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ミーナ「……この司令室も、寂しいものになったわね……」

SW_okimono_01
402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:21:05.55 ID:E35I5Xea0



【3Day 11:00 会議室】



扉の向こうから現れた少女――
この事件の最有力容疑者、であり、最後の鍵を握る登場人物である。
悲劇の最終場面にて登場する者は、二通りの配役しか許されない。
その心は悪魔か、天使か。


エーリカ・ハルトマンで、あった。


そして、その胸に抱かれた、ネコペンギン――
エイラが『サーニャ』と名付け、肌身離さず持ち歩いていた人形である。



「ただいま」



芳佳「お、おかえりなさい……」

ゲルト「貴様っ……」


エーリカ「……ただいま、トゥルーデ」


403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:23:22.73 ID:iJduFfIV0

キター





関連SS

芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」


シャーリー「あいつらには聞かせたくないんだ……芳佳の可愛い声を、さ」

ゲルト「……何が言いたいんだ?」


芳佳「私達10人が、ストライクウィッチーズです!」

芳佳「その……あり得ません……」

エイラ「は、はいはいはい! わかったぞ!」

前回 芳佳「私達10人」







404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:24:12.27 ID:E35I5Xea0


エーリカ「ほんとなら、もっと早く――みんなの前に姿を見せたかったんだけどさ」

エーリカ「……ごめん」


ゲルト「……馬鹿者」

ゲルト「お前は……今更顔を出して……」

ゲルト「……何のつもりだ…」


エーリカ「……トゥルーデ」


ゲルト「……」


ゲルト「……生きていてくれて……良かった…」ポロポロ

ゲルト「エーリカ……」


407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:27:23.39 ID:E35I5Xea0


ミーナ「やはり……貴方だったのね。フラウ」

ミーナ「今まで……どこで何をしていたのか、聞かせてくれる?」


エーリカ「……はい!」


エイラ「……」キッ


ゲルト「……」

芳佳「……」


シャーリー(ハルトマン……だと……)

シャーリー(エイラの証言次第では……ハルトマン犯人説を押し切られる可能性もあったが…)

シャーリー(どうやら……勝機が見えてきたな……!)


409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:31:55.31 ID:E35I5Xea0

エーリカ「まず……私が禁固室に閉じ込められて、」

エーリカ「そこから出るまで、がいいのかな?」


ゲルト「いや……その前に、少し」

ゲルト「坂本少佐が殺害された夜のおかしな起床について……説明しろ」

ゲルト「お前が、――『偶然、早く起きる』など、有り得ないのは周知の事実だ」

ゲルト「お前が早く目覚めた理由――知りたいものだな」


シャーリー(前日の、『朝が早いハルトマンの謎』……)

シャーリー(……聞いて置くにこしたことはないのかな?)


シャーリー「ハルトマン、教えてくれ。疑問は少ない方が良いのは事実だ」


エーリカ「……」


412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:35:41.33 ID:E35I5Xea0

エーリカ「え、えーっと……」

エーリカ「ちょっと言いにくいことなんだけどさー……」


ゲルト「事件に関係無くとも、重要な事だ」

ゲルト「話せ、ハルトマン」


芳佳「教えて下さい、ハルトマンさん……!」


エーリカ「わ、わかった、話すよぉ……」

エーリカ「その……ミヤフジに……起こされたんだよぉ……」


芳佳「えっ!」


エーリカ「ミヤフジは寝惚けてただけかもしれないけど……」


416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:40:23.62 ID:E35I5Xea0

エーリカ「宮藤はさ……私の事リーネと間違えたんだとは思うんだけど……」



エーリカ「後ろからいきなり抱きついてきて……」



シャーリー「……」


ミーナ「……」




宮藤「え? え?」



エーリカ「私の胸をさすりながらずっと耳元でごそごそ言ってるんだもん……」

エーリカ「もう……寝ていられないよ……」



芳佳「ふ、ふえぇ? わ、私……」



エイラ「……」


ゲルト「……」




417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:40:28.52 ID:cxvQ+OGRO

えっ





えっ


418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:43:11.71 ID:63aW4qv3P

( ゚д゚)ポカーン


413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:36:15.60 ID:Y+uPQlIT0

もんだのかw


419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:44:08.89 ID:E35I5Xea0


エーリカ「ミヤフジが……私の胸を弄ぶから……」

エーリカ「もう、起きるしか無くなっちゃって……」



ミーナ「……」



シャーリー「宮藤に胸を触られたせいで、目が覚めてしまったと言う事か?」

シャーリー「確かに……宮藤はそんなとこもあるが……」

シャーリー「何と言うか……うん……」



芳佳「え、ええええ、そ、そんななここここととと!!」




エーリカ「最後の方は、ミヤフジが、こうやって足を絡めてきてさー……」

エーリカ「もう……ほとんど…無理矢理……」



ゲルト「ほう……」




420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:44:44.53 ID:34yMTXhd0

ほう……


421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:45:10.09 ID:Y+uPQlIT0

ほう……


422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:47:31.22 ID:+QR2eTB+0

ほう……


423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:47:38.48 ID:jMM3ytZC0

ほう……


424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:48:19.51 ID:zVkzEXoF0

ほう……


425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:48:33.19 ID:E35I5Xea0

エーリカ「中半……、その、目が冴えちゃって……」

ゲルト「……」

ミーナ「宮藤さん?」



芳佳「違いますっ! そんな事しませんっ!」

芳佳「女の子同士で、その、おかしいじゃないですか!」

芳佳「人の胸を揉むなんて……そんな、そんな事するわけがありません!」

芳佳「別にハルトマンさんの胸に興味がないわけじゃありませんけど、そこまではしません!」

芳佳「仮にもしもそんな事があったとしても、私は寝ていて無意識だったんです!」

芳佳「私はそんな趣味ありませんし、その、誤解しないで下さい!」

芳佳「いや、そもそも私、寝相悪くなんてありませんから! 無罪です無罪!




ゲルト「……なに、後で実際に確かめてみれば良いことだ」

芳佳「う、あうう……」


426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:49:59.21 ID:34yMTXhd0

実際に……


428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:50:46.30 ID:M5/Ssqn1O

おい
なんだこの展開は
興奮してきた


432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:54:29.80 ID:E35I5Xea0


芳佳「ハルトマンさん……!」


エーリカ「ごめんミヤフジ……あんまり、言いたくなかったんだけど……」

エーリカ「そういう、事なんだ……」

芳佳「でも私……憶えてないですし……」

エーリカ「う、うん……私も、忘れる……」



エーリカ「犬に噛まれたと思って……忘れるさ……」




芳佳「……」


シャーリー「…」


ミーナ「…」


ゲルト「…」



エイラ(なんだこの空気)




434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:56:49.57 ID:mAYM0rJIO

殺人の容疑者以上に言い訳に必死な淫獣△


437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 20:57:47.85 ID:WbJGlN/y0

超展開すぎてワロタ

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 20:58:12.08 ID:E35I5Xea0

エーリカ「だからその……六時頃開放された時に……」

エーリカ「しかえしに、ミヤフジを起こしてやったんだようー……」


芳佳「……」

芳佳「……しかえし?」



エーリカ「へ!?  あ、いや、その……さ」

エーリカ「……胸を……」

エーリカ「……」



芳佳「……」



芳佳「ハルトマンさんの……えっち」

エーリカ「あぅ……」



441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 21:01:48.28 ID:TH1QGJ9o0

シリアスな雰囲気が台無しww

442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 21:02:18.13 ID:jMM3ytZC0

完全に空気クラッシュしたな


443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:03:09.62 ID:E35I5Xea0

エーリカ「ち、ちがうよ、私、そんな……」

エーリカ「……」


芳佳「……」

エーリカ「……」



エーリカ「その、……芳佳の胸も、柔らかかったね……」




芳佳「………もう……」








ゲルト「……」

ゲルト「おいエーリカ、それはどういう事だ。――詳しく話せ」

ミーナ「トゥルーデ、落ち着きなさい。……フラウ、話を戻しましょう」


447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:05:52.67 ID:mAYM0rJIO

お姉ちゃんぶれねえなwwwww


449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:08:12.80 ID:E35I5Xea0

エーリカ「私が夜に一度外出したのは……あの時説明した通り……」

エーリカ「トゥルーデが返ってきていると思って、自分の部屋に戻ったんだよ」


シャーリー(エーリカが部屋から出たのは、0400時以降が確定……)

