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芳佳「私達10人」

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7 名前:1 ◆.ewUP/EILA [] 投稿日:2011/02/10(木) 23:08:51.34 ID:iEtjkw5g0

ありがとうございました。再開出来ます



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:15:41.48 ID:+NjvjiWyO

きたあああああああああ!







関連SS

芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」


シャーリー「あいつらには聞かせたくないんだ……芳佳の可愛い声を、さ」

ゲルト「……何が言いたいんだ?」


芳佳「私達10人が、ストライクウィッチーズです!」

芳佳「その……あり得ません……」

前回 エイラ「は、はいはいはい! わかったぞ!」




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:14:51.07 ID:iEtjkw5g0




───『初めまして』










25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:20:41.08 ID:iEtjkw5g0

『初めまして……その…』

『アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク、……』

『オラーシャ陸軍 586戦闘機連隊所属……中尉です……』

『よろしく、お願いします……』



『は、はい……私は…ナイトウイッチです……』

『その、昼は苦手で……』



『そ、…そうなんですか……』

『……』



『……ごめんなさい…』



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:24:20.67 ID:iEtjkw5g0

『おい、―――!』


『なんだ? 私の顔を忘れたのか? お前の上官だぞ』

『坂本美緒大尉――あ、いや…少佐、だ。はっはっは!』

『お前のことは聞いているぞ、素晴らしい実力のエース、だとな』


『いや……なに、話とはな、……リトヴャク中尉の事だ』

『この部隊に配属されてから――皆とあまり馴染めていないようだ』

『ナイトウィッチは夜間活動が主だからな。接点を持つのも難しいだろう』


『同じ北欧出身のお前なら、何か力になってやれると思ってな』

『宜しく頼むぞ』


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:28:04.19 ID:iEtjkw5g0

『その……えっと……こんにちは…』

『―――さん、……ですよね……』

『ご、ごめんなさい……私、まだみんなの事をよく知らなくて……』



『あの……こんばんは…』

『……私、これから哨戒で――その…』

『あ、……どうも……』


『……ストライカーの手配…手伝って頂いて…』

『……あ、ありがとうございます…』



『わ、私の事は……サーニャって、呼んで下さい……』



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:32:22.79 ID:iEtjkw5g0

『……ネウロイ襲撃の予測が、全く頼りにならなくなってきたわね……』

『襲撃の時間帯とペースが、さらに詰まっているわ』

『私達だけではもう、持ちこたえることは出来ないかも知れない……』


『カールスラント本国より、増援のウィッチを要請するわ』

『これにより、ガリアのネウロイを押さえ込むことが出来るはずよ』


『ハルトマン中尉――および、バルクホルン大尉』

『二名の着任を確認したわ』



『この基地を守るには、さらに……効率的な作戦を――』


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:36:25.19 ID:iEtjkw5g0

『……そう』

『夜の雲の隙間から――確かに、見たの……』

『確認出来なくて……取り逃がしちゃったみたい……』


『攻撃は、してこなかったわ……』

『でも、駄目……あれは、倒さないと……』





『中佐……確かに、あのネウロイを放置しておくのは……危険、なんです…』

『わ、…私にやらせてください……』



『……』

『…すみません……反省します……』


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:41:08.87 ID:iEtjkw5g0


『こちらバルクホルン――目標のネウロイは、――見当たらない』

『夜間に基地の側まで近付き――警戒されると逃げ帰る……』

『まるでカイザーベルグの頃のようだ。ネウロイめ、姑息な…』


『サーニャ、悪い事は言わない。あれはおそらく、非戦闘のネウロイだろう』

『あの距離からでは偵察は不可能だ。もう……あれを意識するな』


『あれは、我々を誘い出す為の作戦だ。深追いは死に繋がる』

