出すんです」
ハイデマリー「…サーニャさん…もう一度、書きなおしてみたらどうでしょうか」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:45:23.26 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「…?」
ハイデマリー「純粋な気持ちを、ありのまま手紙に書くんです…そして、ダメもとでもいいから送りましょう」
サーニャ「…でも!」
ハイデマリー「……大丈夫、きっと届くはずですよ、根拠はありませんが、大切なのは『伝えたい』という気持ちです」
サーニャ「わかりました…」
・
・
・
ガチャ…
ハイデマリー「ひっ!」
エイラ「捕まえたぞ~」
芳佳「ハイデマリーさん!あなたは罪深い人です!」
ハイデマリー「な、何故!?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:50:59.35 ID:h+sE64SJ0
エイラ「正直に言うんだな。あの部屋でどんな会話をしていた?」
芳佳「サーニャちゃんとはいったいどういうご関係で…!」
ハイデマリー「ちょっとはなして下さい!私は…別に…」
エイラ「サーニャに変なこと吹き込んでないだろうナ」
芳佳「サーニャちゃんはエイラさんと一緒じゃなきゃだめなんです!」
ハイデマリー「私はそんな…!ただ、サーニャさんと会話がしたかっただけで…」
芳佳「本当ですか!?」
ハイデマリー「ほっ…本当です!」
エイラ「…仕方ないな、帰っていいぞ」
ハイデマリー「………」ダッ
ガチャ…
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:56:03.31 ID:h+sE64SJ0
エイラ「サーニャ、夜間哨戒までの間、ちょっとタロット占いを…」
サーニャ「ひっぐ……ううっ……」シクシク
エイラ「サーニャ!!!!!」
芳佳「どうしたの!サーニャちゃん!」
サーニャ「……なんでも……ない……」シクシク
エイラ「はいでまりいいいいいい!!!!! よくも私のサーニャをおおおおおお!!!!!!」ダッ!
芳佳「エイラさん!」
サーニャ「違うの、エイラ…!」
芳佳「どうしたのサーニャちゃん!どうして泣いてるの!?」
サーニャ「……これ…」
芳佳「なにこれ…手紙?」
サーニャ「どうしてもうまく書けないの…!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:00:17.69 ID:h+sE64SJ0
芳佳「誰への手紙?」
サーニャ「わたしの親…」
芳佳「え!両親の住所が分かったの!?」
サーニャ「ううん…わからない……ハイデマリーさんがせっかく書き方を教えてくれたのに…」
芳佳「……サーニャちゃん…」
サーニャ「ううっ……」シクシク
芳佳「なるほど、居場所がわからない両親に手紙を書いていたんだね、私も応援するよ、サーニャちゃんを」
サーニャ「芳佳ちゃん…」
芳佳「絶対届くって信じてみよう、絶対読んでくれるし、返事も来る…私も似たような経験あるから…」
サーニャ「………?」
芳佳「今両親に伝えたいことをそのまま、指に任せるだけ。簡単だよ」
サーニャ「……わかったわ」
芳佳「そうだ!今日は私が夜間哨戒変わってあげるよ!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:05:27.46 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「そんな…!」
芳佳「気にしないで、ミーナ中佐には私から説明しとくから」
ダダダダダ…
エイラ「うおおおおおおお!はいでまりいいいいいいい!」
ハイデマリー「いやあああ!何するんですかぁぁ!!!!!」
エイラ「観念しろおおお!」
ダダダダダ…
芳佳「なにしてるんだろうあの2人」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:12:08.25 ID:h+sE64SJ0
ダダダダダダ
エイラ「うおおおおっ!なんだこの胸は!!!!」モミモミ
ハイデマリー「やめてえええ!許してええええぇ!」
エイラ「ちょ、ちょっと静かにするんだな」モミモミ
ハイデマリー「ひいいいっ!」
エイラ「おぉ…意外とあるじゃないか…これでサーニャをモノしていたんだな」モミモミ
ハイデマリー「ちがいます!私はっ……ッ…!」
エイラ「ほらほらぁ~おとなしくしないとこうだぞ~」モミモミ
ハイデマリー「いやっ!いやあっ…!……アッ……」
芳佳「…エイラさんにもあとで詳しく説明しとくよ…」
サーニャ「おねがい…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:15:14.65 ID:h+sE64SJ0
~ そんでもって次の日 ~
芳佳「ふぁぁぁあ……眠い……」
サーニャ「ありがとう芳佳ちゃん…」
芳佳「おはよーサーニャちゃん……手紙書けたー?」
サーニャ「うん…」
芳佳「それはよかった……ふあああぁ…」
サーニャ「ごめんなさい…夜間哨戒任せてしまって…」
芳佳「気にしなくていいよぉー………」
サーニャ「それじゃあ私、一旦部屋に戻るわ」
芳佳「うん……ふぁぁ…」
エイラ「……オハヨウ」グッタリ
芳佳「おはよう……ってどうしたんですかエイラさん!顔が死んでます!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:18:16.98 ID:h+sE64SJ0
エイラ「ミーナ中佐に……やられた」
芳佳「エイラさん………」
エイラ「どういうわけか、ミーナ中佐にこっぴどく叱られてしまって…」
芳佳「…あぁ~」
エイラ「ああ、ブルーだ、なにもやる気が無い、サーニャはずっと落ち込んだままだし…どうすればいいんだ私は」
芳佳「エイラさん!私にいい案があります!」
エイラ「本当か!」
芳佳「サーニャちゃんが落ち込んでいる理由、わかったんです!」
エイラ「何!でかしたぞミヤフジ!」
芳佳「サーニャさんを元気にする方法…コレしかありません」ヒソヒソ…
・
・
・
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:23:27.40 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「はい、芳佳ちゃん、これが手紙よ…」
芳佳「ありがとう、しっかり送っとくね!」
サーニャ「私ね…書いてる途中…なんて言ったらいいかわからないけど…希望が湧いてきたの」
芳佳「サーニャちゃん…!」
サーニャ「本当に親がこの手紙を読んでくれるんじゃないかって…返事が来るんじゃないかって…」
芳佳「大丈夫!絶対届くよ!」
サーニャ「本当に…ありがとう…」
-------
ハイデマリー「サーニャさん…?」
サーニャ「あっ…ハイデマリー少佐」
ハイデマリー「手紙は…?」
サーニャ「今芳佳ちゃんに渡しました…」
ハイデマリー「そう、よかった…ちゃんと書けたんですね」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:26:17.70 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「……本当に返事が来るんでしょうか…」
ハイデマリー「なんとも言えません…でも、ご両親はいつだってサーニャさんを想っていますよ」
サーニャ「…はい」
~ 午後 ~
芳佳「サーニャちゃん!」
サーニャ「な、なに?」ビクッ
芳佳「手紙、しっかり出しといたよ!」
サーニャ「ありがとう…」
芳佳「…手紙、届くといいね」
サーニャ「…うん…」
エイラ「サーニャぁぁ!」
サーニャ「エイラ…」
エイラ「大丈夫か!あいつに変なことされてないか!?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:31:11.12 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「大丈夫よ」
芳佳「だからエイラさん、昨日は手紙についてただ話していただけなんだって言ってるじゃないですか」
エイラ「サーニャ、何かあったらまずは私に相談しろよな!得意のタロット占いでサーニャを導いてやる!」
サーニャ「ありがとうエイラ」
美緒「おーい3人とも!何してる!さっさと訓練始めるぞ!早くこーい!!」
サーニャ「…いこっか」
エイラ「ああ!」
・
・
・
ハイデマリー「あの…ミーナ中佐…」
ミーナ「何かしら」
ハイデマリー「私、本当にココにいて大丈夫なんでしょうか」
ミーナ「…皆、刺激がほしいのよ、だからあなたが来てくれてほんとうに助かってるわ」
ハイデマリー「ありがとうございます」
ミーナ「騒がしくってごめんなさいね。昨日はちゃんと寝られたかしら」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:34:40.92 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「はい、なんとか…」
ミーナ「エイラさんにはキツく言っておいたから…もしまた何か変なことするようだったら私に遠慮無く言って頂戴」
ハイデマリー「…はい」
ミーナ「…………」
ハイデマリー「………………」
ミーナ「……いつまでここに?」
ハイデマリー「1周間ほど…でしょうか」
ミーナ「そう…じゃあ最後の日は何か軽くパーティでもしようかしら」
ハイデマリー「そんな…気を使わずに…」
ミーナ「ここに居る皆は、毎日訓練の繰り返し、たまにネウロイが襲ってきて出撃…そんな日々にうんざりしてるわ」
ハイデマリー「………?」
ミーナ「……エリートすぎるのよ皆、ネウロイにすら恐れない人たちばっか…」
ハイデマリー「凄いですね、みなさん」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:39:43.99 ID:h+sE64SJ0
ミーナ「めったに来ないゲストなの、思いっきりはしゃがせてあげないと」
ハイデマリー「ありがとうございます…」
ミーナ「……」
ハイデマリー「………」
ミーナ「………」
ハイデマリー「……あの…」
ミーナ「何かしら」
ハイデマリー「サーニャさんのことなんですけど」
ミーナ「サーニャさん?」
ハイデマリー「あの娘、とても悲しい過去を背負っているのに…どうしてウィッチになったんでしょうか…」
ミーナ「そういえば、同じナイトウィッチとして交友があったわね」
ハイデマリー「久々に会ってみてわかったんですが…彼女、悲しい目と声をしています」
ミーナ「………」
ハイデマリー「私が彼女にしてあげられることは…何かあるのでしょうか」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:42:44.29 ID:h+sE64SJ0
ミーナ「……そばに居てやって」
ハイデマリー「…?」
ミーナ「何もしなくていいわ…ただ、サーニャさんのそばに居るだけで、あの娘の慰めになるの」
ハイデマリー「………」
・
・
・
~ 夜 サーニャの部屋 ~
サーニャ「………」
ハイデマリー「…………」
サーニャ「…………そろそろいかなくちゃ」
ハイデマリー「夜間哨戒?」
サーニャ「はい……」
ハイデマリー「………私も行く」
サーニャ「そんなっ……休暇中なのに働かせるなんて……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:47:51.32 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「関係ありません……ずっと、サーニャさんのそばにいなきゃ…心配なんです」