シャーリー(およそ犯行時間であろう0000-0200時とは、無関係か……・)


エーリカ「またミヤフジの部屋に戻った時は……ミヤフジに捕まって、朝までずっと……」

芳佳「……」チラッ


シャーリー「あー、……」ゴホン

シャーリー「ともかく、これで初日の怪しい行動が解ったな」


ミーナ「然し……アリバイ外の行動だから…」

ミーナ「重要になるのは、二日目からの行動ね」


453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:13:45.37 ID:E35I5Xea0

エーリカ「う、うん……説明するよ」

エーリカ「私は、昨日禁固室に閉じ込められてから……一度眠ったんだ」


エーリカ「目が覚めたのは15時ごろかな……小窓の下に、食事があったよ」


シャーリー(私達が食事を差し入れた時か……)

シャーリー(返事は無かったが……やはり、ハルトマンは眠っていたんだな)


エーリカ「あんまり食べる気になれなくて……」

エーリカ「しばらくはベッドに横になって、ぼーっとしていたんだ」

エーリカ「二度寝しようかどうか、考えていたよ」



エーリカ『えっと……、19時、少し過ぎたころだったかな……』



454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:18:46.00 ID:E35I5Xea0


エーリカ『私が、部屋で物思いに沈んでいたら――』


――禁固室の扉付近で、音が聞こえたんだ。
鍵が回るような音だったから、たぶん……あの時――


私は警戒しながら扉に近づいたよ。呼びかけても答えは無かった。

そして、差し入れ用の小窓から覗いた時――
誰かが、走り去っていく足音を聞いたんだ。


ゲルト『……足音、だと?』


うん……だから、あわてて外へ出てみたんだけど。
でも、誰もいなくて――、……。



シャーリー『……待った!』



458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:22:53.37 ID:E35I5Xea0

シャーリー『外に出た? だって?』

シャーリー『鍵は、―――開いていたのか?』


う、うん。

たぶん……外にいた人が、外側から鍵を開けたんだと思う。
私は、内側の施錠を外しただけだよ――


シャーリー『……そして、外側から禁固室の鍵を使って、再び施錠したんだな?』


うん……みんなの処に、一旦戻ろうと思ったから……
私が鍵を持っていないのは、おかしいからね。元の状態に戻そうと思って。
これが、その時の鍵だよ。


ミーナ『……ええ』

ミーナ『禁固室の鍵――確かに回収したわ』


460 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:26:02.95 ID:E35I5Xea0


そして、廊下に出た時――

『サーニャ』と、出会ったんだ。


ゲルト『……サーニャ…か』

芳佳『その人形、――ですかぁ?』


うん。廊下の真ん中に、落ちていたんだ。
始めはエイラが置いていってくれたのかな……と思ったんだけど……


エーリカ『これを見て……怖くなっちゃって……』


ミーナ『……!』

ゲルト『……それは……か!』


462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:29:34.16 ID:E35I5Xea0


そう、この人形――背中にべったりと血の跡があるんだ……
拾い上げてからこの事に気付いて……考えていたら

――遠くの方で、銃声が聞こえたんだ。


ゲルト『……銃声』

シャーリー『おそらく、リーネの事件だろう』

シャーリー『……それを聞いたお前は?』


もちろん、みんなに合流しようとしたさ……
でも、人形の血の事もあるし、少し悩んでいたよ

そうしたら、みんなの方からこっちへ歩いてくるじゃないか…

わ、私……怖くなって、隠れちゃったんだ


466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:34:16.87 ID:E35I5Xea0


━━ ミーナ『どうして……フラウ…!』 ━━

━━ 芳佳『な、なんでですか! 出られないはずじゃ……』 ━━

━━ ゲルト『あいつは……逃げたんだ……』 ━━


出るに、出られなくなっちゃってさ……
なんせ、血にまみれたサーニャを持ってるんだもん

どうしようかと思ったんだけど……みんな、司令室に立て籠もっちゃって……

たまに側にまで行ったんだけど――
ミーナに見つかるのが怖くて、踏み切れなかったんだよ。


ミーナ『ええ……』


468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:38:20.19 ID:E35I5Xea0

ミーナ『時折、気付いていたわ。……能力の届くギリギリの範囲……』

ミーナ『誰かが、触れたような…妙な感覚があったもの』

ミーナ『そんな芸当ができるのは、私の能力を熟知してる、貴方ぐらいの者よね』

ミーナ『フラウ……』


ゲルト『中佐……気付いていたのか?』


ミーナ『……ええ。そして、ハルトマン中尉が犯人で有ると――その時は確信したわ』

ミーナ『でも、……そうすれば、この中に共犯者がいる事になる』

ミーナ『食料が少なくなった機械に……怪しい二人を部屋から出して、様子を見る事にしたの』

ミーナ『共犯者を炙り出すために……ね』


469 名前:↑機械→機会 です[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:42:34.42 ID:E35I5Xea0

芳佳「……」

芳佳「でも、あれって、危険なことじゃないんですかぁ……」

芳佳「もしもバルクホルンさんかシャーリーさんが共犯なら……もう一人が……」


ミーナ「……そうね」

ミーナ「でもね、宮藤さん、聞いてくれる?」

ミーナ「私達はミステリーの登場人物じゃない……ここは戦場なの」

ミーナ「5人いて、2人に上官殺しの容疑が掛かったら……」

ミーナ「その少数全員を始末してしまう――それだけの事よ」


ミーナ「……疑わしき者を全て罰せれば、残るのは正しい者だけでしょう?」


ゲルト「――それも、カールスラントの、軍則に乗っ取る物だ」

ゲルト「……異論はない」


473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:48:12.59 ID:E35I5Xea0

芳佳「そ、そんな……」


エイラ「……」

エイラ「……だから、だな」





エイラ「だから、サーニャは死んだんだよ……」

エイラ「その馬鹿げた軍則……規則、…――お前達の、せいで」



エーリカ「エイラ……」


シャーリー「……」

シャーリー「話を、続けてもらえるか、ハルトマン」


475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:52:45.74 ID:E35I5Xea0

エーリカ「……うん。それから、……特に行動はしなかった」

エーリカ「途中、トゥルーデ達が食堂に向かって行ったけど、流石に付いては行かなかったよ」

エーリカ「あの時のトゥルーデに会ったら……言い訳出来る、自信が無いや」


ゲルト「……」


エーリカ「それから……ずっと、みんなの後をつけてたんだ」

エーリカ「みんながエイラの服を取りに戻ったのは確認出来たし……」

エーリカ「その後、シャーリーを追いかけて会議室に入っていったから」

エーリカ「私は扉の処で、立ち聞きさせてもらってたよ……」


ミーナ「私がそれに気付いたのは……エイラさんとシャーリーさんが言い争い始めたあたりからね」


476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 21:56:31.53 ID:E35I5Xea0


…………。


ゲルト「ハルトマンの行方不明の状況は、理解した……」

ゲルト「然し……以前、何も状況は変わらないぞ」

ゲルト「容疑者が全て出そろった……と、言う事以外にはな……」


エイラ「……」

エーリカ「……」


ミーナ「この際、……エーリカとエイラさんをこの場で拘束して、」

ミーナ「私達が先に脱出してから迎えに来る――と云うのも一つの手なんだけど」

ミーナ「エイラさんの犯行は……まだ立証されていないわ」

ミーナ「シャーリーさんには、まだ、言うべき事があるのよね?」


シャーリー「ああ」


478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:00:07.97 ID:E35I5Xea0


シャーリー「エイラ……私は、お前に罪を認めて……償って欲しい」


エイラ「……」


シャーリー「これは、その為の……最後の勝負だ」

シャーリー「ハルトマンだけでなく……お前にも、犯行が可能だ、というな」


エイラ「……っ」


シャーリー「心して聞け」



シャーリー『エイラ・イルマタル・ユーティライネンこそ、この事件の真犯人である!』



483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:03:53.27 ID:E35I5Xea0


シャーリー『まず、問題となるのは、二つの事件――』

シャーリー『リーネ銃撃事件、及びに、ルッキーニ殺害事件……』

シャーリー『この視点から、事件を追拾していく!』

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シャーリー『まずは一つ目……『サーニャの行方不明』に目を付けようじゃないか!』