『中佐は現在、上層部とのいざこざで動けない……奴への対策は、今のところ不可能だ』

『――耐えてくれ』


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:45:52.71 ID:iEtjkw5g0


『―――。』



『ごめんね……』

『私、行く。また、すぐ側まで来てるの……』

『私を、呼んでる……お父様の、唄が聞こえるの』

『必ず、戻って来るから……待ってて、、―――。』









『私が、……私が……あのネウロイを、倒さないと……!』






48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:48:42.92 ID:HRpcktr/O

なんか一番嫌だなと思ってた展開すぎる…
予想が外れることを祈るか


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:51:08.92 ID:iEtjkw5g0


【 戦力の低減――いずれは、このような自体は見えていただろう 】

『然し――この自体は、回避出来ないこと、ではありませんでした……』


【 君の責任は、もういい――。――哨戒任務には、スオムスのエースが回れるはずだな? 】

【 その代わり――扶桑皇国に、一人、補充のウィッチを要請する 】

『はい。では――坂本美緒少佐を、一時扶桑に帰国させ、任務に当たらせます』





ミーナ「改めて、今日から皆さんの仲間になる、新人を紹介します」

ミーナ「坂本少佐が扶桑皇国より連れてきてくれた、宮藤芳佳さんです」


芳佳「宮藤芳佳です! みなさん、よろしくお願いします!」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:55:06.51 ID:iEtjkw5g0



【3Day 10:30 会議室】



シャーリー『犯人は……、――お前だ!』



探偵というものが、何時の時代より存在し、
また何時の時代にその存在を確立されたかは定かではない。

然し、時往々にして、事件を解決に導くのは名も無き『名探偵』である。


そして、その名探偵が事件を語る時――必ず、その物語は終焉を迎えるのだ。


芳佳「えっ……」

ゲルト「……!」

ミーナ「……っ」


皆の視線――シャーリーの指線、その先の少女。


エイラ・イルマタル・ユーティライネン――
彼女は一人、静かに唇を噛み締めた。



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 23:55:55.13 ID:6i8jpNnj0

な、なんだってー


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:56:01.02 ID:ije2/C+C0

エイラか…

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:58:46.42 ID:tBExpBBy0

ま、まだ解らないぞ……

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 23:59:03.77 ID:iEtjkw5g0

シャーリー「お前が、――この事件の、犯人だ」

シャーリー「エイラ」


エイラ「……」


探偵は、言葉を噛み締めるように、反芻する。

エイラは、一度目を伏せ、暫しの間沈黙した。
やがて再び顔を上げた時、その目には異様な光が宿っていた…


芳佳「え、エイラ、さん……?」



エイラ「……私が、犯人、だって?」

エイラ「――ふざけんなよ、こんな時に」

エイラ「一体何の根拠があって……そんなことを言うんだよ」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:02:37.62 ID:E35I5Xea0

ゲルト「止めろ、リベリアン……」

ゲルト「この状況で、一人の人間を告発する、と言うことが……」

ゲルト「どのような問題になるか、解らないお前ではあるまい……!」


ミーナ「……」

ミーナ「聞かせてもらえるかしら? シャーリーさん…」


ゲルト「ミーナ!?」


ミーナ「ここまで言う以上は、何か、私達の気付かない物に気付いたって事よね……」

ミーナ「さあ、それは、何なのかしら……?」


68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:06:54.72 ID:E35I5Xea0

シャーリー「そうだな……」

シャーリー「まずは……バルクホルン。状況を確認しようじゃないか」

シャーリー「犯人を、単独犯――および、複数犯と見ての、――」



シャーリー『第一の事件。坂本少佐殺害の真相だ』



ゲルト『……いいだろう』

ゲルト『事件発生は、恐らく……00:00以降、――』


ゲルト『一度、全員のアリバイを説明して見せよう。図を見てくれ』


72 名前:三分規制が辛いです[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:10:44.33 ID:E35I5Xea0