サーニャ「………いつも一人で行ってるの……たまにエイラもついて来るけど…………一人でも全然平気です」
ハイデマリー「私も飛びたいの、ロマーニャの空を」
サーニャ「そうですか……」
ブウウウウウン… ブウウウウウウン………
ハイデマリー「……こうやって、サーニャさんと一緒に夜間紹介してみたいって…思ってました」
サーニャ「……私もです……」
ハイデマリー「……手紙、なんて書いたんですか?」
サーニャ「………全然まとまってない文章だったけど…『私は元気です』『絶対に国に帰ります』『いつでもあなたのことを想っています』『大切な友だちができました』みたいな内容を…」
ハイデマリー「…素敵」
サーニャ「やめてください…恥ずかしいです…//」
ブウウウン… ブウウウウウン…
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:51:25.34 ID:h+sE64SJ0
~ 一方その頃基地では ~
エイラ「…そんなっ…」
エイラ「………サーニャが…私以外の人と……」
エイラ「………ううぅ……さーにゃあ……」
エイラ「私じゃ…満足できなかったのかあ……?」
エイラ「ふえぇぇぇぇ……」グスッ
芳佳「エイラさん!こんな所でなにしてるんですか!」
エイラ「ああ~ミヤフジぃ~」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:56:13.81 ID:h+sE64SJ0
芳佳「……サーニャさんが、ハイデマリーさんと?」
エイラ「ミヤフジぃ~~~私はもう自信がないぞ~」
芳佳「まったく……」
エイラ「…………どうしたらいいんだぁ~…」
芳佳「ともかく、あのことは忘れてませんか!?」
エイラ「ああっ……グスッ……しっかり…出来てるぞ…」
芳佳「なら大丈夫です…サーニャさんの笑顔を手に入れるのは、エイラさんですよ!」
エイラ「ああ…!」
芳佳「どんなに困難でくじけそうでも、かならず最後にエイラさんが勝ちます!」
エイラ「ナンダそれ」
・
・
・
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:59:30.96 ID:h+sE64SJ0
~ そんなこんなで次の日の朝 ~
ハイデマリー「サーニャさん、昨日の夜間哨戒はどうでした? …私、邪魔じゃなかったでしょうか」
サーニャ「そんなことありません…エイラ以外の人と夜間哨戒に行くのは久しぶりだったので…楽しかったです」
ハイデマリー「それは良かった…!サーニャさん、もしよろしければ私がカールスラントへ帰るまでの間、一緒に夜間哨戒に付いて行ってもいいですか…?」
サーニャ「ええ…もちろん…!」
エイラ(サーニャ……大丈夫だ……すぐにそいつから離れさせてやるぞ…ふっふっふ)ブツブツ
芳佳(エイラさん!怖いです!なんだか病んでる人みたいですよ!)ヒソヒソ
ハイデマリー「…!これ美味しい…!」
芳佳「気に入ってくれましたか!?」
ハイデマリー「はい……」
美緒「はっはっは、これは扶桑のおふくろの味、"味噌汁"だ!」
ハイデマリー「ミソシル…?」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:04:33.86 ID:onv7a2rF0
ミーナ「味噌とこんぶ出汁で味付けして、豆腐、カブ、刻んだネギ等を入れて煮込んだものよ」
美緒「家庭によって全く味が違うんだ、使ってる味噌や、だし、そして具、全てにおいて作る人の個性がでるからな、扶桑の人は皆、親の作ったみそ汁の味はいつまでも覚えているものだ」
ハイデマリー「そうなんですか…」
芳佳「ハイデマリーさんの舌に合ってよかったです!」
エーリカ「ミヤフジー、じゃがいも入りの味噌汁は作らないの~?」
芳佳「それは…あまり好きじゃないです…」
エーリカ「なんで~?じゃがいも入れたら美味しそうじゃん」
美緒「私もじゃがいも入りの味噌汁はすきだぞ」
シャーリー「おっ!確かに美味そうだ!」
芳佳「わたしは……じゃがいもの味噌汁はあまり……」
美緒「しかたがない」
エーリカ「え~」
-------
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:07:10.57 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「ハイデマリーさん、今日の予定は?」
ハイデマリー「そうね…基地周辺を探索しようかしら」
サーニャ「じゃあ私が案内します…今日は特別、午後の訓練がありませんから」
ハイデマリー「…ありがとう…!」ニコッ
エイラ「……」テクテク
芳佳「………」テクテク
エイラ「……」テクテク
芳佳「………」テクテク
ガチャ…
バタン……
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:12:27.85 ID:Y7FgpCJX0
~ エイラの部屋 ~
エイラ「……………うおおおおおあああああ!」
芳佳「うわ!びっくりした!」
エイラ「見たか!なあ!見たか!ミヤフジ!あの2人のイチャイチャっぷり…」
芳佳「はい、見てました……よく耐えられましたね…」
エイラ「私はもう挫けそうだ……あんなサーニャ見てられない…」
芳佳「別に洗脳されてるとかいうわけじゃあ…」
エイラ「なあミヤフジ!いつなんだ!いつになったら"あれ"ができるんだ!」
芳佳「そうですね……早すぎても不自然だし…あと5日くらいってところでしょうか…」
エイラ「そんなっ……5日間もあのイチャイチャっぷりを見なければいけないのかぁ…」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:15:22.98 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「エイラさん!サーニャさんを笑顔にしたいんでしょ!?」
エイラ「あ、ああ」
芳佳「だったら挫けてちゃだめです!信じて下さい私を!」
エイラ「…ああ…!」
芳佳「信じ抜くことです…ダメになりそうな時、それが一番大事なんです…!」
エイラ「ナンダそれ」
~ そして夜 浴場 ~
カポーン…
美緒「ああ…いい湯だ」
ミーナ「2人きりで入るのは久しぶりね…」
美緒「そうだな…」
ミーナ「……美緒、いつも訓練お疲れ様」
美緒「おっ、どうした急に」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:20:24.77 ID:Y7FgpCJX0
ガラガラ
ハイデマリー「…………」キョロキョロ
ミーナ「あら、ハイデマリー少佐」
ハイデマリー「……あ、ミーナ中佐…」
ミーナ「どうかしら、扶桑式の露天風呂は」
ハイデマリー「はい、凄く綺麗です」
美緒「気に入ってくれて嬉しいぞ」
ハイデマリー「……となり、失礼しても…」
ミーナ「どうぞ」
ザパアアア
ハイデマリー「ふぅぅぅぅ…んっ…」
ミーナ「あらあら」
ハイデマリー「…今日は疲れちゃいました」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:23:40.17 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「あなたは休暇中だというのに、なんだか矛盾してるわね」
ハイデマリー「はい…あの、サーニャさんのことなんですけど」
美緒「サーニャか?」
ハイデマリー「………あの娘、強いです」
美緒「強い?」
ハイデマリー「実は…サーニャさんを励まそうと思ってこの基地に来たんですけど…なんだかサーニャさんと一緒にいると、逆にこっちが励まされてる気になるっていうか…」
ミーナ「……ええ、あの娘は下を向いてなんかいないわ…常にすべての方向を把握できているの…」
美緒「ナイトウィッチの特性だな」
ハイデマリー「あの…手紙の話…本人から聞きましたか?」
ミーナ「手紙?」
美緒「知らんな」
ハイデマリー「彼女、両親に手紙を書いたんです」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:28:31.21 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「本当!?」
美緒「一体何故…両親の居場所がわからないんじゃなかったのか…?」
ハイデマリー「はい…でも、親への想いを伝えるためにはこの方法しかないって…本人に伝えたんです…」
美緒「なるほど…ダメもとで送ってみたってわけか」
ミーナ「もし返事が帰ってきたら…素敵な話ね」
美緒「まあ、無いと思うがな。はっはっは」
ミーナ「ちょっと美緒!」
ハイデマリー「もう二度と逢えないって悲しいじゃないですか…だから、手紙を書いて、両親の記憶を心のなかに留めておくのは…ダメなことでしょうか…」
ミーナ「どうかしら…」
美緒「サーニャがそれで納得してるんだったら…なんとも言えん…」
-------
ハイデマリー「ふう………」
カポーン
ハイデマリー「癒される……」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:31:14.17 ID:Y7FgpCJX0
ガラガラ
ハイデマリー「!」ビクッ
エイラ「いたな…!」
ハイデマリー「…ど、どうも…」
エイラ「……」ジリジリ
ハイデマリー「な、なんでしょうか…」
エイラ「……ふうむ…」
ハイデマリー「…?」
エイラ「……えい」ムニュ
ハイデマリー「ひゃっ!」
エイラ「……おおっ……すごい……」ムニュニュ
ハイデマリー「いやっ……ぁ……」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:37:07.61 ID:Y7FgpCJX0
エイラ「……」
ハイデマリー「………なにするんですか」
エイラ「……」
ハイデマリー「………?」
エイラ「……さらばだ!」ダッダッダ
ガラガラ
ハイデマリー「何なの…」
------
~ 脱衣場 ~
芳佳「ちょっとなにしてるんですかエイラさん!」
エイラ「無理だ…無理だ……あれを目の前にして会話なんて…」
芳佳「ダメじゃないですか!早いうちにハイデマリーさんとエイラさんの壁を取り除かないと!」
エイラ「私はダメダ…もう…」クヨクヨ
芳佳「仕方ないですね…」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:41:59.61 ID:Y7FgpCJX0
ガラガラ
~ 浴場 ~
芳佳「あの…ハイデマリーさん」
ハイデマリー「…!」ビクッ
芳佳「あの~ちょっと話したいことが」
ハイデマリー「何でしょう」
ザバァ……
芳佳「エイラさんについてなんですけど………って!」
ハイデマリー「ど、どうしたんでしょう…」
芳佳「おっ…ふおおお…ふうう…」
ハイデマリー「あ……あの…」
芳佳「……うりゃ!」ムニュッ!
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:42:45.78 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「いやあ!」
芳佳「うりぃ……うう……」ムニュムニュ
ハイデマリー「やめてください……」
芳佳「……はっ!」
ハイデマリー「…?」
芳佳「………私はなんてことを…!」
ハイデマリー「…………」
芳佳「……さようなら!」ダッ!