485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:07:59.83 ID:E35I5Xea0

シャーリー『サーニャが一人で出歩くはずがない……ことは、』

シャーリー『もはや誰の目にも明白だ』


シャーリー『つまり、……誰かが禁固室の前、ハルトマンの元まで、届けた事になる!』


エイラ『……』

エイラ『……それが、私だって言うのか……?』


シャーリー『そうだ』

シャーリー『お前は、16:00過ぎに私達と別れてから……禁固室の鍵を開けに戻った』

シャーリー『金庫室前で見つかったサーニャの人形が、何よりの証拠だ』


エイラ『……』

エイラ『まだ、駄目だな。―― 一つ、証言をするぞ』


486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:12:05.74 ID:E35I5Xea0

エイラ『私は……そうだな、禁固室前には行っていない』

エイラ『……そもそも、部屋からは出ていないんだ…』


シャーリー『ならば、サーニャの消失を、どう説明付けるつもりだ……』

シャーリー『お前は、確かに証言したさ。寝る前にはサーニャがいた、とな……』


エイラ『……』

エイラ『……そこ、だよな……』


エイラ『私の部屋のガラスは……割れていたんだろう?』


シャーリー『……!』


489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:16:38.81 ID:E35I5Xea0


エイラ『なら、話は簡単だ』

エイラ『ハルトマンは、……私のサーニャを盗み出したんだよ』

エイラ『リーネを殺した時にな!』

SW_suiri_20_03_489.jpg


492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:22:08.90 ID:E35I5Xea0

シャーリー『……』

シャーリー『……なら、……ハルトマンの禁固室の鍵は、』

シャーリー『誰が開けた、と説明出来るんだ?』


エイラ『……一人、いるだろ? こんな事しそうな奴が』

エイラ『行方不明になって、翌日死体で見つかった……』


シャーリー『……ルッキーニ、か……』


エイラ『そうだ! ルッキーニが禁固室の鍵を開けたんだ!』

エイラ『そして、その後ハルトマンに殺されたんだな!』


493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:25:35.86 ID:E35I5Xea0

エーリカ『……でもさあ、明らかにおかしいじゃん』

エーリカ『私が犯人だとしても……なんで、エイラの部屋に忍び込んで、』

エーリカ『サーニャを盗む必要があるんだよー』


エイラ『……』

エイラ『……サーニャはみんなに愛される存在だからな』

エイラ『盗まれたっておかしくはないさ……』


ミーナ『……エイラさん? 真面目に発言してくれるかしら』

ミーナ『今のはかなり心証が悪いわよ……?』


ゲルト『……』


498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:31:44.58 ID:E35I5Xea0

シャーリー『残念だが……さらに、心証が悪くなるであろう一手がここにあるのさ』


エイラ『……!』


シャーリー『人形に付いていた……血痕、だ』

シャーリー『エイラ……これは、一体、誰の血……なんだろうな?』


エイラ『……それはもちろん……ルッキーニの……』

エイラ『……!』


シャーリー『そう、ルッキーニの血だ』

シャーリー『ならば、どうなるかな? エーリカが犯人だとすれば……』

シャーリー『少し、……つじつまが会わなくなるんじゃないのか?』


502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:35:19.07 ID:E35I5Xea0

シャーリー『そう、ルッキーニが殺されたのはリーネ殺害とほぼ同刻……』

シャーリー『で、あれば、その前後、エーリカの行動は、』


シャーリー『ルッキーニによって禁固室から助け出された後に、リーネを殺害』

シャーリー『その後、サーニャを盗み出し……』

シャーリー『そのサーニャの元で、ルッキーニを殺害した事になる』


ゲルト『確かに……行動が不可解だな』

ゲルト『ルッキーニだから仕方ない……で片付けるには、どうも希薄だ』

ゲルト『それにあのルッキーニが、ハルトマンの禁固を解きに行くとは思えん』


エイラ『……う……ぐぐ』

エイラ『で、でも、確立はゼロってわけじゃ……』


504 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:39:22.07 ID:E35I5Xea0

シャーリー『……なら、証明してみせるんだな。ルッキーニの行動を』

シャーリー『私は、もうお前が鍵を開けた、と証明して見せたぞ』

シャーリー『現場には、お前の人形が残っていたんだからな!』


エイラ『う、ぐぐぐ……』

エイラ『あうぅ………あ、………うううううう……』







エイラ『…………』


エイラ『……仕方ないな…認めるよ』

エイラ『認めてやるよ……禁固室の鍵を開けたのは……ワタシだ』


505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:43:07.42 ID:E35I5Xea0


ザワ........


ゲルト『エイラ……貴様……!』

ミーナ『エイラさん……貴方、嘘を付いていたのね…?』

芳佳『……』

エーリカ『……!』


ゲルト『エイラ……お前の証言は、もはや当てにならないな』

ゲルト『虚偽の証言は厳罰だぞ……わかっているのか!』



エイラ『やれやれ、落ち着けよ……』

エイラ『私が禁固室の鍵を開けた……から、――どうしたって言うんだ?』


506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 22:44:12.42 ID:lM2z2zNy0

エイラァァァァ

512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:51:40.76 ID:E35I5Xea0

エイラ『確かに、私は部屋を抜け出して、禁固室の前まで行ったよ』

エイラ『そして、鍵を開け、サーニャをその場に残した……』

エイラ『もちろんその時にサーニャに血痕なんて付いてないぞ』

エイラ『サーニャを置いてきたのは……サーニャ自身が、そう望んだからだな』



━━ サーニャ「ハルトマンさん……可哀想」 ━━

━━ サーニャ「私達が、力になってあげられないかな……」 ━━

━━ サーニャ「私も一緒に、禁固室で過ごすとか……」 ━━


エイラ《 サーニャ…… 》



エイラ『あとは、部屋で眠っていたよ』

エイラ『でも……ハルトマンが犯人である事に、変わりは無いだろう?』


513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:55:46.74 ID:TmypXNU8O

>>512
さすがに怖い


514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 22:56:55.34 ID:E35I5Xea0

芳佳「……えっと…どういう事ですか……バルクホルンさん……」

芳佳「……エイラさんは、禁固室の鍵を開けた事……認めちゃいましたよ……」


ゲルト「ああ……」


ゲルト(確かに……認めている、が……)

ゲルト(エイラには以前、リーネ殺害に関してのアリバイ……『鍵』がある)

ゲルト(エイラにリーネの犯行は不可能だ……)

ゲルト(……!)



エイラ「……」

エイラ「……ハルトマン……サーニャを渡せよ」


エーリカ「あ……うん…」スッ


517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:00:29.17 ID:E35I5Xea0

ミーナ「もう、……良いんじゃないかしら?」

ミーナ「エイラさん……貴方、鍵を開けた事を認めるの?」


サーニャ「」

エイラ「……ああ」ギュッ


ミーナ「なら……決定ね。急いだ方がいいわ」

ミーナ「これよりエーリカ・ハルトマン中尉……」

ミーナ「――及び、エイラ・イルマタル・ユーティライネン中尉を拘束します」

ミーナ「犯人と共犯者の疑いが強い二人を……このまま残すわけにはいかないわ」


エーリカ「……そ、そんな……」

エーリカ「いや……でも、これが一番良いんだよね……」


ゲルト「……」


526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:05:55.64 ID:E35I5Xea0

ゲルト「……待ってくれるか、ミーナ」

ミーナ「何かしら? トゥルーデ」


ゲルト「――この二人を拘束する……と言う事は……」

ゲルト「エーリカが主犯であり、……エイラが共犯である、と判断したと言う事か?」


ミーナ「ええ。そうよ……残念ながら、ね」


ゲルト「――私は、承伏しかねる」

ゲルト「ハルトマンは、犯人ではない……!」

ゲルト「この事件には、まだ……残された側面があるはずだ!」


528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:10:36.67 ID:E35I5Xea0

ミーナ「……何が、あると言うの?」

ミーナ「この事件――リネット曹長銃撃は……フラウ……エーリカにしか実行不可能」


ミーナ「そして、肝心の『共犯者』……禁固室の鍵を開けた人物」

ミーナ「それがわざわざ、自分から名乗り出て来ているのよ?」



ゲルト「……そこだ…」

ゲルト「リネット・ビショップ曹長の殺害事件……不自然な密室……」


ゲルト「言ったな……これらを、『説明出来る』――と!」

ゲルト「シャーリー!」



シャーリー「ああ……もちろんだともさ!」



536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:16:25.52 ID:E35I5Xea0

エイラ「なんだと……」

エイラ「無理……ムリダナ……」



エイラ「そんなこと、絶対に不可能なんだからな!」



シャーリー(不可能な事なんて、この世界には存在しないのさ!)