SW_suiri_16_03_72.jpg
ゲルト『……、このようになる』

ゲルト『==は誰かにアリバイを証明される場所。━はグレー。〓は犯行時刻だ』

ゲルト『……ペリーヌは、そもそも始めから確認出来なかったので除外した』


78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:14:45.93 ID:E35I5Xea0

ゲルト『上記では、〓の部分にのみ注目してくれ』

ゲルト『お互いに眠っている夜間の犯行――、つまり、ほとんどの者にアリバイが無い』

ゲルト『然し、……ルッキーニだけは別だ』

ゲルト『ルッキーニはシャーリーによって、03:00までのアリバイが保証される』

ゲルト『そしてシャーリー自身も、ルッキーニによってアリバイが証明される……』


シャーリー『……そうだ。第一の事件――、犯行は、ルッキーニには不可能だ』

シャーリー『私とルッキーニが、共犯でも無い限りな……』


エイラ『……』

エイラ『おい……誰か忘れてないか……?』


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:19:14.82 ID:E35I5Xea0

芳佳「え? エイラさん? 何を言ってるんですかぁ」

芳佳「誰か足りてませんでしたかぁ?」


エイラ「……」

エイラ「ああ、……いるだろ。もう一人」



エイラ「……サーニャの事、忘れてんじゃないぞ」



シャーリー「……」

ゲルト「……」

ミーナ「……」


芳佳「え? えぇ?」

芳佳「それって、どういう事ですかぁ……?」


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:23:05.21 ID:E35I5Xea0

ゲルト「おい……エイラ。今は、その話をしている余裕は無い」

ゲルト「お前も解っているはずだろう……! 今更何を言っているんだ!」


ミーナ「エイラさん……」

ミーナ「今は、貴方の事には構っていられないの。ごめんなさい」

ミーナ「シャーリーさんの話を、続けさせてもらえる?」


エイラ「だ、だってサーニャは……いつもいたじゃないか……」

エイラ「私と一緒に……」


シャーリー「……」

シャーリー(さて……どうする?)


93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:26:49.16 ID:E35I5Xea0

シャーリー(ここで、エイラを放って進めることは容易い……)

シャーリー(然し、それじゃ駄目なんだ)



シャーリー《このままじゃ、エイラは、救われない……》

シャーリー《自分の世界に、閉じこもったままになってしまう……!》



シャーリー(私が必要としているのは……そんな結末、じゃない)

シャーリー(エイラが自ら、それを認め、目を覚まして罪を償ってもらうことが……!)

シャーリー(それこそが……一番、肝心なんだ……!)


シャーリー(ならば、やることはただ一つ!)

シャーリー(ああ、ここまで来たんだ……行くしかない!)


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:30:04.90 ID:E35I5Xea0

シャーリー「……そう、だな」

シャーリー「サーニャを、……忘れていたな」


ゲルト「……? どういう事だ? リベリアン……」


エイラ「……そ、そうだ…なら話が早いじゃないか」

エイラ「私とサーニャは、ずっと監視塔に共にいたんだ! お互いを証明出来る!」

エイラ「私達に、坂本少佐の殺害は不可能だ……」

エイラ「そう、言えるんだろ!?」



シャーリー「いいや。違うさ――私の言い分は……」



シャーリー『サーニャは事件の共犯者であり、殺人に手を貸した、という事さ!』



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:33:59.68 ID:E35I5Xea0


ザワ......


ゲルト「お、おいリベリアン! お前まで何を言いだすんだ!」

ゲルト「ふざけるのも大概にしろ……!」


ミーナ「どういう事……シャーロット・イェーガー大尉……」


シャーリー「……私は、正しい推理を述べただけだ」

シャーリー「そうだろう、エイラ?」


エイラ「……お、お前……」

エイラ「……」



エイラ「……上等じゃ、ないか」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:37:32.64 ID:E35I5Xea0

エイラ「どうせ、アリバイは……ありはしないんだ」

エイラ「いいじゃないカ……その推理、証明してみろよ」


ゲルト「お、おい……こんな馬鹿なことが…」


ミーナ「……! まさか……」ピキュィィ.....

ミーナ「……トゥルーデ、……少し、待って」


芳佳「……」


シャーリー「よし……では、説明するぞ」

シャーリー「これより私は、事件を二つの視点から探って行くこととしよう」


シャーリー『第一、エイラ単独犯説

シャーリー『第二、――――サーニャ共謀犯説


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:42:39.86 ID:E35I5Xea0


注目するのは……何と言っても、リーネ、ルッキーニ殺害の事件だ。

リーネは鍵の掛かった密室で殺害され、その鍵はルッキーニの手に握られていた


ここが、今回最も注目すべきポイント――さ。


エイラ『……』


そう……問題は、その鍵が『使用されたか、否か』、なんだ。
鍵を使用せずに犯行を行えるのは――バルクホルンと、ミーナ中佐だけ。

そして、その二人が共犯だった時――のみ、だな。



鍵が使用されていたならば、――エイラのみ、リーネ殺害が可能だ。



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:46:03.65 ID:E35I5Xea0

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もしも犯人が窓からではなく、扉から脱出したとすれば……
逃げ込む先は、自然とエイラの部屋と限られる。