ガラガラ
ハイデマリー「………疲れた…」
・
・
・
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:43:55.19 ID:Oxz9gCDz0
あれを前にしたらなぁ・・・
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:47:14.47 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「あの、サーニャさん…?」
サーニャ「あ、ハイデマリー少佐……」
ハイデマリー「今日も…付いて行っていいでしょうか」
サーニャ「はい…」
ブウウウウウウウン…
ブウウウウウン……
サーニャ「……この海の果てに、何があるんでしょうか」
ハイデマリー「沢山の人ですよ、サーニャさんのご両親も、きっと」
サーニャ「……たまに、夜飛んでいると無性に悲しくなるんです」
ハイデマリー「それは私も同じです」
サーニャ「でも…今だけはこの海は私のもの。この絶景を独り占めできる瞬間が、大好きなんです」
ハイデマリー「…………あの」
サーニャ「何ですか」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:50:36.22 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「どうして501のメンバーは皆、あんなに仲がいいんでしょう」
サーニャ「…」
ハイデマリー「正直、サーニャさんが羨ましく思えるんです………」
サーニャ「…私もわからないけど…私がこの基地に来た時はあんな感じじゃありませんでした」
ハイデマリー「………?」
サーニャ「…芳佳ちゃんかな…あの娘が501に来てから、なんだか全てが変わったように感じた」
ハイデマリー「そう……」
サーニャ「……」
ハイデマリー「一番仲がいいのは…エイラさんですか?」
サーニャ「はい……」
ハイデマリー「…なんだかエイラさんを見てると、こっちまで元気がもらえます」
サーニャ「…」
・
・
・
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:55:25.19 ID:Y7FgpCJX0
~ そんなこんなで数日経過 ~
エイラ「ミヤフジぃ…」
芳佳「うわびっくりした」
エイラ「長かった…長かった…ついに明日だな…」ゲッソリ
芳佳「…そうですよ」
エイラ「……この数日間…飯も満足に喉を通らない……サーニャとまともに会話していない…」
芳佳「お疲れ様です」
エイラ「…どうしてなんだ!どうして私じゃなくてハイデマリーとかいうやつに懐くんだぁぁ!」
芳佳「ちょ、落ち着いて下さいエイラさん」
ガチャ
ミーナ「エイラさん…?」
エイラ「!!!」
芳佳「ミーナ中佐!な、なんでもありません!」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:59:08.18 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「…そうかしら?」
エイラ「……」
ミーナ「…ふふふ」
ガチャ
芳佳「………」
エイラ「……………」
芳佳「……」
エイラ「………いったな」
芳佳「行きました…」
エイラ「うぉぉぉぉぉ!サーニャぁぁ!」
芳佳「ハイデマリーさんが帰るまでの辛抱ですよ」
エイラ「うう…グスッ……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:03:40.39 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「…サーニャちゃんにとって、ハイデマリーさんは憧れの存在だったんですよ…今だけはサーニャちゃんの好きにしてあげましょう」
エイラ「…ミヤフジのうらぎりものぉ……」
芳佳「…とにかくエイラさん、"あれ"はちゃんと準備出来てるんですか?」
エイラ「…ああ……グスッ……しっかり用意出来てるぞ」
芳佳「なら大丈夫です!私を信じて下さい!」
エイラ「ああ!頼むぞミヤフジ!」
芳佳「なんだかんだ言っても、サーニャちゃんの笑顔は最後にはエイラさんのものになるんです!」
エイラ「ああ!」
芳佳「この作戦!絶対成功させましょう!」
エイラ「ああ!」
芳佳「今年も海へ行くって…いっぱい映画も見るって…サーニャさんと約束したじゃないですか!」
エイラ「ナンダそれ」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:08:58.81 ID:Y7FgpCJX0
~ その日の夜 夜間哨戒 ~
サーニャ「……」
ブウウウウウウン…
ハイデマリー「………」
ブウウウウン…
ハイデマリー「あの…!」
サーニャ「……わっ」
ハイデマリー「あっ…ごめんなさい…びっくりさせてしまいました」
サーニャ「…いえ…大丈夫です、どうぞ」
ハイデマリー「……あの、今日の昼のことなんですけど」
サーニャ「?」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:11:21.19 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「宮藤さんと…エイラさん…なにか話してました……ヒソヒソと、まるで秘密事のように」
サーニャ「…」
ハイデマリー「……すみません…少し気になったもので」
サーニャ「……エイラが芳佳ちゃんと秘密の話をするなんて…今まで無かったわ」
ハイデマリー「……?」
サーニャ「………」
ハイデマリー「…サーニャさん…」
サーニャ「?」
ハイデマリー「……手紙はちゃんと送りましたか?」
サーニャ「はい…芳佳ちゃんが出しておいてくれました……」
ハイデマリー「そうですか」
サーニャ「………」
ハイデマリー「…………」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:17:18.20 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「……あと1日で帰ってしまうんですね……」
ハイデマリー「はい」
サーニャ「…………ハイデマリーさん」
ハイデマリー「?」
サーニャ「悲しいです」
ハイデマリー「……私も……でも、私には帰らないといけないところがあるの……」
サーニャ「………」
ハイデマリー「……大丈夫、サーニャさんは強いひとですよ、誰よりも…」
サーニャ「そんなことありません」
ハイデマリー「サーニャさんは皆に愛されています…仲間にも…ご両親にも」
サーニャ「…………」
ハイデマリー「……」ギュッ
サーニャ「……!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:21:38.24 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「また…私が帰っても交信しましょう…501のお話、もっと聞かせて下さい」
サーニャ「はい…」
ハイデマリー「…」
ゴゴゴゴゴゴ…
サーニャ「!!!!!」
ハイデマリー「!!!!!!」
ゴゴゴゴ…
サーニャ「大変…!ネウロイだわ…!」
ハイデマリー「そんなっ…」
サーニャ「…至急連絡を…!」
ハイデマリー「待って!」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:25:37.76 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「…!?」
ハイデマリー「…私が撃墜します」
サーニャ「……ダメです…!応援を待ちましょう…!」
ハイデマリー「安心してサーニャさん、私も強いの」
サーニャ「…!」
ハイデマリー「…サーニャさんほどではありませんが……夜間哨戒中だけでも、撃墜数100を超えるんですよ?」
サーニャ「でも…!でも…!」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
ハイデマリー「機材を貸してください…」
サーニャ「…重いですよ」
ハイデマリー「大丈夫」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:29:47.83 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「………」
ハイデマリー「……おっと」
サーニャ「……すみません……」
ハイデマリー「私は、サーニャさんを守りたいの」
サーニャ「……」
ハイデマリー「……ね?」
ガガガガガガガ!
サーニャ「ハイデマリー少佐!」
ハイデマリー「……」
ドガガガガガ!
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:33:16.14 ID:Y7FgpCJX0
ドオ
オオ オオ オ
オ オ
オ
オ オオ!
オ
オ!!! !!
ハイデマリー「やった!」
サーニャ「…ネウロイ撃墜…!」
ハイデマリー「…大丈夫ですかサーニャさん」
サーニャ「……はい」
ハイデマリー「よかった……」
ピー……ガガガ
ミーナ『サーニャさん!大丈夫!?』
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:40:54.57 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「あ、ミーナ中佐…」
ハイデマリー「…すみません」
ミーナ『ハイデマリー少佐…!? あなたもいるの!?』
ハイデマリー「はい……独断による身勝手な行動、お許し下さい」
ミーナ『…まったく……仕方ないわね…本日の夜間哨戒は終了してちょうだい…』
サーニャ「……」
ミーナ『…サーニャさん、ハイデマリー少佐…あなたたちに無茶をさせる訳にはいかないわ』
ハイデマリー「…はい」
・
・
・
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:43:09.70 ID:Y7FgpCJX0
~ 朝 ~
美緒「…おい…これは夢じゃない…よな…」
ミーナ「ええ……確かにこれは…」
美緒「信じられない………こんなことが本当にあるのか…!」
ミーナ「………本当に……手紙が来るなんて…」
~ サーニャの部屋 ~
サーニャ「……どうしたんですか急に」
ハイデマリー「……眠い…」
芳佳「それがね…サーニャちゃん」
エイラ「サーニャ…聞いて驚くなよ…?」
芳佳「さっき坂本少佐から手渡されたんだよ…これを」
エイラ「喜べサーニャ!そして私に笑顔を見せてくれ!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:48:46.83 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「……これは…」
ハイデマリー「手紙…オラーシャからの…」
サーニャ「うそ…」
エイラ「嘘じゃないぞ…!サーニャ、ちゃんと想いは届いたんだよ!」
芳佳「すごいよサーニャちゃん!本当に返事が来るなんて!」
サーニャ「………」
ハイデマリー「………読まないんですか…?」
サーニャ「……」
ビリビリ
芳佳「…」ワクワク
エイラ「…」ワクワク
サーニャ「……これ、本当にこの基地に届いたの?」
エイラ「ああそうだ!少佐が言ったんだから間違いない!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:50:25.34 ID:v4QMHW7M0
これはマジギレされるパターン
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:52:03.19 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「サーニャちゃん!はやく読んでみてよ!」
サーニャ「………」
エイラ「サーニャ?」
ハイデマリー「サーニャさん?」
サーニャ「酷いわ…エイラ」
エイラ「なっ!!!!!」
芳佳「何言ってるのサーニャちゃん!」
サーニャ「これ、エイラが書いた手紙でしょ…?」
エイラ「なななぁ!」ギク!
芳佳「そそそそんなことないよ!ねえエイラさん!」
エイラ「ああああ、ああ!ああソウダ! ヤダナアサーニャ、ナニイッテルンダマッタク…」
サーニャ「…だって私が出した手紙…基地の名前や場所なんて書いてないもの…!」
エイラ「!!!」
芳佳「!!!!」
ハイデマリー「…サーニャさん…」
サーニャ「…あえて自分の居場所を書きたくなかったの…親を心配させたくないって……まだ今もネウロイと戦ってるって思われたくなくて…私の想いが届けばそれでいいって…!そう思ってたの…」
エイラ「……ご、ごめん…サーニャ」
サーニャ「だから、返事が届くわけがない……エイラ…せめて筆跡くらいはごまかしてほしいわ…」
エイラ「……あ…」
芳佳「エイラさん…!」
サーニャ「あと…私の親は『~だな』『~するなよ』なんて言い方しないわ」
エイラ「………」
芳佳「………」
ハイデマリー「…………」
サーニャ「…………エイラ」
エイラ「……本当に……ごめん……」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:59:54.16 ID:iM+H1CYF0
手紙に口調をそのまま書くなよwww
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:01:10.81 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「エイラさんは悪くないよ……私が考えたことだもん……悪いのは私だよ……」
サーニャ「…………」
ハイデマリー「…………?」
サーニャ「……………ふふっ」
エイラ「?」
サーニャ「……うふっ…ふふふっ……なんだか可笑しい…」
エイラ「…サーニャ!」
サーニャ「こんな騙す気もない手紙で……『両親からの手紙だぞ!』って……やっぱりエイラは相変わらずね…」
エイラ「さっ…サーニャあ…」ブワッ
芳佳「え、エイラさん…」
エイラ「うぉぉぉ~!ごめんよサーニャぁ~~~!こんな馬鹿なことをしてしまって…!本当に…グスッ…さああにゃああ~!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:06:14.56 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「まったく、エイラったら…ふふふっ」
芳佳「サーニャちゃんが笑顔に…!」
ハイデマリー「宮藤さん…サーニャさんって…あんな笑顔もできるんですね…」
芳佳「はい…あれはエイラさんの前でしか見せない表情です」
エイラ「うわああああ!さーにゃああ!」
・
・
・
~ そして最後の夜 ~
サーニャ「……最後の夜間哨戒ですね…」
ハイデマリー「…大丈夫です、私はいつでも、サーニャさんの事を想っていますよ…ご両親のように」
サーニャ「………ありがとうございます//」
ハイデマリー「……一週間、本当に楽しかった…」
サーニャ「?」
ハイデマリー「……あういう仲間に囲まれて…サーニャさんは幸せ者ですね」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:09:36.77 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「そんな……!」
ハイデマリー「……皆…サーニャさんのことが大好きなんですよ」
サーニャ「……//」
ハイデマリー「………照れてるんですか?」
サーニャ「いえ、別に…」
ハイデマリー「魔導針が赤くなってます」
サーニャ「!」
ハイデマリー「信じて下さい、"自分は強い"って、"自分は幸せなんだ"って」
サーニャ「……はい」
ハイデマリー「ほら…」ギュッ
サーニャ「!!!」
ハイデマリー「……私も、サーニャさんのことが好きな人の一人です」ムギュゥ
サーニャ「……//」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:14:36.58 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「……わかりますか…私の魔導針も赤くなっているのが」
サーニャ「……!」
ハイデマリー「ほら…こうやって…」
サーニャ「きゃっ!」ピクン!
ハイデマリー「魔導針同士をこうやってくっ付けると、相手の想いがより一層伝わるんです…」
サーニャ「ハイデマリーさんの…想い…」
ハイデマリー「……ええ、サーニャさんの想いが…いま私に流れて来ています」
サーニャ「……あたたかい…」
ハイデマリー「目を閉じて下さい…もっと強く感じられますよ…」
ハイデマリー「…」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:17:08.70 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「!」
ハイデマリー「これは……」
--------------
「サーニャは本当にピアノが上手ね…」
「私に似たんだ!この子は将来、大物ピアニストになるぞ!」
「あなた、気が早いわ」
「こんな子を持って、親として誇らしいことだよ!」
-----------------
ハイデマリー(何これ!?サーニャさんの…記憶…?)
