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芳佳「私…守れなかった」

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1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:06:25.35 ID:H8C4cINP0

    ミーナ「訓練中に透明のネウロイに襲われ5人の怪我人が出た…それで?」

    ゲルト「宮藤の治療のおかげで一命は取り留めたが依然意識は戻っていない」

    ミーナ「怪我人5人…ふう、大変なことになったわね」

    ゲルト「少佐、ルッキーニ、ペリーヌ、サーニャ、リーネか」

    シャーリー「見えないネウロイ…まさかこんな物が来るとは思わなかったよ」


    芳佳「……」


    ミーナ「宮藤さん、今回の件は貴方のせいではないわ、誰にもどうしようもなかったわ」

    エーリカ「皆の怪我を治したのは宮藤だし、どちらかと言えば大活躍だよ」

    芳佳「それでも……私、守れませんでした」

    ゲルト「そんなことは無い!ミーナの言うとおり仕方なかったんだ」

    芳佳「仕方ないですむ問題じゃないです、私は自分の身を守ることしかできなくて…」

    エイラ「宮藤、そんなに一人で気負うことないゾ、これは皆の責任ダ」

    芳佳「エイラさん怒ってますよね…夜間哨戒あけのサーニャちゃんに無理矢理訓練に付き合わせた挙げ句怪我させちゃって」

    エイラ「……宮藤」

    ミーナ「ともかく、これは不測の事態でした、そして怪我人が出ている今、一人あたりの負担が更に多くなります、部屋でゆっくり休んで下さい」


2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:07:13.27 ID:H8C4cINP0



    宮藤私室にて



    芳佳「リーネちゃん…ごめんね」


    コンコン


    芳佳「誰ですか?」

    ゲルト「私だ、入っても良いか?」

    芳佳「どうぞ」


    ガチャ


    ゲルト「み、宮藤、先ほどの戦闘で疲れただろう、次の作戦に備えて腹を満たしておけ」

    芳佳「…ありがとうございます、でも今お腹いっぱいなので」

    ゲルト「駄目だ、食べるんだ」

    芳佳「ただジャガイモ出されても困ります…」

    ゲルト「じゃ、じゃあ私が食べさせてやろう!」

    芳佳「そういう意味じゃないです!ただ茹でただけのジャガイモなんて食べたくないです…」

    ゲルト「そ、そうか、でも美味しいぞ、一口だけどうだ?」

    芳佳「いいですから、私に構わないで下さい」


    ゲルト「すまない…」


3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:07:50.25 ID:H8C4cINP0


    テクテク、バタン


    ゲルト「
グモグ」

    シャーリー「何一人でジャガイモ食べているんだ、バルクホルン?」

    ゲルト「ああ、宮藤のために作ったんだが要らないと言われてしまった」

    シャーリー「あはははは、そりゃそうだ、いきなり山盛りのジャガイモ渡されて喜ぶのはお前くらいだ」

    ゲルト「何だと!ハルトマンだって喜ぶぞ!