そして、私達が踏み込むまでに鍵を持って脱出――


その後、ルッキーニを殺害し、鍵を握らせればいい。


121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:49:10.13 ID:E35I5Xea0


エイラ『……なんだよー、その推理は』

エイラ『私の部屋から脱出って…どうやるんだよ……』


少し、わかりにくかったか?
ならいい。今度は解りやすく、犯人を、『サーニャ』と置き換えて考えよう


エイラ『な、何……?』


この推理では、エイラはサーニャの共犯か無関係かどうかは解らない。
然し……鍵を使えば、サーニャにも殺人が可能なんだ。


ゲルト『……』

芳佳『……』

ミーナ『……』


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:52:31.67 ID:E35I5Xea0


SW_suiri_18_03_123.jpg

このように……サーニャが犯人であれば、扉を使っての脱出は可能だ。
多少大回りにはなるが、エイラの部屋を経由して脱出する方法。
そのまま窓から脱出する方法――

ともかく、鍵Aがあろうと無かろうと、サーニャであれば犯行は可能なんだ。

鍵さえあれば、エイラの部屋まで戻れる――と言うのがポイントかな


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:56:04.84 ID:E35I5Xea0


エイラ『……駄目ダナ…』

エイラ『それは、ハルトマンや、他の行方不明者にも言えることだろ……?』


エイラ『何度も言うけどな、行方不明者であれば、誰であれ犯行が可能――なんだよ』


シャーリー『……』


エイラ『……わかってんぞ、おまえの魂胆は…』

エイラ『サーニャを犯人にして、私を共犯に仕立て上げようって気なんだろ……』

エイラ『そう、上手くいくと思うナ……!』



シャーリー《 そう……上手く……いかないかもしれないな…… 》

シャーリー《 でも、……一度アクセルを踏んだんだ。ここで止まってたまるか……! 》


131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 00:59:47.30 ID:E35I5Xea0


シャーリー『……視点を、変えようか』

シャーリー『お前は……ハルトマンを犯人だと疑っているのだろう……?』


エイラ『……そうだぞ』


シャーリー『即ち……それには、禁固室の鍵を開けた共犯者が必要、なんだよな?』

シャーリー『……その共犯者――誰だか、特定できるのか?』


エイラ『……カールスラントの二人を……疑ってはいるけど…』

エイラ『候補が絞れない。ムリダナ』


シャーリー『そうか……以外と簡単な話だと思うがな…』

シャーリー『即ち、鍵を開けた――ハルトマンの共犯者こそ、サーニャ、だってことさ』


エイラ『なっ……!』



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:03:12.94 ID:E35I5Xea0


芳佳「……」

芳佳「……私、わかりません……二人が何を言ってるのか……」

芳佳「サーニャちゃんが……どうして、関係しているんですか……!」


ゲルト「まあ、そうだろうな…」

ゲルト「然し……意味のあること、なんだろう」


芳佳「で、でも……こんなぐずぐずして……私達が誰かに襲われたら……」

ゲルト「その心配は無い」

ゲルト「私は、……それを確信して、脱出計画を立ち上げたんだ」


芳佳「か、確信……?」


141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:06:45.06 ID:E35I5Xea0

ゲルト「なぜなら……私は、ハルトマンが犯人だとは考えていない」

ゲルト「あいつの事は、誰よりも詳しく知っているつもりだ――」

ゲルト「よって……この基地内で、奴に襲われる、という危険は、私の中には無い」

ゲルト「ハルトマン以外の襲撃者であれば……私は負けはしない」



ゲルト「必ず――、お前を守ってみせる。宮藤」



芳佳「バルクホルンさぁん……」


ミーナ(……)

ミーナ(……先程から……ずっと…)


ミーナ(……伺って、いるのね)


145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:11:00.30 ID:E35I5Xea0

芳佳「で、でもわかりません……こんなの……」

芳佳「こんな議論、何の意味も無いですよぉ……」

ゲルト「……」



芳佳「だって……エイラさんの言ってるサーニャちゃんって……」





























芳佳「ただの、……ネコのぬいぐるみですよぉ…」


ゲルト「……ああ」



150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:12:11.09 ID:myx439n00

ナ、ナンダッテー


156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:13:23.09 ID:u5El0rJt0

エイラは.........