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:23:08.76 ID:Y7FgpCJX0
----------
「ああ、サーニャ…どうしてうちの子が…」
「…ウィッチに入隊だなんて……私は信じない」
「この子はピアニストになるという夢があるのよ!? その夢はどうなるの!」
「もっとウィッチにふさわしい人間はいっぱいいる!どうして…サーニャが…!」
--------
ハイデマリー(これは…)
---------
「いやああ!やめて!サーニャを連れて行かないで!」
「この子はまだ幼いんだ!それなのに…こんな子供にネウロイと戦わせるなんて、どういう神経してるんだ!」
「サーニャ!サーニャ!お願い!サーニャを返して!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:27:59.27 ID:Y7FgpCJX0
------
ハイデマリー(いやっ……いやっ)
ハイデマリー「いやあああああああああ!!!!!!」
サーニャ「ハイデマリーさん!どうしたんですか!」ユサユサ
ハイデマリー「……はっ!」
サーニャ「ああ、よかった…気が付いた…」
ハイデマリー「サーニャさん…」
サーニャ「…?」
ハイデマリー「ううっ…」ムギュウウ…
サーニャ「ちょ…強いです……苦しい…」
ハイデマリー「ごめんなさい……ごめんなさい……」ギュウウ…
サーニャ「ハイデマリーさん!しっかりしてください!」
ハイデマリー「ごめんなさい……」
・
・
・
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:30:14.93 ID:Y7FgpCJX0
~ サーニャの部屋 ~
サーニャ「落ち着きました?」
ハイデマリー「はい…」
サーニャ「………よかった」ホッ
ハイデマリー「……ごめんなさい、急に取り乱してしまって」
サーニャ「気にしないで下さい…」
ハイデマリー「……最後の夜ですね」
サーニャ「……はい……今日は一緒に寝てもいいですか…?」
ハイデマリー「えっ…」
------
~ エイラの部屋 ~
エイラ「何故だあああ!どうして今日も私の部屋に来ないんだあああ!」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:35:08.88 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「ちょっとうるさいですエイラさん…」
エイラ「ミヤフジぃ…!そして何故お前は私の部屋に来るんだ…!」
芳佳「いいじゃないですかぁ~、エイラさんの部屋、いいにおいがするんだもん」ゴロゴロ
エイラ「…やっぱりハイデマリーのほうがいいのか!? 私じゃ満足できなかったのか!?」
芳佳「ふぁぁぁ…仕方ないですよ…今日はハイデマリーさんが帰る日なんです…最後の日くらい一緒に寝てあげさせましょう…」
エイラ「くそぉぉぉ……手紙作戦は失敗に終わるし……ミヤフジはなんかハイデマリー側についてるし…どうしてこうなったんだあ~!」
芳佳「大丈夫ですよ、今日からまたどうせいつもの2人に戻るんでしょ……ふぁぁあ…」
エイラ「ミヤフジいい!私は悲しいぞぉ!」
芳佳「まったく…エイラさん、むしろ今こそがチャンスなんですよ」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:38:18.19 ID:Y7FgpCJX0
エイラ「何?」
芳佳「ハイデマリーさんが去ってしまって、悲しんでいるサーニャちゃんを励ませらるのは…誰ですか?」
エイラ「…はっ!…そうか!むしろ私は今サーニャに一番好かれる立場にいるのか!」
芳佳「そうですよ!」
エイラ「ありがとなミヤフジ!元気が出てきた!」
芳佳「真夜中のマシンガンで、サーニャちゃんのハートを撃ち抜けるのはエイラさんだけですよ!」
エイラ「ナンダそれ」
・
・
・
~ 滑走路にて ~
ミーナ「それでは、ハイデマリー少佐、体に気を付けて」
ハイデマリー「はい……この1周間、ほんとうに楽しかったです」
美緒「楽しんでくれて何よりだ、また私達に会いたくなったらいつでも来い」
ハイデマリー「はい」
ミーナ「また騒がしい人たちが出迎えてくれるわ」
ハイデマリー「はい…!」
サーニャ「……ハイデマリーさん……本当にありがとうございました……」
ハイデマリー「サーニャさん、最後に一言」
サーニャ「?」
ハイデマリー「親のことを……いつまでも想い続けて下さい……」
サーニャ「はい…!」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:57:31.12 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「会えなくても…気持ちがあればいつか届く日が来ます…!絶対に…!」
サーニャ「はい!」
エイラ「ゴメンなサーニャ…あの時は」
サーニャ「気にしてないよエイラ…」
ハイデマリー「それじゃあみなさん!…お元気で!」
ブオオオオオオオオオン……
・
・
・
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:01:05.95 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「ねえ、美緒」
美緒「なんだミーナ」
ミーナ「結局あのこと…サーニャさんには黙っておくの?」
美緒「ああ、ずっと私の部屋の引き出しにしまってある」
ミーナ「…そのほうがいいわ…サーニャさんが国へ帰る時…ネウロイがこの世から消滅して、ウィッチが必要とされなくなった時…あの手紙をサーニャさんに渡しましょう」
美緒「そうだな………それにしても…どうしてここに届いたんだ…」
ミーナ「さっき他の隊から連絡が来たの…サーニャさんのご両親…サーニャさんへの手紙をひたすら世界中の軍隊に送っていたらしいわ…」
美緒「なに…!」
ミーナ「サーニャさんへ想いが届くとずっと信じて…諦めずに手紙を送り続けた結果…やっと501へたどり着いたというわけね」
美緒「……そうだったのか…」
ミーナ「素敵な話ね」
美緒「……ああ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:02:27.56 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「あの…坂本少佐…」
美緒「うあ!なんだ!?急に」ビクッ
サーニャ「いえ…早く訓練始めないと………どうしてそんなに驚いてるんですか」
ミーナ「なんでもないわ、さあ、気持ちを切り替えて頑張りましょう」
美緒「そうだな」
サーニャ「?」
美緒「さ、訓練開始だぞサーニャ!しっかり気合入れていけ!」
サーニャ「はいっ!」
完
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/10/19(土) 03:02:46.85 ID:dnTnZSAS0
おつ!
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:06:21.33 ID:Y7FgpCJX0
ああ、やってしまった
残り4レスの所でさるさんとは予想してなかった…
とにかく、暇な奴は元スレにこのスレのURL貼ってくれたら超嬉しい
ストパン×十二人の怒れる男
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378649721/
ストパン×キューブ
http://www.log-channel.net/bbs/news4vip/1381827950/
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:09:39.95 ID:bJW5iCdy0
しょうがないな。今回だけだかんな!
>>12
さすがエイラさんっす
感謝
サーニャ「誰かに『○○かな』って聞かれたら『さあにゃ』って返す」
ギャグを思いついたサーニャは早速使おうとしますが・・・。
サーニャ「世界大戦?」
戦争シリーズです。欝耐性が無い方はご遠慮下さい。
エイラ「わ、私がネウロイを怖がってるだっテ? そんな訳……」
被弾してしまったことでトラウマになってしまったエイラ、克服することはできるのか?
サーニャ「やっぱりエイラーニャよね」ニパ「ニパイラだよ!」
エイラを取り合う二人がおもろいです。
エイラ「喫茶エイラーニャ!」サーニャ「開店です!」
戦争が終わり、喫茶店を開いたエイラ。サーニャとはどうなったのでしょうか?
<なんだ!ハルトマン!また穿いてないのか!
いやあ!芳佳ちゃん!どこ触ってるの~!>
<ああ゛~!虫~~~!シャーリー!そっち行った!捕まえて~!
ハイデマリー「いえ、そんな……」
ミーナ「とにかくせっかく来てくれたんですから、自由にくつろいでくれて構わないわ…」
ハイデマリー「ありがとうございます…」
・
・
・
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:04:35.96 ID:h+sE64SJ0
~ 訓練後、サーニャの部屋 ~
ガチャ…
サーニャ「……?」
ハイデマリー「…サーニャさん……私のこと…わかりますか?」
サーニャ「えっと…もしかしてハイデマリー少佐…?」
ハイデマリー「はい…!覚えていてくれて嬉しいです…!」
サーニャ「実際に会うのは久々ですよね、いつも交信に応じてくれてありがとうございます…」
ハイデマリー「こちらこそ……」
サーニャ「……相変わらず、素敵な人で安心しました…」
ハイデマリー「す、素敵な人って……そんな…//」
サーニャ「とにかく、いろいろ話をしましょう…会える日が来るのを楽しみにしていましたから」
ハイデマリー「…そう…//」
ガチャ…
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:09:20.92 ID:h+sE64SJ0
芳佳「サーニャちゃん?」
サーニャ「…芳佳ちゃん」
芳佳「あ、今忙しかったかな」
サーニャ「いえ、大丈夫よ」
ハイデマリー「…こんにちは…カールスラント空軍夜間戦闘航空団、ハイデマリー・W・シュナウファーです、サーニャさんとはナイトウィッチ同士ということで、たまに交信しています…」
芳佳「あ、ええ…はじめまして…えっと…」
サーニャ「この子は宮藤芳佳ちゃん…同じ501の仲間で、私の友達…」
ハイデマリー「この子がミヤフジさん…」
芳佳「…は、はい…」
サーニャ「芳佳ちゃん、少しの間501基地に滞在するらしいわ」
芳佳「そうなんですか!よろしくお願いします!といっても…これといったおもてなしは出来ませんけど…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:15:12.92 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「いえ、気にしないで下さい…こうしてサーニャさんに会えただけでも、十分嬉しいですから」
芳佳「そうですか」
サーニャ「それで芳佳ちゃん、要件は?」
芳佳「あ、晩ご飯の用意が出来たから、いつでも食堂に来ていいよ。ハイデマリーさんもよろしければ是非!」
ハイデマリー「そんな…!」
芳佳「気にしないでいいですよ。うちには無駄に大食いな人がたくさんいますから、いつも多めに料理をつくるんです」
ハイデマリー「でも…」
芳佳「あ、せっかくだから、この機会に自己紹介したらどうですか!?きっと皆と仲良くなれますよ!」
ハイデマリー「わかりました…」
・
・
・
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:20:04.42 ID:h+sE64SJ0
~ 食堂 ~
エーリカ「いや~まさかハイデマリーが501基地に来るとはね~」
バルク「ハルトマン、食事中くらいは黙って食べられないのか、ポロポロと口から落ちて汚いぞ」
エーリカ「だって久しぶりに会えたんだからさー、すこしはうるさくたって仕方ないよねー」
ハイデマリー「は、はい…」
バルク「見ろハルトマン、ハイデマリーのこの上品な食べ方を」
ハイデマリー「上品て…そんなものじゃ…」
サーニャ「皆さんとはお知り合いなんでしょうか…?」
ハイデマリー「はい、カールスラントで一緒に訓練しましたから…私はナイトウィッチなので会う機会は多くなかったんですけど…」
サーニャ「でも、知り合いが多いってだけで…正直憧れます」
ハイデマリー「…//」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:25:19.74 ID:h+sE64SJ0
エイラ「おいミヤフジ」ヒソヒソ
芳佳「どうしたんですかエイラさん」ヒソヒソ
エイラ「どうしてあいつはサーニャとあんなに仲がいいんだ」ヒソヒソ
芳佳「夜間哨戒中によく交信してコンタクトをとっていたみたいです」ヒソヒソ
エイラ「おいおい……なんだこの気持ちは…」ヒソヒソ
芳佳「妬いてるんですか…?」ヒソヒソ
エイラ「ななっ!! そっ…そんなことないぞ!!!」
ガタッ!