    シャーリー「そっちか…まぁ、いいや。折角だから私が手伝ってやろう」

    ゲルト「何をだ?」

    シャーリー「宮藤はこんな茹でただけのジャガイモは食べたくないんだろ?フライドポテトにすればいいんじゃないか?」


5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:09:06.98 ID:H8C4cINP0


    コンコン


    芳佳「誰ですか?」

    ゲルト「私だ、入るぞ」


    ガチャ


    ゲルト「ほらみろ、宮藤!フライドポテトだぞ!リベリアンと一緒に作ったんだ!」

    芳佳「…」

    ゲルト「茹でただけは嫌と言っていたので揚げたぞ」

    芳佳「お腹いっぱいって言いましたよね、要りません」

    ゲルト「そうだ、このポテト見てくれ、宮藤が喜ぶと思って、ほら飛行機型だ」

    芳佳「…気持ちだけ受け取っておきます」

    ゲルト「リ、リベリアンがな、揚げ終わった後馬鹿みたいに塩をかけようとしたから止めたんだ、何でも塩をかければ良いと思っているから困ったものだ」

    芳佳「そうですか」

    ゲルト「モグモグ、美味い!どうだ、宮藤、モグモグ、食べないか?」

    芳佳「シャーリーさんと一緒に食べればいいと思います、私は要りません」

    プイッ


    ゲルト「そうか…」



7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:11:01.71 ID:H8C4cINP0


    ガチャ、バタン


    ゲルト「モグモグ」


    エーリカ「どうしたのトゥルーデ?一人でフライドポテトなんて食べて、モグモグ

    ゲルト「勝手に食べるな、モグモグ」

    エーリカ「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ

    ゲルト「宮藤のために作ったんだが、モグモグ、要らないと言われてしまった」

    エーリカ「ふーん、モグモグ、トゥルーデなりに慰めようとしているのは分かるけど、モグモグ、それじゃあ駄目、私の部屋にボードゲームがあるからもっていきなよ」


8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:12:14.84 ID:H8C4cINP0


    コンコン


    芳佳「誰ですか?」

    ゲルト「私だ、入るぞ」


    ガチャ


    芳佳「…」

    ゲルト「見ろ、宮藤!ボードゲームだ、一緒にやろう!」

    芳佳「今待機中ですよね、そんな時に遊んでいいんですか?」

    ゲルト「いいんだ、私が上官だ」

    芳佳「それ以前にやりたくないです」

    ゲルト「まあそう言うな、少しで良いから、な」

    芳佳「…嫌です」

    ゲルト「少しやってから止めよう、それでも遅くないはずだ」

    芳佳「…バルクホルンさんしつこいです」

    ゲルト「よし、さっそくやろう、なになに…ほう、これは止まったマスの指示にプレイヤーが従うというタイプらしい」

    芳佳「私独語読めないんですけど…」

    ゲルト「私が読んでやるから安心しろ」


9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:13:16.31 ID:H8C4cINP0


    コロコロ


    芳佳「1,2,3と」

    ゲルト「ふむふむ、ゴールするまで右隣の人の妹になる…か、よく分からない指示だな。まぁいい、とりあえずお姉ちゃんとでも呼んでくれ」

    芳佳「…やっぱり二人でやるのもつまらないので人呼んできます」

    ゲルト「まあ宮藤がそうしたいならいいだろう」

    芳佳「シャーリーさんを私の右隣に呼んできます」

    ゲルト「さて、こんな下らないボードゲームは捨てて、私とお話ししよう」

    芳佳「もういいです、帰って下さい」

    ゲルト「よし、じゃあ本を読んでやろう、クリスは私が本を読んでやると喜ぶんだ」

    芳佳「…ありません」

    ゲルト「なんだ?」


    芳佳「私はクリスじゃなくて宮藤芳佳です!もういいです、私が出て行きますから!」


    ダダダダ、ガチャバタン


11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:15:16.09 ID:H8C4cINP0

    ゲルト「宮藤…」

    ミーナ「あら、トゥルーデ。そんなところで何をしているの?」

    ゲルト「宮藤に嫌われてしまった」

    ミーナ「どうして?」

    ゲルト「かくかくしかじか」

    ミーナ「そうね、トゥルーデが言いたいことを言えばいいじゃないの?」

    ゲルト「言いたいこと?」

    ミーナ「そんな物で釣るようなことしないで、何か言いたいことないかしら?」

    ゲルト「よし、宮藤を探してこよう!」


12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:17:17.88 ID:H8C4cINP0

    芳佳「はぁ、怒鳴っちゃった、あとで謝らなきゃ」

    芳佳「…グスッ」

    ゲルト「宮藤!」

    芳佳「バ、バルクホルンさん!?」

    ゲルト「泣いているのか?」

    芳佳「な、泣いていません」

    ゲルト「何故自分を責める」

    芳佳「私が守れなかったから…」

    ゲルト「しかし、怪我人5人は全員生きている、それで十分じゃないのか?」

    芳佳「そんなの結果論です!全員死んでもおかしくない怪我でした、明らかに私の責任です」


13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:21:14.55 ID:H8C4cINP0



    ゲルト「……うぬぼれるな!」


    芳佳「!!!!!」


    ゲルト「お前一人で何でも守れると思っているのか?」

    芳佳「わ、私は…」

    ゲルト「そんな事で落ち込んでいる暇があったら、何故訓練をしない?」

    ゲルト「お前は自分の自己満足のために戦っているのか?違うのだったら、ミスしたら取り返せ、守れなかった挙げ句、戦意喪失など笑わせてくれる!」

    ゲルト「自分のせいだと思えば、皆が優しくしてくれると思ったら大間違いだ!甘えるな、次の戦いに備えて出来ることをやれ!」


14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:21:53.74 ID:H8C4cINP0

    芳佳「バルクホルンさん、私私…うわああああああああああああん」

    ゲルト「馬鹿者、お前はまだ強くない、泣きたかったらきちんと泣いておけ」


    ガシッ


    芳佳「うわあああああああああああん、バルクホルンさああああああああああん」

    芳佳「グスッ…スン、バルクホルンさん…ありがとうございました、グスッ、私確かに甘えてました…」

    ゲルト「分かればいいさ、それよりこのハンカチで涙を拭くといい、その、なんだ……み、宮藤に涙は似合わない、わ、私の前ではわ、笑っていてくれ!」

    芳佳「///// バ、バルクホルンさん…」

    ゲルト「よ、よし!早速訓練だ!少佐がいない今、私が直々に付き合ってやろう!」

    芳佳「……はいっ!」

    ゲルト「まずは腹筋、背筋、腕立て伏せを100回ずつ、5セット!」



    芳佳「えええええええええええええええええええ」





    終わり





19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:29:02.37 ID:QZV20tlzP

    とりあえずお姉ちゃんがかわいい
    それだけだ

20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2010/09/10(金) 22:30:11.54 ID:KPOVPfRZ0

    おねえちゃんマジおねえちゃん




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