みんなどう思ってたんだよ


207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:43:04.11 ID:aKCZl4Yx0

1スレ目33の辺りの掛け合いで中佐が一瞬声に詰まったのはエイラの一人芝居を見かねてだったのかーうわ何コレ胸が苦しい


芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」
 (1スレ目)

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:15:29.21 ID:E35I5Xea0

エイラ「……」

エイラ「この5人の中にも、いるかも知れないじゃないか……その、ハルトマンの部屋の鍵を…」

エイラ「――開ける事が出来る、『共犯者』が……」



シャーリー「そうだな……。然し、それは有り得ないんだ」

シャーリー「まず、あの状況でハルトマンの鍵を開ける事が出来た人物……」

シャーリー「それはつまり、私か、バルクホルンと中佐が真犯人である、という可能性だけだ」


シャーリー「……これはな、数が少なくなったほうが襲われる、生き残りなんだ」

シャーリー「私とバルクホルンが……食料調達に出たときのことを思い出せ」



エイラ「……」



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:19:38.57 ID:E35I5Xea0

シャーリー「カールスラント組3人が、共謀している場合……」

シャーリー「私はバルクホルンとハルトマンに襲われ、死んでいるはずだ――確実にな」

シャーリー「逆にハルトマンが私と共犯だった場合でも、同じ事だ」

シャーリー「……バルクホルンは殺されている」


エイラ「そ……それは……確立の問題じゃないか……!」

エイラ「そんな……不確かな事で……」


シャーリー「確立、――なら、サーニャが共犯である可能性のほうが、よっぽど高いぞ」


シャーリー(……証拠がない暴論なのは、どの立場でも同じだ)

シャーリー(だがこれは、……エイラが折れるか、私が諦めるかの勝負だからな!)


178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:25:18.27 ID:E35I5Xea0


芳佳「……」


ゲルト「宮藤……お前にも教えよう」

ゲルト「……エイラの言う、サーニャ、とは……」





エイラ「あ、あう……あ……」

エイラ「サーニャ……サーニャは……犯人じゃ……無い……」

エイラ「……」


シャーリー(目を覚ませ……エイラ!)





━───
━━━━───────
━━━━━━━━━━━━━───


183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:29:13.75 ID:E35I5Xea0





……エイラ・イルマタルユーティライネン少尉が、
心の平衡を失ったのは、いつの事からであろう。


それはおよそ一年半前。ガリア解放戦線。

当時501統合戦闘航空団に着港したばかりであった彼女は、
その部隊内である種の宿命的な出会いを果たす。


――アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク。原隊中尉

後にサーニャと呼ばれ、エイラ自身の心の一角を担う事となる、少女の名である。


193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:34:22.74 ID:E35I5Xea0


501配属当時――彼女たちは、それほど親しい間柄では無かった。

当然である。
サーニャは夜の隊員であり、エイラは昼を活動の主とする。
二人が出会う事は――少なかった。


この言葉には語弊がある。
少なかった――というのは、501で彼女らの立ち位置を相対的に見て、とのことである。
それは単純に、サーニャ自身が役目柄人と関わる事がほぼ無い環境であり、
彼女を見かけた他の隊員も、率先して言葉を交わす事は無かった、と言う事が理由に挙げられる。

実際――エイラが、彼女と接触する頻度は多かった。

エイラが彼女の内に何を見出したのかは、今となっては誰も解らない。
エイラは朝早く起きると哨戒帰りの彼女と寝室まで連れ添い、
夕刻は彼女を起こす役目を率先して行いたがった。