サーニャ「ひっ!」ビク
ハイデマリー「何!?」ビク
エイラ「あっ……」
ペリーヌ「エイラさん、少し落ち着いて食べなさいな」
美緒「行儀が悪いぞエイラ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:30:11.03 ID:h+sE64SJ0
エイラ「ご…ごめんなさい」シュン
芳佳「やっぱりサーニャさんが自分以外の人と仲良く会話してるのが気に喰わないんですね」
エイラ「み、ミヤフジぃ……」
芳佳「エイラさん!大丈夫です!私はエイラさんの味方ですから!」
エイラ「……ミヤフジ、どうしたらサーニャを取り戻せるんだ…?」
芳佳「一緒に考えましょう」
サーニャ「ハイデマリーさん…食事が終わったら私の部屋に来て下さい…」
ハイデマリー「は、はい」
サーニャ「せっかく会えたから、もっと一緒に居たいんです」
ハイデマリー「…//」
エイラ「うぁぁん…あんな事言ってるぅうう」シュン
・
・
・
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:35:12.90 ID:h+sE64SJ0
~ そしてサーニャの部屋 ~
サーニャ「ハイデマリーさん、一つお願い事があるんですけど…」
ハイデマリー「何でしょうか…」
サーニャ「……私は、オラーシャ出身で…とてもネウロイの被害が大きい地域だったってことはいつか交信して話しましたよね…」
ハイデマリー「はい…」
サーニャ「入隊してから、両親には全く会ってないんです…ネウロイから逃れるために国を捨て…今どこで暮らしているかもわからない…」
ハイデマリー「……」
サーニャ「……そんな両親に…手紙を書いてみたんです…」
ハイデマリー「…送ったんですか?」
サーニャ「いえ…正直、これが両親のもとに届くのはありえないですから……ずっと引き出しにしまっています」
ハイデマリー「そうなの……」
サーニャ「…ずっと会いたいって願ってました…オラーシャで、家族と静かに暮らすのが私の夢なんです…」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:40:12.48 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「……」ウルッ
サーニャ「それで…この住所も書いてない手紙…やっぱり捨てることにしました」
ハイデマリー「…え!?」
サーニャ「はい…やっぱり、届くかわからない手紙なんて、なんて書けばいいかわかりません」
ハイデマリー「……なんで手紙を書こうと思ったんでしょうか…?」
サーニャ「…ほんの小さな期待です」
ハイデマリー「……」
サーニャ「私が成長するに連れて…両親の顔、声、ぬくもり、そういうのがどんどん忘れていく気がして…」
ハイデマリー「……」
サーニャ「……実際にハイデマリーさんに会ってみたら、なんか手紙書いたことが馬鹿らしく感じちゃって……なんだかハイデマリーさんと会話していると、優しかった両親を思い出すんです」
ハイデマリー「…サーニャさん…もう一度、書きなおしてみたらどうでしょうか」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:45:23.26 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「…?」
ハイデマリー「純粋な気持ちを、ありのまま手紙に書くんです…そして、ダメもとでもいいから送りましょう」
サーニャ「…でも!」
ハイデマリー「……大丈夫、きっと届くはずですよ、根拠はありませんが、大切なのは『伝えたい』という気持ちです」
サーニャ「わかりました…」
・
・
・
ガチャ…
ハイデマリー「ひっ!」
エイラ「捕まえたぞ~」
芳佳「ハイデマリーさん!あなたは罪深い人です!」
ハイデマリー「な、何故!?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:50:59.35 ID:h+sE64SJ0
エイラ「正直に言うんだな。あの部屋でどんな会話をしていた?」
芳佳「サーニャちゃんとはいったいどういうご関係で…!」
ハイデマリー「ちょっとはなして下さい!私は…別に…」
エイラ「サーニャに変なこと吹き込んでないだろうナ」
芳佳「サーニャちゃんはエイラさんと一緒じゃなきゃだめなんです!」
ハイデマリー「私はそんな…!ただ、サーニャさんと会話がしたかっただけで…」
芳佳「本当ですか!?」
ハイデマリー「ほっ…本当です!」
エイラ「…仕方ないな、帰っていいぞ」
ハイデマリー「………」ダッ
ガチャ…
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 22:56:03.31 ID:h+sE64SJ0
エイラ「サーニャ、夜間哨戒までの間、ちょっとタロット占いを…」
サーニャ「ひっぐ……ううっ……」シクシク
エイラ「サーニャ!!!!!」
芳佳「どうしたの!サーニャちゃん!」
サーニャ「……なんでも……ない……」シクシク
エイラ「はいでまりいいいいいい!!!!! よくも私のサーニャをおおおおおお!!!!!!」ダッ!
芳佳「エイラさん!」
サーニャ「違うの、エイラ…!」
芳佳「どうしたのサーニャちゃん!どうして泣いてるの!?」
サーニャ「……これ…」
芳佳「なにこれ…手紙?」
サーニャ「どうしてもうまく書けないの…!」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:00:17.69 ID:h+sE64SJ0
芳佳「誰への手紙?」
サーニャ「わたしの親…」
芳佳「え!両親の住所が分かったの!?」
サーニャ「ううん…わからない……ハイデマリーさんがせっかく書き方を教えてくれたのに…」
芳佳「……サーニャちゃん…」
サーニャ「ううっ……」シクシク
芳佳「なるほど、居場所がわからない両親に手紙を書いていたんだね、私も応援するよ、サーニャちゃんを」
サーニャ「芳佳ちゃん…」
芳佳「絶対届くって信じてみよう、絶対読んでくれるし、返事も来る…私も似たような経験あるから…」
サーニャ「………?」
芳佳「今両親に伝えたいことをそのまま、指に任せるだけ。簡単だよ」
サーニャ「……わかったわ」
芳佳「そうだ!今日は私が夜間哨戒変わってあげるよ!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:05:27.46 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「そんな…!」
芳佳「気にしないで、ミーナ中佐には私から説明しとくから」
ダダダダダ…
エイラ「うおおおおおおお!はいでまりいいいいいいい!」
ハイデマリー「いやあああ!何するんですかぁぁ!!!!!」
エイラ「観念しろおおお!」
ダダダダダ…
芳佳「なにしてるんだろうあの2人」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:12:08.25 ID:h+sE64SJ0
ダダダダダダ
エイラ「うおおおおっ!なんだこの胸は!!!!」モミモミ
ハイデマリー「やめてえええ!許してええええぇ!」
エイラ「ちょ、ちょっと静かにするんだな」モミモミ
ハイデマリー「ひいいいっ!」
エイラ「おぉ…意外とあるじゃないか…これでサーニャをモノしていたんだな」モミモミ
ハイデマリー「ちがいます!私はっ……ッ…!」
エイラ「ほらほらぁ~おとなしくしないとこうだぞ~」モミモミ
ハイデマリー「いやっ!いやあっ…!……アッ……」
芳佳「…エイラさんにもあとで詳しく説明しとくよ…」
サーニャ「おねがい…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:15:14.65 ID:h+sE64SJ0
~ そんでもって次の日 ~
芳佳「ふぁぁぁあ……眠い……」
サーニャ「ありがとう芳佳ちゃん…」
芳佳「おはよーサーニャちゃん……手紙書けたー?」
サーニャ「うん…」
芳佳「それはよかった……ふあああぁ…」
サーニャ「ごめんなさい…夜間哨戒任せてしまって…」
芳佳「気にしなくていいよぉー………」
サーニャ「それじゃあ私、一旦部屋に戻るわ」
芳佳「うん……ふぁぁ…」
エイラ「……オハヨウ」グッタリ
芳佳「おはよう……ってどうしたんですかエイラさん!顔が死んでます!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:18:16.98 ID:h+sE64SJ0
エイラ「ミーナ中佐に……やられた」
芳佳「エイラさん………」
エイラ「どういうわけか、ミーナ中佐にこっぴどく叱られてしまって…」
芳佳「…あぁ~」
エイラ「ああ、ブルーだ、なにもやる気が無い、サーニャはずっと落ち込んだままだし…どうすればいいんだ私は」
芳佳「エイラさん!私にいい案があります!」
エイラ「本当か!」
芳佳「サーニャちゃんが落ち込んでいる理由、わかったんです!」
エイラ「何!でかしたぞミヤフジ!」
芳佳「サーニャさんを元気にする方法…コレしかありません」ヒソヒソ…
・
・
・
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:23:27.40 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「はい、芳佳ちゃん、これが手紙よ…」
芳佳「ありがとう、しっかり送っとくね!」
サーニャ「私ね…書いてる途中…なんて言ったらいいかわからないけど…希望が湧いてきたの」
芳佳「サーニャちゃん…!」
サーニャ「本当に親がこの手紙を読んでくれるんじゃないかって…返事が来るんじゃないかって…」
芳佳「大丈夫!絶対届くよ!」
サーニャ「本当に…ありがとう…」
-------
ハイデマリー「サーニャさん…?」
サーニャ「あっ…ハイデマリー少佐」
ハイデマリー「手紙は…?」
サーニャ「今芳佳ちゃんに渡しました…」
ハイデマリー「そう、よかった…ちゃんと書けたんですね」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:26:17.70 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「……本当に返事が来るんでしょうか…」
ハイデマリー「なんとも言えません…でも、ご両親はいつだってサーニャさんを想っていますよ」
サーニャ「…はい」
~ 午後 ~
芳佳「サーニャちゃん!」
サーニャ「な、なに?」ビクッ
芳佳「手紙、しっかり出しといたよ!」
サーニャ「ありがとう…」
芳佳「…手紙、届くといいね」
サーニャ「…うん…」
エイラ「サーニャぁぁ!」
サーニャ「エイラ…」
エイラ「大丈夫か!あいつに変なことされてないか!?」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:31:11.12 ID:h+sE64SJ0
サーニャ「大丈夫よ」
芳佳「だからエイラさん、昨日は手紙についてただ話していただけなんだって言ってるじゃないですか」
エイラ「サーニャ、何かあったらまずは私に相談しろよな!得意のタロット占いでサーニャを導いてやる!」
サーニャ「ありがとうエイラ」
美緒「おーい3人とも!何してる!さっさと訓練始めるぞ!早くこーい!!」
サーニャ「…いこっか」
エイラ「ああ!」
・
・
・
ハイデマリー「あの…ミーナ中佐…」
ミーナ「何かしら」
ハイデマリー「私、本当にココにいて大丈夫なんでしょうか」
ミーナ「…皆、刺激がほしいのよ、だからあなたが来てくれてほんとうに助かってるわ」
ハイデマリー「ありがとうございます」
ミーナ「騒がしくってごめんなさいね。昨日はちゃんと寝られたかしら」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:34:40.92 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「はい、なんとか…」
ミーナ「エイラさんにはキツく言っておいたから…もしまた何か変なことするようだったら私に遠慮無く言って頂戴」
ハイデマリー「…はい」
ミーナ「…………」
ハイデマリー「………………」
ミーナ「……いつまでここに?」
ハイデマリー「1周間ほど…でしょうか」
ミーナ「そう…じゃあ最後の日は何か軽くパーティでもしようかしら」
ハイデマリー「そんな…気を使わずに…」
ミーナ「ここに居る皆は、毎日訓練の繰り返し、たまにネウロイが襲ってきて出撃…そんな日々にうんざりしてるわ」
ハイデマリー「………?」
ミーナ「……エリートすぎるのよ皆、ネウロイにすら恐れない人たちばっか…」