シャーリー(どんなに速い壁だろうと……追い抜いてやる……それが私だ!)


シャーリー「エイラ……お前の最後の証言を聞いてやるよ」

シャーリー「そして……たった一度の証拠で、お前の全てを越いて行く!」



シャーリー『最終証言!』




542 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:21:48.85 ID:E35I5Xea0



エイラ『私は……リーネ殺人の時間は、部屋で眠っていたんだ!


エイラ『窓は開いていたみたいだけど……そんなこと、気にするもんか!


エイラ『私の髪は濡れていない……窓の外、雨の中を通ってはいないぞ!


エイラ『そして、私はシャーリーの部屋の鍵を持っていない……施錠は不可能だ!


エイラ『ハルトマンなら、この犯行は可能だ……ハルトマンしか、いないだろ!




エイラ『私が犯人……なら、決定的な証拠をみせて見るんだな!




548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:25:18.37 ID:E35I5Xea0

エーリカ「……」


芳佳「シャーリーさん……もしかして……」

シャーリー「……ああ」


シャーリー(これで……決まりだ!)

シャーリー(あの証拠さえあれば……エイラの犯行を証明出来る!)


シャーリー(とうとう……エイラを……)

シャーリー(――真犯人を、追い詰めてやったぞ……)



シャーリー(ルッキーニ! お前の力が……)



553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/11(金) 23:30:23.48 ID:E35I5Xea0

  SW_suiri_21_03_553.jpg


シャーリー『さあ、この図をよく見てくれ……』

シャーリー『たった一つ……視点を変えてみれば、――』

シャーリー『この犯行が、『エイラにも可能になる』――のさ!』


559 名前:お風呂入ってきます。出来るだけ早く [] 投稿日:2011/02/11(金) 23:34:56.44 ID:E35I5Xea0

エイラ「どうした……証言は終わったぞ……」

エイラ「何やってんだよ……言う事があるだろう……!」

シャーリー「……ああ」



ミーナ「シャーリーさん……これ以上、時間を無駄にはできないわ」

ミーナ「証拠品の提示は一度だけ……それで、全てが終わらなければ……」

ミーナ「エーリカを犯人と決めて、二人を拘束させてもらうわ」




エイラ「そうだな……決定的な証拠――」

エイラ「この私に、――見せてみろよ!」



シャーリー「行くぞ! エイラ!」



586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:01:38.22 ID:ZjgmVU0U0

SW_suiri_22_03_586.jpg


597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:06:23.79 ID:ZjgmVU0U0



カラン......



エイラ「……!」


ゲルト「それは……『鍵』か……?」

ゲルト「どこの鍵だ?」




シャーリー「さあ……? どこの、鍵だろうな?」


シャーリー「芳佳、――解るか?」


芳佳「……えぇと…」

芳佳「ルッキーニちゃんが握っていた……鍵です」


600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:10:39.82 ID:ZjgmVU0U0

ゲルト「ルッキーニが握っていた……鍵…?」

ゲルト「なら、シャーリー、お前の部屋の鍵だろう」



シャーリー「……」



サーニャ「」

エイラ「……」ギュッ


ミーナ「……!」

ミーナ「ま、まさか……」


シャーリー「そう……その、まさか……さ!」

シャーリー「ここに一つ……ドアノブがある…」


605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:14:05.10 ID:ZjgmVU0U0


ゲルト「ドアノブ……?」


シャーリー「そうだ……バルクホルンが、馬鹿力で引っこ抜いた」

シャーリー「『私の部屋のドアノブ』だ……!」


スッ――   ガチッ


ゲルト「何……回らない……?!」

芳佳「…さっきも……そうでした……」

ミーナ「……」



シャーリー「そうだ……もう、解っただろう……」

シャーリー「この鍵は、――私の部屋の鍵、ではないのさ!」


612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:18:26.09 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「…………! ……」


シャーリー「……」

シャーリー「私の部屋ではない……鍵、を、ルッキーニが持っている」


エイラ「……っ」プルプル


シャーリー「ならば……この鍵は、……どこの鍵、だ?」

シャーリー「そして……私の部屋の鍵は……何処へ、行った?」


サーニャ「」

エイラ「……!!!」ギューッ


シャーリー「エイラ……! お前の部屋にあった……鍵!」

シャーリー「あれは……『どの部屋の鍵』だ!」


613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 00:18:56.60 ID:eFuAklIL0



脳内再生余裕でした

614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:20:04.44 ID:2yLaOXTl0

シャーリー△

619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:21:58.72 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「あ………」


サーニャ『エイラ……もう、駄目ね』



エイラ「ああ………」


サーニャ『ここまで……よ』



エイラ「あああ………」



サーニャ『エイラじゃ、無理だったみたいね…』



エイラ「 あ あ あ あ ああ    ああああああ  ああああああ」

「あああああああああああ…………!」

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!



621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 00:23:08.50 ID:ZR08iafG0

なんかサーニャさん怖いんですけど…


642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 00:37:45.05 ID:2/TMNjRA0

>>619
逆裁お約束の犯人発狂か……脳内補完余裕でした


629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:25:42.44 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「……あ……う…」

エイラ「……サーニャ…」


サーニャ「」



シャーリー(終わった……な)



ゲルト「……」

ミーナ「……」

芳佳「……」

エーリカ「……」



シャーリー「この事件の流れを、私から説明しよう……」



635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:29:39.99 ID:ZjgmVU0U0

シャーリー「まず……坂本少佐殺害事件……」

シャーリー「0000-0200時、エイラは、監視塔ではなく……ハンガーにいたんだ」


シャーリー「そこで……坂本少佐を殺害」


芳佳「……」


シャーリー「続く……二日目、夕刻」

シャーリー「談話室……部屋に戻ると言って席を立ったエイラは、部屋に戻らなかった」

シャーリー「その後……部屋から出て、基地内を彷徨いていたルッキーニを殺害」

シャーリー「おそらく……その際、自分の部屋の鍵をルッキーニに奪われてしまったんだろう」


シャーリー「そこで……代わりに、ルッキーニの鍵を、持ち去った


637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:33:34.66 ID:ZjgmVU0U0

シャーリー「その後……ルッキーニの血痕の付いた人形をそのままにしておくわけにもいかず…」

シャーリー「ハルトマンの禁固室の鍵を開け、人形をその場に放置」


シャーリー「その後……部屋に戻り、私の部屋に侵入」

シャーリー「そこで、リーネに発見され……リーネを銃殺」


シャーリー「手持ちの鍵で扉を閉め、自室に戻る」

シャーリー「自室の内鍵を閉め……あとは眠ったふりをする」


シャーリー「窓を開けたのは、人形が無くなった言い訳の為だろうな……」

シャーリー「私達はずっと、開け放たれた窓に騙されていたわけだ」


シャーリー「そして、鍵のトリックの真実が、ここにある」


641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:37:42.64 ID:ZjgmVU0U0

SW_suiri_23_03_641.jpg

①まず……大前提に、ルッキーニが持っていたのは…
――エイラの寝室の鍵、だってことさ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