その行き過ぎた過保護さ、豪護により
一部の隊員からはエイラがフェミニズム原理主義者との噂も立ち上がったが、
以前、定かではない。

然し、エイラが彼女に並々ならぬ庇護欲、
――ある種の愛情とを注いでいた事は、間違い無い。


201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:40:35.26 ID:E35I5Xea0



502統合戦闘航空団――所属。
『ついてないカタヤイネン』、ことニルス・エドヴァルド・カタヤイネン曹長は語る。



ニパ「エイラはさ、昔から、同年代の男の子とか、興味なかったみたいだよ」

ニパ「自分の世界――というか、そこが楽しければそれで完結してるって言うかさ……」

ニパ「無関心……っていうか……」

ニパ「ともかく、――あんまり、他人に関心を持つ奴じゃなかった。……ね」



そんな彼女が、出会い、心から打ち解けた友人であるサーニャ。
彼女との関係は、エイラの心にどれほどの影日向を与えたのかは定かではない。

カタヤイネン曹長の元へ時折届くエイラからの便りには、
必ず、自身の事以上に友人――サーニャの事が記されていたという。





そして、――その手紙は、ある日を境にぷつりと途切れる事となる。


208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:45:58.06 ID:E35I5Xea0

━━━━──





ゲルト「一年半前……ガリア開放戦」

ゲルト「お前が着任する、少し前の事だ……」


ゲルト「確かに……そこに、サーニャという隊員は、……実在したんだ。」

ゲルト「お前の前任としてな……」



芳佳「サーニャちゃんが、現実に……実在した…?」

芳佳「じゃあ……今はどこで、何をしているんですか?」



ゲルト「死んだ。……ネウロイとの抗戦によってな……」



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:47:25.88 ID:cxvQ+OGRO

あああああああああ
やっぱりこの芳佳はサーニャと面識ないのか…


214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:50:02.92 ID:E35I5Xea0

ゲルト「手を出すな、と言われていたネウロイに単身で突撃……」

ゲルト「その後、後ろに控えていた大部隊に叩かれ――戻る事は、無かった……」


エイラ「……」


芳佳「そ……そんな…」

芳佳「じゃあ、あの人形は……」


ゲルト「ネコペンギン……」

ゲルト「サーニャがよく、持ち歩いていた人形だ」


ゲルト「……エイラ自身が、プレゼントしたものだからな…」



216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 01:52:15.81 ID:M5/Ssqn1O

すげえSSだ

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:55:11.38 ID:E35I5Xea0

エイラ「……」

エイラ「……」

エイラ「……」


シャーリー(エイラ……お前は、気付いているはずだぞ……)

シャーリー(ただ、気付かない振りをして、自分を納得させているだけだ……)



シャーリー「エイラ……お前は……」

シャーリー「サーニャが犯人で……いい、のか……?」

シャーリー「それで、いいのか!」



エイラ「……」

エイラ「何、言ってんだよ」


229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:58:30.63 ID:E35I5Xea0

エイラ「サーニャは、現実じゃない?」

エイラ「……」

エイラ「そうかもしれないけど、そうじゃないぞ」

エイラ「私には、わかる……サーニャは……すぐ側に……いるぞ」





エイラ「……シャーリーがさっきから言ってる……」

エイラ「サーニャ……ってのは……」


エイラ「ただの、人形だろ……!」ポロポロ


シャーリー(……!)


232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 01:59:33.66 ID:TUryj6QC0

なんか怖いな

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:00:58.60 ID:QnSFpsHL0

予想外の結末どころの騒ぎじゃねーんだけどなにこれ

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:03:09.81 ID:E35I5Xea0

エイラ「そうだよ……人形だよ…」グスッ

エイラ「サーニャは、いない……ケド……」

エイラ「私の中には……いつもサーニャがいるんだ……」


シャーリー「……そうだな。サーニャは、いない」

シャーリー「お前の、一日目――坂本少佐殺害のアリバイは、……崩れ去った」


エイラ「だから……それが、…どう、したんだよ……」

エイラ「アリバイが無いのは、他の誰も同じだろ!」


シャーリー「そう……だな」

シャーリー「だが、これで、リーネ殺人の真実が見えたはずだ」


エイラ「……」

ミーナ(……)


247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:05:54.09 ID:E35I5Xea0

エイラ「駄目だな……それは」

エイラ「リーネを殺すのは……私には、不可能……なんだよ」

エイラ「それに、……ここにいないハルトマンには、全ての殺人が可能だぞ……」

エイラ「それを、どう説明するつもりだ……」


ゲルト(確かに……問題となっている、『事件現場の鍵』……!)