ハイデマリー「凄いですね、みなさん」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:39:43.99 ID:h+sE64SJ0
ミーナ「めったに来ないゲストなの、思いっきりはしゃがせてあげないと」
ハイデマリー「ありがとうございます…」
ミーナ「……」
ハイデマリー「………」
ミーナ「………」
ハイデマリー「……あの…」
ミーナ「何かしら」
ハイデマリー「サーニャさんのことなんですけど」
ミーナ「サーニャさん?」
ハイデマリー「あの娘、とても悲しい過去を背負っているのに…どうしてウィッチになったんでしょうか…」
ミーナ「そういえば、同じナイトウィッチとして交友があったわね」
ハイデマリー「久々に会ってみてわかったんですが…彼女、悲しい目と声をしています」
ミーナ「………」
ハイデマリー「私が彼女にしてあげられることは…何かあるのでしょうか」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:42:44.29 ID:h+sE64SJ0
ミーナ「……そばに居てやって」
ハイデマリー「…?」
ミーナ「何もしなくていいわ…ただ、サーニャさんのそばに居るだけで、あの娘の慰めになるの」
ハイデマリー「………」
・
・
・
~ 夜 サーニャの部屋 ~
サーニャ「………」
ハイデマリー「…………」
サーニャ「…………そろそろいかなくちゃ」
ハイデマリー「夜間哨戒?」
サーニャ「はい……」
ハイデマリー「………私も行く」
サーニャ「そんなっ……休暇中なのに働かせるなんて……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:47:51.32 ID:h+sE64SJ0
ハイデマリー「関係ありません……ずっと、サーニャさんのそばにいなきゃ…心配なんです」
サーニャ「………いつも一人で行ってるの……たまにエイラもついて来るけど…………一人でも全然平気です」
ハイデマリー「私も飛びたいの、ロマーニャの空を」
サーニャ「そうですか……」
ブウウウウウン… ブウウウウウウン………
ハイデマリー「……こうやって、サーニャさんと一緒に夜間紹介してみたいって…思ってました」
サーニャ「……私もです……」
ハイデマリー「……手紙、なんて書いたんですか?」
サーニャ「………全然まとまってない文章だったけど…『私は元気です』『絶対に国に帰ります』『いつでもあなたのことを想っています』『大切な友だちができました』みたいな内容を…」
ハイデマリー「…素敵」
サーニャ「やめてください…恥ずかしいです…//」
ブウウウン… ブウウウウウン…
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:51:25.34 ID:h+sE64SJ0
~ 一方その頃基地では ~
エイラ「…そんなっ…」
エイラ「………サーニャが…私以外の人と……」
エイラ「………ううぅ……さーにゃあ……」
エイラ「私じゃ…満足できなかったのかあ……?」
エイラ「ふえぇぇぇぇ……」グスッ
芳佳「エイラさん!こんな所でなにしてるんですか!」
エイラ「ああ~ミヤフジぃ~」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:56:13.81 ID:h+sE64SJ0
芳佳「……サーニャさんが、ハイデマリーさんと?」
エイラ「ミヤフジぃ~~~私はもう自信がないぞ~」
芳佳「まったく……」
エイラ「…………どうしたらいいんだぁ~…」
芳佳「ともかく、あのことは忘れてませんか!?」
エイラ「ああっ……グスッ……しっかり…出来てるぞ…」
芳佳「なら大丈夫です…サーニャさんの笑顔を手に入れるのは、エイラさんですよ!」
エイラ「ああ…!」
芳佳「どんなに困難でくじけそうでも、かならず最後にエイラさんが勝ちます!」
エイラ「ナンダそれ」
・
・
・
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/18(金) 23:59:30.96 ID:h+sE64SJ0
~ そんなこんなで次の日の朝 ~
ハイデマリー「サーニャさん、昨日の夜間哨戒はどうでした? …私、邪魔じゃなかったでしょうか」
サーニャ「そんなことありません…エイラ以外の人と夜間哨戒に行くのは久しぶりだったので…楽しかったです」
ハイデマリー「それは良かった…!サーニャさん、もしよろしければ私がカールスラントへ帰るまでの間、一緒に夜間哨戒に付いて行ってもいいですか…?」
サーニャ「ええ…もちろん…!」
エイラ(サーニャ……大丈夫だ……すぐにそいつから離れさせてやるぞ…ふっふっふ)ブツブツ
芳佳(エイラさん!怖いです!なんだか病んでる人みたいですよ!)ヒソヒソ
ハイデマリー「…!これ美味しい…!」
芳佳「気に入ってくれましたか!?」
ハイデマリー「はい……」
美緒「はっはっは、これは扶桑のおふくろの味、"味噌汁"だ!」
ハイデマリー「ミソシル…?」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:04:33.86 ID:onv7a2rF0
ミーナ「味噌とこんぶ出汁で味付けして、豆腐、カブ、刻んだネギ等を入れて煮込んだものよ」
美緒「家庭によって全く味が違うんだ、使ってる味噌や、だし、そして具、全てにおいて作る人の個性がでるからな、扶桑の人は皆、親の作ったみそ汁の味はいつまでも覚えているものだ」
ハイデマリー「そうなんですか…」
芳佳「ハイデマリーさんの舌に合ってよかったです!」
エーリカ「ミヤフジー、じゃがいも入りの味噌汁は作らないの~?」
芳佳「それは…あまり好きじゃないです…」
エーリカ「なんで~?じゃがいも入れたら美味しそうじゃん」
美緒「私もじゃがいも入りの味噌汁はすきだぞ」
シャーリー「おっ!確かに美味そうだ!」
芳佳「わたしは……じゃがいもの味噌汁はあまり……」
美緒「しかたがない」
エーリカ「え~」
-------
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:07:10.57 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「ハイデマリーさん、今日の予定は?」
ハイデマリー「そうね…基地周辺を探索しようかしら」
サーニャ「じゃあ私が案内します…今日は特別、午後の訓練がありませんから」
ハイデマリー「…ありがとう…!」ニコッ
エイラ「……」テクテク
芳佳「………」テクテク
エイラ「……」テクテク
芳佳「………」テクテク
ガチャ…
バタン……
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:12:27.85 ID:Y7FgpCJX0
~ エイラの部屋 ~
エイラ「……………うおおおおおあああああ!」
芳佳「うわ!びっくりした!」
エイラ「見たか!なあ!見たか!ミヤフジ!あの2人のイチャイチャっぷり…」
芳佳「はい、見てました……よく耐えられましたね…」
エイラ「私はもう挫けそうだ……あんなサーニャ見てられない…」
芳佳「別に洗脳されてるとかいうわけじゃあ…」
エイラ「なあミヤフジ!いつなんだ!いつになったら"あれ"ができるんだ!」
芳佳「そうですね……早すぎても不自然だし…あと5日くらいってところでしょうか…」
エイラ「そんなっ……5日間もあのイチャイチャっぷりを見なければいけないのかぁ…」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:15:22.98 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「エイラさん!サーニャさんを笑顔にしたいんでしょ!?」
エイラ「あ、ああ」
芳佳「だったら挫けてちゃだめです!信じて下さい私を!」
エイラ「…ああ…!」
芳佳「信じ抜くことです…ダメになりそうな時、それが一番大事なんです…!」
エイラ「ナンダそれ」
~ そして夜 浴場 ~
カポーン…
美緒「ああ…いい湯だ」
ミーナ「2人きりで入るのは久しぶりね…」
美緒「そうだな…」
ミーナ「……美緒、いつも訓練お疲れ様」
美緒「おっ、どうした急に」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:20:24.77 ID:Y7FgpCJX0
ガラガラ
ハイデマリー「…………」キョロキョロ
ミーナ「あら、ハイデマリー少佐」
ハイデマリー「……あ、ミーナ中佐…」
ミーナ「どうかしら、扶桑式の露天風呂は」
ハイデマリー「はい、凄く綺麗です」
美緒「気に入ってくれて嬉しいぞ」
ハイデマリー「……となり、失礼しても…」
ミーナ「どうぞ」
ザパアアア
ハイデマリー「ふぅぅぅぅ…んっ…」
ミーナ「あらあら」
ハイデマリー「…今日は疲れちゃいました」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:23:40.17 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「あなたは休暇中だというのに、なんだか矛盾してるわね」
ハイデマリー「はい…あの、サーニャさんのことなんですけど」
美緒「サーニャか?」
ハイデマリー「………あの娘、強いです」
美緒「強い?」
ハイデマリー「実は…サーニャさんを励まそうと思ってこの基地に来たんですけど…なんだかサーニャさんと一緒にいると、逆にこっちが励まされてる気になるっていうか…」
ミーナ「……ええ、あの娘は下を向いてなんかいないわ…常にすべての方向を把握できているの…」
美緒「ナイトウィッチの特性だな」
ハイデマリー「あの…手紙の話…本人から聞きましたか?」
ミーナ「手紙?」
美緒「知らんな」
ハイデマリー「彼女、両親に手紙を書いたんです」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:28:31.21 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「本当!?」
美緒「一体何故…両親の居場所がわからないんじゃなかったのか…?」
ハイデマリー「はい…でも、親への想いを伝えるためにはこの方法しかないって…本人に伝えたんです…」
美緒「なるほど…ダメもとで送ってみたってわけか」
ミーナ「もし返事が帰ってきたら…素敵な話ね」
美緒「まあ、無いと思うがな。はっはっは」
ミーナ「ちょっと美緒!」
ハイデマリー「もう二度と逢えないって悲しいじゃないですか…だから、手紙を書いて、両親の記憶を心のなかに留めておくのは…ダメなことでしょうか…」
ミーナ「どうかしら…」
美緒「サーニャがそれで納得してるんだったら…なんとも言えん…」
-------
ハイデマリー「ふう………」
カポーン
ハイデマリー「癒される……」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:31:14.17 ID:Y7FgpCJX0
ガラガラ
ハイデマリー「!」ビクッ
エイラ「いたな…!」
ハイデマリー「…ど、どうも…」
エイラ「……」ジリジリ
ハイデマリー「な、なんでしょうか…」
エイラ「……ふうむ…」
ハイデマリー「…?」
エイラ「……えい」ムニュ
ハイデマリー「ひゃっ!」
エイラ「……おおっ……すごい……」ムニュニュ
ハイデマリー「いやっ……ぁ……」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:37:07.61 ID:Y7FgpCJX0
エイラ「……」
ハイデマリー「………なにするんですか」
エイラ「……」
ハイデマリー「………?」
エイラ「……さらばだ!」ダッダッダ
ガラガラ
ハイデマリー「何なの…」
------
~ 脱衣場 ~
芳佳「ちょっとなにしてるんですかエイラさん!」
エイラ「無理だ…無理だ……あれを目の前にして会話なんて…」
芳佳「ダメじゃないですか!早いうちにハイデマリーさんとエイラさんの壁を取り除かないと!」
エイラ「私はダメダ…もう…」クヨクヨ
芳佳「仕方ないですね…」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:41:59.61 ID:Y7FgpCJX0
ガラガラ
~ 浴場 ~
芳佳「あの…ハイデマリーさん」
ハイデマリー「…!」ビクッ
芳佳「あの~ちょっと話したいことが」
ハイデマリー「何でしょう」
ザバァ……
芳佳「エイラさんについてなんですけど………って!」
ハイデマリー「ど、どうしたんでしょう…」
芳佳「おっ…ふおおお…ふうう…」
ハイデマリー「あ……あの…」
芳佳「……うりゃ!」ムニュッ!