②そして、――ルッキーニ殺害後、部屋を訪れ……リーネを殺害

③最後に、銃声を聞いて集まってくる私達から逃れるために、自室へ侵入

④枕元に置いてあったのは……鍵B、ではなく、鍵Aさ。


648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:40:50.29 ID:ZjgmVU0U0

ミーナ「鍵の……入れ替わり…って事……?」


シャーリー「……そうさ」

シャーリー「この鍵を、…エイラの部屋のドアノブに刺してみるか」

シャーリー「もしくは、エイラの持つ鍵を、このドアノブに刺してみれば解ること、だな」


ゲルト「もう、いいだろう……」

ゲルト「エイラ・イルマタル・ユーティライネン中尉……お前を拘束する」


エーリカ「エイラ……」


エイラ「……」

エイラ(サーニャ……)


━━━━──
━━━━━━━───


656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:44:52.72 ID:ZjgmVU0U0



【2Day 17:30 監視塔】



エイラ(……どうしよう、ここまで来たけど……)

エイラ(ホントに中佐、来るのかな……)

サーニャ『大丈夫よ、エイラ。きっと来るわ』

サーニャ『言ってたじゃない……』



━━ ゲルト「私とミーナは、交代で基地内を捜索」 ━━



エイラ「そ、そうだな……ここで待ってれば、来るよな……」

エイラ(中佐じゃなくて、バルクホルン大尉が来たら……どうしよう……)



サーニャ『……エイラ……誰か来たわ……』



663 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:48:55.34 ID:ZjgmVU0U0



カツン......カツン......



エイラ(誰だ……中佐か……大尉か……?)

エイラ(足音は小さいな……)

エイラ(相手が中佐なら、隠れててもばれるから、逆に堂々としていた方がいいのかな……)

エイラ(でも大尉に見つかるのはまずいぞ……)



カツン.....



「……中佐はここへは来ないよ、エイラ!」デデーン


エイラ「…っ!」


665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 00:49:57.35 ID:lSJ4QNQ50

なん.....だ,,と?

671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:52:08.47 ID:ZjgmVU0U0

ルッキーニ「へへ、やっぱりエイラだったねー!」


エイラ「ルッキーニ……なんで、何でお前がここにいんだよー……」


ルッキーニ「ん? 私はさ、散歩のついでに……エイラに会いに来たんだ」

ルッキーニ「エイラにさ、言っておきたい事があって……」


エイラ「な、なんだよ……」

サーニャ『……』





ルッキーニ「……! ガツン! だよ!」

エイラ「……はあー?」


676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:55:49.85 ID:ZjgmVU0U0


ルッキーニ「エイラがさーあ、ここで何をしてるのか、……あたしにはわかるよ」

ルッキーニ「昨日と……同じ事、しようとしてんだよね…」


サーニャ『……!』

エイラ「な、なんだよ……昨日と同じ事って……」

エイラ「わ、私……あ……」


サーニャ『エイラ……』

サーニャ『この子、危険よ……』



ルッキーニ「……坂本少佐を撃ったのは……エイラでしょ?」



684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 00:59:04.93 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「な、なんでだよ! 何で私が……坂本少佐を……!」


ルッキーニ「わかるもん……私には」

ルッキーニ「エイラ、昨日のお昼……ずっとネウロイと戦う前みたいな顔してた」

ルッキーニ「それで坂本少佐が殺されたら……誰だってわかるよ」


エイラ「わ、私は……ただ…」

エイラ「中佐と会って、話がしたいだけだ……」


ルッキーニ「そっか……エイラはインカムをもらってなかったからね…」

ルッキーニ「ミーナ中佐は外だよ……ここには、来ない」


エイラ「そんな……」


686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 01:00:19.84 ID:lSJ4QNQ50

うああああああ ルッキーニがあああああああああ

690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:03:01.44 ID:ZjgmVU0U0

サーニャ『……』

サーニャ『中佐が来ないなら、……時間の無駄よ、エイラ』

サーニャ『部屋に戻って、次の手を考えましょう』


エイラ「あ、ああ……そうだなサーニャ」

エイラ「部屋に、戻ろう……」


ルッキーニ「ま、待てよー、あたしの話聞けよー」


サーニャ『放っておきなさい、エイラ』

サーニャ『大丈夫よ……こんな子供の言う事、誰も信じないわ』

サーニャ『それよりも早く戻らないと……部屋の鍵、閉めてないでしょう』

サーニャ『誰かに中を確認されたら、いない事がばれてしまうわ』


694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:04:53.63 ID:OxYZdQ4OO

サーニャ…黒い…


697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:07:42.93 ID:ZjgmVU0U0

ルッキーニ「……」

ルッキーニ「待て! エイラ!」


カチャッ


エイラ「……なっ!」

ルッキーニ「……逃げると、撃つよ……」


サーニャ『これは……想定外ね……』


ルッキーニ「思い出したんだ……あたし、銃は部屋に置いてなかった…」

ルッキーニ「ずっと、会議室の議事台の下に置きっぱなしだったんだよねー」


エイラ「……」



706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:12:22.33 ID:ZjgmVU0U0

ルッキーニ「あたし……本気で撃つからね。エイラがおかしいことしたら…」

ルッキーニ「覚悟して、よね……」


エイラ「……」

エイラ(もう……駄目だ……)

サーニャ『エイラ……諦めちゃ駄目』

サーニャ『隙を見て、あの銃を奪うの……!』


エイラ(で、でもサーニャ……そんなことできるのか……)

エイラ(それに、銃を奪って……どうするんだよぅ……)


サーニャ『……』

サーニャ『解っているんでしょう、坂本少佐と同じ―――』


712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:16:47.22 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「……」



ルッキーニ「……」

ルッキーニ(どうすればいいんだっけ……)

ルッキーニ(えーっと、……もう、ガツンとは言ってやったし……)

ルッキーニ(とりあえず、シャーリーに聞いてみよう)


ルッキーニ「エイラ、一度、みんなのとこ戻るよ!」

ルッキーニ「さあ、歩いて!」



サーニャ『……』

サーニャ『今よ! エイラ!』


715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:19:20.14 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「わああああ!!」ダッ

ルッキーニ「うきゃあああ!!」ドテン


エイラ「こ、この、銃をわたせー!」グイグイ

ルッキーニ「や、やだもんー!」グイー


ドタン、バタン....!


サーニャ『……』

サーニャ『……エイラって……以外と……』

サーニャ『……非力…』


エイラ「うわーん!」


716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:20:07.02 ID:24+7jWNF0

エイラ「うわーん!」

可愛いなおい


726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 01:25:48.54 ID:inXbtfugO

エイラ、サーニャが死んだ後ちゃんと飯食べれてたんだろうか…
やつれてるから非力なのかな


728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 01:28:30.77 ID:7Z6QRVOM0

芳佳にすら力負けするんだぜ?
たぶんガリガリ君


725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:25:04.79 ID:ZjgmVU0U0

ルッキーニ「こ、このお!」グイッ

エイラ「うわあっ」ドシン!


カラン....


ルッキーニ「やった……勝ったー……!」

ルッキーニ「ん? これは……」



エイラ「いたい……」


サーニャ『エイラ! 今よ……! あの子、こっちを見てない…』


エイラ「うぐっ……」

エイラ「わああっ!」ドンッ



ルッキーニ「うあっ……!」


ガシャーン!