ゲルト(エイラは、窓からの部屋移動が不可能だ……)

ゲルト(そして……エイラは現場の鍵の施錠が出来ない……)

ゲルト(鍵は……殺されたルッキーニが持っていたのだ……)


ゲルト(そして……エイラは事件直後から、ずっと私達と共に行動している……)

ゲルト(ルッキーニを殺害して鍵を握らせる暇なんて……あるわけが無い!)


255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:09:21.06 ID:E35I5Xea0

シャーリー「……」



シャーリー「……もちろん――説明出来る」



エイラ「……!」

エイラ「何だと……!」


芳佳「……え、えぇ……ほんとですかぁ…?」

ゲルト「……!」


エイラ「やってみろよ……私が犯人だって、説明して見せろ…!」

エイラ「私には犯行不可能……ハルトマンにしか、出来ない犯行だからな……!」


ミーナ(……潮時……ね)


262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:12:54.95 ID:E35I5Xea0

ミーナ「貴方たち……少し、話を聞いてくれる……?」


シャーリー「……?」

エイラ「……ナンダヨ」


ミーナ「貴方たちは……エイラさんが犯人か……エーリカが犯人かで議論しているんでしょう?」


エイラ「……」

シャーリー「……そうだな」


ミーナ「……」

ミーナ「なら、……最後の登場人物に、ご登場願おうかしら?」


263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:13:16.19 ID:QnSFpsHL0

!!

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:17:00.93 ID:E35I5Xea0


コツ...コツ....

......ギィッ


シャーリー「……!」

エイラ「……っ」



芳佳「あ……ああ……っ」

ゲルト「――ッ!」



「……トゥルーデ…」



ミーナ「さあ、これで全ての材料が……揃ったんじゃ、ないかしら」

ミーナ「エイラさん……貴方のお相手が、到着したみたいよ」



283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:18:36.15 ID:M5/Ssqn1O

エーリカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:20:13.02 ID:IoydD56TO

そりゃそうだ
エーリカだけはサーニャに優しく接していたから隔離したのか

291 名前:今日はここまでです[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:20:16.74 ID:E35I5Xea0

「エイラ……ただいま」

「エイラ。サーニャを、――返しに来たよ」



エイラ「……」



芳佳「あ……ハルトマン、さん……、……?!」

ゲルト「お前……!」





エーリカ「そうさ――被告席が空っぽの裁判なんて――認めないよ!」


エーリカ「エーリカ・ハルトマン中尉、及びサーニャ・リトヴャク中尉――」

エーリカ「ただいま、帰還しました!」


303 名前:1 ◆.ewUP/EILA [] 投稿日:2011/02/11(金) 02:23:58.16 ID:E35I5Xea0

逆転ウィッチーズ 脳噛ネウロイ


今日はここまでです。

本編を通してみるならば、
やっと、三日目の法廷、最終弁論に持ち込む事が出来た、という処でしょうか。


内容については、特に触れられません。


再開は規制により遅れる事を見越して、18-20時辺りを予定しています

お付き合いいただき、ありがとうございました。
おやすみなさい。


304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 02:24:31.22 ID:zWXXexPI0

なるほど・・・見事な引き際だな、乙


309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 02:27:44.96 ID:DnMvdeQV0

引っ張るなオイw




次回 ミーナ「……この司令室も、寂しいものになったわね……」
※記事が反映されると表示されます、09/29 03:00 公開予定です。 【管理人】



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作中の芳佳の名言に注目です。





この記事へのコメント

-名無しの三等兵 - 2014年05月21日 05:07:43

今読み返してきたら
>ゲルト「サーニャを盗み出したり、密室を作り出すなどの行動も」

ヒェッ…

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