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:42:45.78 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「いやあ!」
芳佳「うりぃ……うう……」ムニュムニュ
ハイデマリー「やめてください……」
芳佳「……はっ!」
ハイデマリー「…?」
芳佳「………私はなんてことを…!」
ハイデマリー「…………」
芳佳「……さようなら!」ダッ!
ガラガラ
ハイデマリー「………疲れた…」
・
・
・
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:43:55.19 ID:Oxz9gCDz0
あれを前にしたらなぁ・・・
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:47:14.47 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「あの、サーニャさん…?」
サーニャ「あ、ハイデマリー少佐……」
ハイデマリー「今日も…付いて行っていいでしょうか」
サーニャ「はい…」
ブウウウウウウウン…
ブウウウウウン……
サーニャ「……この海の果てに、何があるんでしょうか」
ハイデマリー「沢山の人ですよ、サーニャさんのご両親も、きっと」
サーニャ「……たまに、夜飛んでいると無性に悲しくなるんです」
ハイデマリー「それは私も同じです」
サーニャ「でも…今だけはこの海は私のもの。この絶景を独り占めできる瞬間が、大好きなんです」
ハイデマリー「…………あの」
サーニャ「何ですか」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:50:36.22 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「どうして501のメンバーは皆、あんなに仲がいいんでしょう」
サーニャ「…」
ハイデマリー「正直、サーニャさんが羨ましく思えるんです………」
サーニャ「…私もわからないけど…私がこの基地に来た時はあんな感じじゃありませんでした」
ハイデマリー「………?」
サーニャ「…芳佳ちゃんかな…あの娘が501に来てから、なんだか全てが変わったように感じた」
ハイデマリー「そう……」
サーニャ「……」
ハイデマリー「一番仲がいいのは…エイラさんですか?」
サーニャ「はい……」
ハイデマリー「…なんだかエイラさんを見てると、こっちまで元気がもらえます」
サーニャ「…」
・
・
・
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:55:25.19 ID:Y7FgpCJX0
~ そんなこんなで数日経過 ~
エイラ「ミヤフジぃ…」
芳佳「うわびっくりした」
エイラ「長かった…長かった…ついに明日だな…」ゲッソリ
芳佳「…そうですよ」
エイラ「……この数日間…飯も満足に喉を通らない……サーニャとまともに会話していない…」
芳佳「お疲れ様です」
エイラ「…どうしてなんだ!どうして私じゃなくてハイデマリーとかいうやつに懐くんだぁぁ!」
芳佳「ちょ、落ち着いて下さいエイラさん」
ガチャ
ミーナ「エイラさん…?」
エイラ「!!!」
芳佳「ミーナ中佐!な、なんでもありません!」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 00:59:08.18 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「…そうかしら?」
エイラ「……」
ミーナ「…ふふふ」
ガチャ
芳佳「………」
エイラ「……………」
芳佳「……」
エイラ「………いったな」
芳佳「行きました…」
エイラ「うぉぉぉぉぉ!サーニャぁぁ!」
芳佳「ハイデマリーさんが帰るまでの辛抱ですよ」
エイラ「うう…グスッ……」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:03:40.39 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「…サーニャちゃんにとって、ハイデマリーさんは憧れの存在だったんですよ…今だけはサーニャちゃんの好きにしてあげましょう」
エイラ「…ミヤフジのうらぎりものぉ……」
芳佳「…とにかくエイラさん、"あれ"はちゃんと準備出来てるんですか?」
エイラ「…ああ……グスッ……しっかり用意出来てるぞ」
芳佳「なら大丈夫です!私を信じて下さい!」
エイラ「ああ!頼むぞミヤフジ!」
芳佳「なんだかんだ言っても、サーニャちゃんの笑顔は最後にはエイラさんのものになるんです!」
エイラ「ああ!」
芳佳「この作戦!絶対成功させましょう!」
エイラ「ああ!」
芳佳「今年も海へ行くって…いっぱい映画も見るって…サーニャさんと約束したじゃないですか!」
エイラ「ナンダそれ」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:08:58.81 ID:Y7FgpCJX0
~ その日の夜 夜間哨戒 ~
サーニャ「……」
ブウウウウウウン…
ハイデマリー「………」
ブウウウウン…
ハイデマリー「あの…!」
サーニャ「……わっ」
ハイデマリー「あっ…ごめんなさい…びっくりさせてしまいました」
サーニャ「…いえ…大丈夫です、どうぞ」
ハイデマリー「……あの、今日の昼のことなんですけど」
サーニャ「?」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:11:21.19 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「宮藤さんと…エイラさん…なにか話してました……ヒソヒソと、まるで秘密事のように」
サーニャ「…」
ハイデマリー「……すみません…少し気になったもので」
サーニャ「……エイラが芳佳ちゃんと秘密の話をするなんて…今まで無かったわ」
ハイデマリー「……?」
サーニャ「………」
ハイデマリー「…サーニャさん…」
サーニャ「?」
ハイデマリー「……手紙はちゃんと送りましたか?」
サーニャ「はい…芳佳ちゃんが出しておいてくれました……」
ハイデマリー「そうですか」
サーニャ「………」
ハイデマリー「…………」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:17:18.20 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「……あと1日で帰ってしまうんですね……」
ハイデマリー「はい」
サーニャ「…………ハイデマリーさん」
ハイデマリー「?」
サーニャ「悲しいです」
ハイデマリー「……私も……でも、私には帰らないといけないところがあるの……」
サーニャ「………」
ハイデマリー「……大丈夫、サーニャさんは強いひとですよ、誰よりも…」
サーニャ「そんなことありません」
ハイデマリー「サーニャさんは皆に愛されています…仲間にも…ご両親にも」
サーニャ「…………」
ハイデマリー「……」ギュッ
サーニャ「……!」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:21:38.24 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「また…私が帰っても交信しましょう…501のお話、もっと聞かせて下さい」
サーニャ「はい…」
ハイデマリー「…」
ゴゴゴゴゴゴ…
サーニャ「!!!!!」
ハイデマリー「!!!!!!」
ゴゴゴゴ…
サーニャ「大変…!ネウロイだわ…!」
ハイデマリー「そんなっ…」
サーニャ「…至急連絡を…!」
ハイデマリー「待って!」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:25:37.76 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「…!?」
ハイデマリー「…私が撃墜します」
サーニャ「……ダメです…!応援を待ちましょう…!」
ハイデマリー「安心してサーニャさん、私も強いの」
サーニャ「…!」
ハイデマリー「…サーニャさんほどではありませんが……夜間哨戒中だけでも、撃墜数100を超えるんですよ?」
サーニャ「でも…!でも…!」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
ハイデマリー「機材を貸してください…」
サーニャ「…重いですよ」
ハイデマリー「大丈夫」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:29:47.83 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「………」
ハイデマリー「……おっと」
サーニャ「……すみません……」
ハイデマリー「私は、サーニャさんを守りたいの」
サーニャ「……」
ハイデマリー「……ね?」
ガガガガガガガ!
サーニャ「ハイデマリー少佐!」
ハイデマリー「……」
ドガガガガガ!
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:33:16.14 ID:Y7FgpCJX0
ドオ
オオ オオ オ
オ オ
オ
オ オオ!
オ
オ!!! !!
ハイデマリー「やった!」
サーニャ「…ネウロイ撃墜…!」
ハイデマリー「…大丈夫ですかサーニャさん」
サーニャ「……はい」
ハイデマリー「よかった……」
ピー……ガガガ
ミーナ『サーニャさん!大丈夫!?』
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:40:54.57 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「あ、ミーナ中佐…」
ハイデマリー「…すみません」
ミーナ『ハイデマリー少佐…!? あなたもいるの!?』
ハイデマリー「はい……独断による身勝手な行動、お許し下さい」
ミーナ『…まったく……仕方ないわね…本日の夜間哨戒は終了してちょうだい…』
サーニャ「……」
ミーナ『…サーニャさん、ハイデマリー少佐…あなたたちに無茶をさせる訳にはいかないわ』
ハイデマリー「…はい」
・
・
・
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:43:09.70 ID:Y7FgpCJX0
~ 朝 ~
美緒「…おい…これは夢じゃない…よな…」
ミーナ「ええ……確かにこれは…」
美緒「信じられない………こんなことが本当にあるのか…!」
ミーナ「………本当に……手紙が来るなんて…」
~ サーニャの部屋 ~
サーニャ「……どうしたんですか急に」
ハイデマリー「……眠い…」
芳佳「それがね…サーニャちゃん」
エイラ「サーニャ…聞いて驚くなよ…?」
芳佳「さっき坂本少佐から手渡されたんだよ…これを」
エイラ「喜べサーニャ!そして私に笑顔を見せてくれ!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:48:46.83 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「……これは…」
ハイデマリー「手紙…オラーシャからの…」
サーニャ「うそ…」
エイラ「嘘じゃないぞ…!サーニャ、ちゃんと想いは届いたんだよ!」
芳佳「すごいよサーニャちゃん!本当に返事が来るなんて!」
サーニャ「………」
ハイデマリー「………読まないんですか…?」
サーニャ「……」
ビリビリ
芳佳「…」ワクワク
エイラ「…」ワクワク
サーニャ「……これ、本当にこの基地に届いたの?」
エイラ「ああそうだ!少佐が言ったんだから間違いない!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:50:25.34 ID:v4QMHW7M0
これはマジギレされるパターン
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:52:03.19 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「サーニャちゃん!はやく読んでみてよ!」
サーニャ「………」
エイラ「サーニャ?」
ハイデマリー「サーニャさん?」
サーニャ「酷いわ…エイラ」
エイラ「なっ!!!!!」
芳佳「何言ってるのサーニャちゃん!」
サーニャ「これ、エイラが書いた手紙でしょ…?」
エイラ「なななぁ!」ギク!