730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:30:27.10 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「……えっ」


ルッキーニ「……」

ルッキーニ「……」ビクッ

ルッキーニ「……」ビッビクッ

ルッキーニ「……」



サーニャ『……』

サーニャ『やってしまったわね、エイラ……』



エイラ「あ、あああああ……」



ルッキーニ「」




732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 01:31:13.91 ID:DUTbENSH0

それでうじゅだけ死因が違ったのか


737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:34:23.51 ID:48Bq+5Xf0

割れたガラス的な何かに頭ぶつけたんじゃないかと


739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:34:40.84 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「ど、どうしよう、サーニャ……私…」

エイラ「ルッキーニを……死なせ……」


サーニャ『……別にいいじゃない、エイラ』


サーニャ『これで口を封じた……って事でしょう?』

サーニャ『どちらにせよ……あそこまでされたら、殺さないわけにはいかなかったわ』


エイラ「……」

エイラ「……そう……なのかな…」

エイラ「……そうだよな……これでいいんだよな……」


サーニャ『なら……早く後始末をするのよ、エイラ』


743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:38:53.32 ID:ZjgmVU0U0


ルッキーニ「」

エイラ「……んしょ」


グイッ ブシャッ


エイラ「う……うぇぇ……あう……」

サーニャ『情けないわ……エイラ……』


エイラ「だ、大丈夫だ……あ、あれ?」

エイラ「わ、私の鍵……ルッキーニが握ってる……」

エイラ「う……強く握ってて離さないぞ……」


サーニャ『……エイラ……貴方って薄弱…』

エイラ「……」グスッ



748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 01:41:04.48 ID:cwLOPF6T0

サーニャこわい

751 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:44:46.55 ID:ZjgmVU0U0

サーニャ『仕方ないわね……その鍵、握らせておきなさい』

サーニャ『替わりに、……その死体の持ってる鍵を持って行けばいいじゃない』

サーニャ『部屋に鍵は掛けてこなかったんでしょう? 何の問題も無いわ』


エイラ「う……うん……」ゴソゴソ

エイラ「あ、良かった……持ってたぞ…これか」


エイラ「……」

サーニャ『……』


サーニャ『そうね……』

サーニャ『エイラ、この死体、――窓から棄てるわよ』



752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 01:45:14.44 ID:lSJ4QNQ50

こえええええええええええええええええええ

753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:46:45.34 ID:OxYZdQ4OO

俺の知ってるサーニャと違う

756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:48:02.31 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「――えっ」


サーニャ『この際、発見は遅れれば遅れるほどいいわ』

サーニャ『行方不明者――容疑者として消えてもらえれば、都合が良いの』

サーニャ『私達は坂本少佐の死体をそのままにしてきたでしょう?』

サーニャ『なら、皆の頭には――殺人を誇示したがっている犯人――が浮かんでいるはずよ』

サーニャ『しばらくは……犠牲者として、扱われないでしょうね』


サーニャ『どうなの? 何か意見でも……ある……? エイラ……』


エイラ「……そ、そうだな」

エイラ「……サーニャの言うとおりだな……」


エイラ「窓から……」


767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:54:35.45 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「……ん」


ズル......ズル.....


エイラ「……せっ」


ズルリ......


エイラ「……えいっ」


エイラ「ハア……ハア……」

サーニャ『上手くいったわ……』

サーニャ『やれば出来るじゃない、エイラ』


エイラ「………………」


772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 01:58:14.38 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「サ、サーニャ……」ギュッ

エイラ「これで、これでいいんだよな………」

エイラ「私……間違ってないよな……」


サーニャ『……』


サーニャ『エイラ、……袖口に血が付いてるわ』

サーニャ『さっきの死体を抱えた時の血ね……もう……』

サーニャ『やめて。汚い手で触らないで』


エイラ「ご、ごめん……! サーニャ! ごめん…!」バッ

サーニャ『……私の人形が血で汚れたわ……』


エイラ「……ごめん…」


782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:01:42.11 ID:ZjgmVU0U0

サーニャ『……いいこと、エイラ』

サーニャ『貴方は、これからみんなの処に帰るけど……』

サーニャ『その途中、禁固室に寄って……鍵を開けるの』


エイラ「か、鍵を……?」


サーニャ『そう……』

サーニャ『もしも、ルッキーニちゃんが……見つかった時……』

サーニャ『ハルトマンさんが疑われないと、話にならないわ……』


エイラ「そ……そうなのか……」

エイラ「そうだよな……間違い無いんだよな……」


785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:05:32.16 ID:ZjgmVU0U0


サーニャ『そして……シャーリーさんの様子を、それとなく伺うの…』

サーニャ『ルッキーニちゃんから、何か聞いてるかも知れない……』

サーニャ『……もしもの時は……この銃で、ね?』


エイラ「……うん」


サーニャ『その前に……服を着替えるのを忘れないで』

サーニャ『エイラ……服が血塗れよ』


エイラ「……あ、うん…」

エイラ「そうだな、着替えないと……」


サーニャ『シャーリーさんに会いに行く前に、ちゃんと着替えるのよ……』

サーニャ『……じゃあ、行きましょう』


787 名前:このスレ内で終われそうです[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:08:54.76 ID:ZjgmVU0U0



【2Day 18:30 禁固室前】



エイラ(よし……誰もいないな……)

エイラ(これなら、部屋まで誰にも会わずに済みそうだ……!)


エイラ(鍵を回して……っと……!)


......ガチャリ...



『誰!?』



エイラ「!?」ビクッ


ポロッ


エイラ(あっ……サーニャが……!)


793 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:12:00.75 ID:ZjgmVU0U0

エイラ(サ、サーニャ……!)


サーニャ『……! 駄目! エイラ!』

サーニャ『ここに、……人形は置いていくの!』


エイラ(えっ……)

エイラ(で、でも……)


サーニャ『この人形……血塗れよ』

サーニャ『きっと気付かれれば疑われるわ……』


エイラ(でも……私にはサーニャがいないと……!)


798 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:17:46.83 ID:ZjgmVU0U0


サーニャ『いい……エイラ?』

サーニャ『今から部屋に戻って……素早く着替えなさい』

サーニャ『それからシャーリーさんの処に行って……私がいなくなったって騒ぐのよ』

サーニャ『ルッキーニちゃんが死んだ事は……しばらくはばれないわ』


エイラ「う……うん……」

エイラ「……でも…」


サーニャ『急いで! ハルトマンさんが出てくる!』



エイラ「……! ごめん、サーニャ!」


タタタタタッ


800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:21:19.49 ID:ZjgmVU0U0



【2Day 19:20 シャーリー・ルッキーニ寝室前】



エイラ(扉が開いてる……)

エイラ(なんだよ……誰もいないのかよ……)

エイラ(なら……先にこっちを探索しとこうかな…)

エイラ(書き置きでも見つかると厄介だぞ……)


カチャ....キィィ.....


『……今、誰かシャーリーさんの部屋に入っていった……』


801 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 02:23:29.95 ID:kiH7raoJO

リーネ逃げてー


802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:25:03.98 ID:ZjgmVU0U0


ガサ、ゴソ……


エイラ(何も無いぞ……うん……)

エイラ(あとはシャーリーに、ばれていないか……だよな……)


ガチャッ


『ルッキーニちゃん……いるの……?』


エイラ「!?」


エイラ(だ、誰か入ってきたぞ……!)

エイラ(ど、どうしよう……私の服……血が付いたままだった……!)


『は、入るよ……ルッキーニちゃん……』

エイラ(ま……まずい……!)


804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:29:12.72 ID:ZjgmVU0U0


━━ サーニャ『……もしもの時は……この銃で、ね?』 ━━


エイラ(サーニャ……でも……私は……)

エイラ(どうしよう……サーニャ……私は……!)


エイラ(あう……あああああ)

エイラ(あわ……あわ……わあああああ)





『えっと、……あ、いた……』スッ


エイラ(うわあああああああああああああああああああ)カチャ





パァン





806 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 02:30:42.35 ID:CdHW+hQ9P

もう切なくて胸が苦しい
エイラェ


807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:32:44.91 ID:ZjgmVU0U0



【3Day 12:00 会議室】



エイラ「……」

エイラ「……そうだよ……」



エイラ「私が……犯人だ」

エイラ「……この……事件の……な…」



芳佳「エイラ……さん」

エーリカ「……」

ゲルト「……」


810 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:35:28.33 ID:ZjgmVU0U0

芳佳「なんで……なんでこんな事を……したんですか……!」

芳佳「わからないです……エイラさん……!」


エイラ「解らないだろう……な……お前には……」

エイラ「この部隊で……お前は……サーニャの替わりに、入ってきたんだから……」

エイラ「このままじゃサーニャは……みんなから……忘れられて行くんだ……」

エイラ「私には……どうしても……やらなくちゃ……ならなかったんだ……」


サーニャ『エイラ……もう、限界ね……』

サーニャ『……最後の、手段よ』


エイラ「……」


814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:38:07.78 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「サーニャ……私、疲れたんだ」

エイラ「もう……何もしたくない……」


サーニャ『何……言ってるの? エイラ……』

サーニャ『まだ、復讐は終わらないのよ』

サーニャ『私達の復讐は……!』


エイラ「……サーニャ……私……疲れたんだ……」


サーニャ『……』

サーニャ『……エイラ』


サーニャ『あなたって……本当に弱いわ……』


エイラ「ごめん……な」


816 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:40:42.29 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「……」

エイラ「……中佐…」



エイラ「……最後の……質問だ」



チャキッ



芳佳「きゃっ……」

ゲルト「まだ、銃を……!」

エーリカ「あう……!」


シャーリー(人形の腹の中に、銃を隠していたのか……!)