芳佳「そそそそんなことないよ!ねえエイラさん!」
エイラ「ああああ、ああ!ああソウダ! ヤダナアサーニャ、ナニイッテルンダマッタク…」
サーニャ「…だって私が出した手紙…基地の名前や場所なんて書いてないもの…!」
エイラ「!!!」
芳佳「!!!!」
ハイデマリー「…サーニャさん…」
サーニャ「…あえて自分の居場所を書きたくなかったの…親を心配させたくないって……まだ今もネウロイと戦ってるって思われたくなくて…私の想いが届けばそれでいいって…!そう思ってたの…」
エイラ「……ご、ごめん…サーニャ」
サーニャ「だから、返事が届くわけがない……エイラ…せめて筆跡くらいはごまかしてほしいわ…」
エイラ「……あ…」
芳佳「エイラさん…!」
サーニャ「あと…私の親は『~だな』『~するなよ』なんて言い方しないわ」
エイラ「………」
芳佳「………」
ハイデマリー「…………」
サーニャ「…………エイラ」
エイラ「……本当に……ごめん……」
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 01:59:54.16 ID:iM+H1CYF0
手紙に口調をそのまま書くなよwww
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:01:10.81 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「エイラさんは悪くないよ……私が考えたことだもん……悪いのは私だよ……」
サーニャ「…………」
ハイデマリー「…………?」
サーニャ「……………ふふっ」
エイラ「?」
サーニャ「……うふっ…ふふふっ……なんだか可笑しい…」
エイラ「…サーニャ!」
サーニャ「こんな騙す気もない手紙で……『両親からの手紙だぞ!』って……やっぱりエイラは相変わらずね…」
エイラ「さっ…サーニャあ…」ブワッ
芳佳「え、エイラさん…」
エイラ「うぉぉぉ~!ごめんよサーニャぁ~~~!こんな馬鹿なことをしてしまって…!本当に…グスッ…さああにゃああ~!」
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:06:14.56 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「まったく、エイラったら…ふふふっ」
芳佳「サーニャちゃんが笑顔に…!」
ハイデマリー「宮藤さん…サーニャさんって…あんな笑顔もできるんですね…」
芳佳「はい…あれはエイラさんの前でしか見せない表情です」
エイラ「うわああああ!さーにゃああ!」
・
・
・
~ そして最後の夜 ~
サーニャ「……最後の夜間哨戒ですね…」
ハイデマリー「…大丈夫です、私はいつでも、サーニャさんの事を想っていますよ…ご両親のように」
サーニャ「………ありがとうございます//」
ハイデマリー「……一週間、本当に楽しかった…」
サーニャ「?」
ハイデマリー「……あういう仲間に囲まれて…サーニャさんは幸せ者ですね」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:09:36.77 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「そんな……!」
ハイデマリー「……皆…サーニャさんのことが大好きなんですよ」
サーニャ「……//」
ハイデマリー「………照れてるんですか?」
サーニャ「いえ、別に…」
ハイデマリー「魔導針が赤くなってます」
サーニャ「!」
ハイデマリー「信じて下さい、"自分は強い"って、"自分は幸せなんだ"って」
サーニャ「……はい」
ハイデマリー「ほら…」ギュッ
サーニャ「!!!」
ハイデマリー「……私も、サーニャさんのことが好きな人の一人です」ムギュゥ
サーニャ「……//」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:14:36.58 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「……わかりますか…私の魔導針も赤くなっているのが」
サーニャ「……!」
ハイデマリー「ほら…こうやって…」
サーニャ「きゃっ!」ピクン!
ハイデマリー「魔導針同士をこうやってくっ付けると、相手の想いがより一層伝わるんです…」
サーニャ「ハイデマリーさんの…想い…」
ハイデマリー「……ええ、サーニャさんの想いが…いま私に流れて来ています」
サーニャ「……あたたかい…」
ハイデマリー「目を閉じて下さい…もっと強く感じられますよ…」
ハイデマリー「…」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:17:08.70 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「!」
ハイデマリー「これは……」
--------------
「サーニャは本当にピアノが上手ね…」
「私に似たんだ!この子は将来、大物ピアニストになるぞ!」
「あなた、気が早いわ」
「こんな子を持って、親として誇らしいことだよ!」
-----------------
ハイデマリー(何これ!?サーニャさんの…記憶…?)
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:23:08.76 ID:Y7FgpCJX0
----------
「ああ、サーニャ…どうしてうちの子が…」
「…ウィッチに入隊だなんて……私は信じない」
「この子はピアニストになるという夢があるのよ!? その夢はどうなるの!」
「もっとウィッチにふさわしい人間はいっぱいいる!どうして…サーニャが…!」
--------
ハイデマリー(これは…)
---------
「いやああ!やめて!サーニャを連れて行かないで!」
「この子はまだ幼いんだ!それなのに…こんな子供にネウロイと戦わせるなんて、どういう神経してるんだ!」
「サーニャ!サーニャ!お願い!サーニャを返して!」
84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:27:59.27 ID:Y7FgpCJX0
------
ハイデマリー(いやっ……いやっ)
ハイデマリー「いやあああああああああ!!!!!!」
サーニャ「ハイデマリーさん!どうしたんですか!」ユサユサ
ハイデマリー「……はっ!」
サーニャ「ああ、よかった…気が付いた…」
ハイデマリー「サーニャさん…」
サーニャ「…?」
ハイデマリー「ううっ…」ムギュウウ…
サーニャ「ちょ…強いです……苦しい…」
ハイデマリー「ごめんなさい……ごめんなさい……」ギュウウ…
サーニャ「ハイデマリーさん!しっかりしてください!」
ハイデマリー「ごめんなさい……」
・
・
・
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:30:14.93 ID:Y7FgpCJX0
~ サーニャの部屋 ~
サーニャ「落ち着きました?」
ハイデマリー「はい…」
サーニャ「………よかった」ホッ
ハイデマリー「……ごめんなさい、急に取り乱してしまって」
サーニャ「気にしないで下さい…」
ハイデマリー「……最後の夜ですね」
サーニャ「……はい……今日は一緒に寝てもいいですか…?」
ハイデマリー「えっ…」
------
~ エイラの部屋 ~
エイラ「何故だあああ!どうして今日も私の部屋に来ないんだあああ!」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:35:08.88 ID:Y7FgpCJX0
芳佳「ちょっとうるさいですエイラさん…」
エイラ「ミヤフジぃ…!そして何故お前は私の部屋に来るんだ…!」
芳佳「いいじゃないですかぁ~、エイラさんの部屋、いいにおいがするんだもん」ゴロゴロ
エイラ「…やっぱりハイデマリーのほうがいいのか!? 私じゃ満足できなかったのか!?」
芳佳「ふぁぁぁ…仕方ないですよ…今日はハイデマリーさんが帰る日なんです…最後の日くらい一緒に寝てあげさせましょう…」
エイラ「くそぉぉぉ……手紙作戦は失敗に終わるし……ミヤフジはなんかハイデマリー側についてるし…どうしてこうなったんだあ~!」
芳佳「大丈夫ですよ、今日からまたどうせいつもの2人に戻るんでしょ……ふぁぁあ…」
エイラ「ミヤフジいい!私は悲しいぞぉ!」
芳佳「まったく…エイラさん、むしろ今こそがチャンスなんですよ」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:38:18.19 ID:Y7FgpCJX0
エイラ「何?」
芳佳「ハイデマリーさんが去ってしまって、悲しんでいるサーニャちゃんを励ませらるのは…誰ですか?」
エイラ「…はっ!…そうか!むしろ私は今サーニャに一番好かれる立場にいるのか!」
芳佳「そうですよ!」
エイラ「ありがとなミヤフジ!元気が出てきた!」
芳佳「真夜中のマシンガンで、サーニャちゃんのハートを撃ち抜けるのはエイラさんだけですよ!」
エイラ「ナンダそれ」
・
・
・
~ 滑走路にて ~
ミーナ「それでは、ハイデマリー少佐、体に気を付けて」
ハイデマリー「はい……この1周間、ほんとうに楽しかったです」
美緒「楽しんでくれて何よりだ、また私達に会いたくなったらいつでも来い」
ハイデマリー「はい」
ミーナ「また騒がしい人たちが出迎えてくれるわ」
ハイデマリー「はい…!」
サーニャ「……ハイデマリーさん……本当にありがとうございました……」
ハイデマリー「サーニャさん、最後に一言」
サーニャ「?」
ハイデマリー「親のことを……いつまでも想い続けて下さい……」
サーニャ「はい…!」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 02:57:31.12 ID:Y7FgpCJX0
ハイデマリー「会えなくても…気持ちがあればいつか届く日が来ます…!絶対に…!」
サーニャ「はい!」
エイラ「ゴメンなサーニャ…あの時は」
サーニャ「気にしてないよエイラ…」
ハイデマリー「それじゃあみなさん!…お元気で!」
ブオオオオオオオオオン……
・
・
・
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:01:05.95 ID:Y7FgpCJX0
ミーナ「ねえ、美緒」
美緒「なんだミーナ」
ミーナ「結局あのこと…サーニャさんには黙っておくの?」
美緒「ああ、ずっと私の部屋の引き出しにしまってある」
ミーナ「…そのほうがいいわ…サーニャさんが国へ帰る時…ネウロイがこの世から消滅して、ウィッチが必要とされなくなった時…あの手紙をサーニャさんに渡しましょう」
美緒「そうだな………それにしても…どうしてここに届いたんだ…」
ミーナ「さっき他の隊から連絡が来たの…サーニャさんのご両親…サーニャさんへの手紙をひたすら世界中の軍隊に送っていたらしいわ…」
美緒「なに…!」
ミーナ「サーニャさんへ想いが届くとずっと信じて…諦めずに手紙を送り続けた結果…やっと501へたどり着いたというわけね」
美緒「……そうだったのか…」
ミーナ「素敵な話ね」
美緒「……ああ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:02:27.56 ID:Y7FgpCJX0
サーニャ「あの…坂本少佐…」
美緒「うあ!なんだ!?急に」ビクッ
サーニャ「いえ…早く訓練始めないと………どうしてそんなに驚いてるんですか」
ミーナ「なんでもないわ、さあ、気持ちを切り替えて頑張りましょう」
美緒「そうだな」
サーニャ「?」
美緒「さ、訓練開始だぞサーニャ!しっかり気合入れていけ!」
サーニャ「はいっ!」
完
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2013/10/19(土) 03:02:46.85 ID:dnTnZSAS0
おつ!
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:06:21.33 ID:Y7FgpCJX0
ああ、やってしまった
残り4レスの所でさるさんとは予想してなかった…
とにかく、暇な奴は元スレにこのスレのURL貼ってくれたら超嬉しい
ストパン×十二人の怒れる男
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378649721/
ストパン×キューブ
http://www.log-channel.net/bbs/news4vip/1381827950/
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/19(土) 03:09:39.95 ID:bJW5iCdy0
しょうがないな。今回だけだかんな!
>>12
さすがエイラさんっす
感謝
おすすめSS
サーニャ「誰かに『○○かな』って聞かれたら『さあにゃ』って返す」
ギャグを思いついたサーニャは早速使おうとしますが・・・。
サーニャ「世界大戦?」
戦争シリーズです。欝耐性が無い方はご遠慮下さい。
エイラ「わ、私がネウロイを怖がってるだっテ? そんな訳……」
被弾してしまったことでトラウマになってしまったエイラ、克服することはできるのか?
サーニャ「やっぱりエイラーニャよね」ニパ「ニパイラだよ!」
エイラを取り合う二人がおもろいです。
エイラ「喫茶エイラーニャ!」サーニャ「開店です!」
戦争が終わり、喫茶店を開いたエイラ。サーニャとはどうなったのでしょうか?

Entry ⇒ 2013.11.09 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ SS | Comments (3) | Trackbacks (0) |