シャーリー(……最後の最後で……詰めを誤ったか……!)



ミーナ「……何かしら」



817 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:44:03.52 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「部隊の記録を探っている時に……」

エイラ「見つけたんだ……」


エイラ「あの、サーニャが一人でネウロイの元へ向かった日……」

エイラ「中佐と……ブリタニアの空軍大将が基地にいたんだよな……」


ミーナ「……ええ」


エイラ「指令書を読んだんだ……」

エイラ「――『無断専攻のウィッチの撃墜命令』……これは、なんだよ……」


ミーナ「……」

ミーナ「その……空軍司令が、出したものよ……」


818 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:45:24.02 ID:mzs9vqAC0

マロニーェ…


819 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 02:45:53.00 ID:jUZKhHIK0

マロ「はいはいワシのせい」


820 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:46:04.35 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「……受けたのは……少佐と、中佐……二人だけだ」

エイラ「私達には……ネウロイの撃墜……としか説明が無かったな…」



エイラ「どうなんだよ……! 中佐…!」

エイラ「サーニャを殺したのは……誰だ……誰なんだよ……!」



ゲルト「……」

エーリカ「……」


ミーナ「……解らない……わ」

ミーナ「少なくとも……私では、無い……」


ミーナ「そして……少佐も、……その事には、関与しないわ……」


824 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:48:01.19 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「……」


サーニャ『エイラ……もう、いいでしょう?』

サーニャ『その引き金を、引くのよ……エイラ』


サーニャ『さあ、引いて……中佐は、私を殺す命令を、受けていたのよ…』

サーニャ『これは復讐なの……撃たないと……さあ!』


エイラ「……」

サーニャ『……』



エイラ「……ムリダナ」




827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:50:01.56 ID:ZjgmVU0U0

エイラ「……」スッ

サーニャ『どうしたの……エイラ……!』


エイラ「……サーニャ……私には……無理だよ……」

サーニャ『駄目……撃って! 撃ちたいんでしょう! エイラ……!』


エイラ「私は……もう……駄目なんだ……」

エイラ「サーニャだって……こんな事をしても……返って来ないじゃないか……!」

エイラ「言ったじゃないか……サーニャは……人形だって……」ポロポロ


エイラ「この事件の犯人は……私だ……私だけだ……」




サーニャ『……』

サーニャ『……エイラの……馬鹿…』



828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:50:43.48 ID:hpHPNCEf0

こんなに重い「ムリダナ」は初めてだ


829 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:51:41.90 ID:ZjgmVU0U0







エイラ「ごめん……ごめんよ………サーニャ……」











833 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:53:45.11 ID:ZjgmVU0U0


こうして、後に501事件と呼ばれる凄惨な物語は幕を閉じた。

事件から三日後…ロマーニャ軍基地に降り立った、エーリカ・ハルトマンは
滞在中の504統合戦闘航空団に救助要請を求めた。
彼女たちが基地へと帰還するに連れ、基地を覆い続けていた暗雲は煙の様に溶け
まるで始めから何事も無かった――かのように、波風も勢を殺した。

ピエレッテ・クロステルマンは、休暇中であった。

基地内へ降り立った504――及び、ロマーニャ予備部隊のウィッチを前にして
たった一人の反逆者は、静かに両手を上げた。

この事件は統合戦闘航空団全体にに衝撃を与え、及び
後にスオムスと多連合国の確執を広げる事となる。

501統合航空戦闘団・通称ストライクウィッチーズ
彼女たちは、多数の連合国が隊員の変換を要求したことにより、
事実上――解散となった。

そして、
反逆者 エイラ・イルマタル・ユーティライネン――
彼女の身柄は精神医療に特化した扶桑に任せられ、
そこで後の永続的な治療を任される事となった。


834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 02:55:04.82 ID:U8BGH2y40

休暇wwwww


836 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:55:09.00 ID:kUvAeojeO

ペリーヌ…


840 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:56:19.81 ID:ZjgmVU0U0



【 どこか 】



ミーナ「……そうですか……ありがとう、ございます」

ミーナ「……では、また……」


チリン....


ミーナ「……この司令室も、寂しいものになったわね……」

ミーナ「……ペリーヌさん。この部隊に残っている隊員も……実質私と貴方だけよ……」

ミーナ「私も、原隊帰還命令が出ているし……」


ミーナ「この部隊に残ったとしても、新しい上官に……新しい隊員……」

ミーナ「辛いものになるわよ……」



ペリーヌ「……」



852 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:58:03.17 ID:ZjgmVU0U0


ペリーヌ「……私は、戦います」

ペリーヌ「散っていった……仲間達の為にも……この空を守るため」


ミーナ「……」

ミーナ「……ええ」



ペリーヌ「たとえ……どれだけ辛かろうと、私は立ち止まってはいられないのです!」





ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマン!」


ペリーヌ「坂本少佐が目指した、世界の平和……叶うまでは、戦い続けますわ!」


853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 02:58:29.25 ID:hQpIgxtK0

ペリーヌちゃん!


863 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 03:00:04.96 ID:bVR1NY6R0

最後だけ見ると
主人公みたいだなペリーヌ


865 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:00:25.46 ID:ZjgmVU0U0



【 どこか 】



「ね、ねえねえ、知ってる? 新しい教官――」

「なんでも、あの伝説のウィッチの一人……らしいわよ……」

「ええ……嘘……もしかして、それって501事件の」

「そう……あの事件のあとに退役して、教官になったらしいの……」

「もしかして……すっごく厳しかったり……」

「もしかして……あの格好いい人が……」





ゲルト「静まれ! 何を騒いでいるんだ!」






871 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:01:48.88 ID:ZjgmVU0U0

ゲルト「ゲルトルート・バルクホルン。今日からお前達の指導に当たる」

ゲルト「カールスラントを支えるウィッチとなる為……皆、精進して行くように」


「「はい!」」


ゲルト「ところで……先程、私語を行った者達は、誰だ」


…………。


ゲルト「……」キッ


「……」

「すいません……私です……」


872 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 03:02:47.44 ID:cZvOzUq3P

妹にされるフラグ


876 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:03:45.42 ID:ZjgmVU0U0

ゲルト「……名乗り出たか。他の仲間は」


「……」オドオド

「……い、いえ……私一人だけで……」





ゲルト(クリスに似ているな……)

ゲルト「……少しはマシな性根をしているようだな。座れ」



ゲルト「貴様達が私の教育により学ぶべき事は一つ!」

ゲルト「仲間との……信頼! それだけだ!」


877 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 03:04:11.48 ID:rnPHCHwz0

やっぱ節操ねえぞこのお姉ちゃんwww


878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:04:29.13 ID:48Bq+5Xf0

やっぱりぶれねえなwwwww


879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:04:38.81 ID:OxYZdQ4OO

最後までシスコンww


880 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:04:56.79 ID:ZjgmVU0U0



【 どこか 】



コンコン


ガランド「……入りたまえ…」


エーリカ「失礼します……エーリカ・ハルトマン大尉。推参致しました」


ガランド「君の活躍は、聞いているよ……」

ガランド「まずは、君の前人未踏の500機撃墜……おめでとう、と言わせてもらおう」


エーリカ「はい! ありがとうございます!」


ガランド「本国から、君に、召還命令が届いている……」

ガランド「不確かな事は言いたくはないが……君に、戦場に出て欲しくないそうだ」

ガランド「君の命を戦場で削るには惜しいとさ……」


ガランド「本国に返れば。君は英雄だ。謹んで受けたまえ」


882 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:05:54.37 ID:ZjgmVU0U0

エーリカ「残念ですが……辞退させていただきます!」


ガランド「ふふ……何故、かな?」


エーリカ「私は、もっと、飛び続けたいです! この、空を」

エーリカ「そして……世界を守るために!」



ガランド「ああ、素晴らしいぞ……ハルトマン」

ガランド「まるで私の若い頃を見ているようだ……」


ガランド「上層部には私から、通しておこう」

ガランド「お前は、お前の空を……――精一杯飛ぶんだ」



エーリカ「はい!」



886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:07:55.29 ID:ZjgmVU0U0



【 どこか 】



ブロロロロ……


シャーリー「やっばいな……また、エンストだよ……」

芳佳「もう……シャーリーさん……あんなに飛ばすからです……」



芳佳「だいたい……陸路で欧州から扶桑に帰るなんて……無謀すぎます」

シャーリー「そんな事もないぞ……ほら、スオムスの南の国境線を越えて……」

シャーリー「ちょっと激戦区を抜ければ、扶桑はすぐそこだ!」


芳佳「もぉー! シャーリーさん!」


シャーリー「あはは! 冗談だってば!」


888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:10:10.33 ID:ZjgmVU0U0


芳佳「それにしても……突然扶桑に行きたいって、どういう事ですか?」


シャーリー「あー、ほら、……私には離隊命令は来たのに帰隊命令は出てないからさー」

シャーリー「正直、リベリオンに帰っても不安があるんだよなー」

シャーリー「だからいっそのこと、エイラの様子を見に、扶桑まで旅行しようと思ってさ」

シャーリー「宮藤を連れていけば安心だろう?」


芳佳「だからって……陸路っ……って」


シャーリー「大丈夫だよ! 扶桑に着いたら何をしようかなー」

シャーリー「扶桑のお菓子や温泉や――あとニンジャも見たいかなー」



シャーリー「宮藤のお母さんにも、挨拶しておきたいしさ!」

芳佳「……も、もう……シャーリーさんってば……」


889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 03:11:19.72 ID:lSJ4QNQ50

お母さんだと.......どういうつもりだ?まさか本気で...

890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 03:11:30.18 ID:YQ+j1+3JO

シャリ芳だと


891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:11:53.87 ID:OxYZdQ4OO

まさかの展開


894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:12:06.69 ID:ZjgmVU0U0



【 どこか 】



「彼女の具合は……どうかな?」


「安定していますが……時折、幻覚を見たり、存在しない人物と会話を行います」


「意識は……どちらかと言えば、幻覚を見ている時の方が、落ち着いています」


「ふむ……珍しい事例だな……」

「確か彼女は最前線で戦う、ウィッチだったそうじゃないか」


「ウィッチ……ネウロイ、ですか……」


「……? 何か気になる事があるのかね?」


897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:14:11.80 ID:ZjgmVU0U0

「いえ……私も、昔、ウィッチとして訓練学校に通った時期もありました」

「任務先で負傷し……軍医へと転身を図った身ですから」

「……」



「……私は、思うのです――ネウロイとは、我々が生み出した物ではないかと」

「我々の戦う心……有り余った魔力を刻相すべく、現れた存在なのではないかと」


「ネウロイが……人の心から生まれた……?」


「ええ……あれは、私達の心に潜む……――無機質な怪物の権化です」

「我々の、冷たい心、そのものを現しているのでは無いでしょうか……」


900 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:17:15.76 ID:ZjgmVU0U0


「そして……今回の彼女も、また……」


「心の怪物を……飼い慣らせなかった一人、と言うわけだね?」



「ええ……」

「あの、『サーニャ』と言う幻の少女……」

「彼女の心の中で神格化され、肥大したものです――」


「あの存在もまた……彼女の心に飛来した、ネウロイと言えるのではないでしょうか……」



「君はもう……休みたまえ」

「然し、くれぐれもあの患者の前で、その発言は控えたまえよ……」


「……はい」


901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:18:17.20 ID:ZjgmVU0U0


エイラ「私は、エイラ・イルマタル・ユーティライネン」

エイラ「こっちはサーニャ・リトヴャグ」



エイラ「 サーニャ……寒くないか? 無理すんなよな」


エイラ「サーニャ……私達、ずっと……一緒だよな」

エイラ「ここを出たら…オラーシャへ、サーニャの家族を捜しに旅に出よう」





エイラ「眠いのか? ……そうか、寝てもいいぞ」



エイラ「今日だけ……だかんなー」



903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:19:13.56 ID:ZjgmVU0U0








芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」


    完











907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:20:15.92 ID:ZjgmVU0U0



逆転ウィッチーズ  脳噛ネウロイ

初SSですが、何とか無事に終わる事が出来ました

これも一重に皆さんの温かい支援のおかげであり、感謝、多謝、言葉もありません。


描写や説明は、詳しく書けば書くほど長くなり……
自らの愚筆を晒し、無駄に展開が遅くなりすぎた事を反省しています。

推理もなく、ミスリードも無ければ中々早いものです。
最終章は言いたい事だけをまとめたので、素晴らしく短い出来でした。

この物語は、逆転裁判3をやりながら考えました。
よってキャラの喋り方や、立ち位置、性格などが少し変わっているかも知れません。

よしかちゃんが一番好きです。
次にエイラさんが好きで、次にシャーリーさんサーニャちゃんお姉ちゃんと続き、
最後くらいにウォーロックのネーミングセンスが好きです。

このSSを書いて、感じた事……
よしかちゃんはきっと、年上の包容力のある女性と共にあるべき少女……
きっと温かい太陽があってこそ花開く、ちいさな蕾なのだと実感しました。


最後まで読んで下さった皆さん。もう一度、感謝の言葉を記します。
ありがとうございました。



908 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:20:18.30 ID:kUvAeojeO

乙だな


909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:20:29.39 ID:eUzaj5a7O

ええええええええええええ終わったああああああああああああ


910 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:20:49.05 ID:IfzD8N0c0

乙!超乙!
素晴らしいエイラーニャをありがとう!



932 名前:1 ◆.ewUP/EILA [] 投稿日:2011/02/12(土) 03:24:08.97 ID:ZjgmVU0U0

好きなキャラはよしかちゃんで
嫌いなのはネウロイさんです


ペリーヌさんは素敵な人です

おやすみなさい



936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:25:00.81 ID:ZtYz2l/w0

乙!!!
次回作がたのしみナンダナ


937 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 03:25:13.86 ID:2rP8t/qY0

逆裁のBGMが常に流れていた
間違いなくスタッフ


943 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/12(土) 03:26:50.72 ID:aU1cmBLa0

乙だあああああ!



1000 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/12(土) 09:27:20.53 ID:nUNNH1JA0



1001 名前:1001[] 投稿日:Over 1000 Thread
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ニュー速VIP
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おすすめSS


宮藤「扶桑からカラオケが送られてきました!」

まさか、いや、予想できる展開か?”彼女”の歌に501にセンリツが走る!?

宮藤「ペリーヌさんって意外と可愛いとこあるんですね」

消灯時間をすぎてしまったが、大事な少佐のブロマイドを探しに芳佳を連れ海岸へ、ペリーヌさんはかわいいです。

宮藤・サーニャ「二人で夜間哨戒ですか?」ミーナ「そうよ」

8月17日、夜間哨戒にかりだされる、芳佳とサーニャ、リアルタイムで連動するすごくすごいSSです!

サーニャ「大好きよエイラ」

サーニャの告白にエイラの意外な反応!サーニャがぶっとんでてもおもろいです!

サーニャ 「にぎにぎ」

サーニャが何気ない気持ちでエイラにいたずらします。エイラの反応がかわいいです。他SS2本です。

エイラ「私のお姫様は…」

ちょっと珍しいエイラとルッキーニのお話。サーニャもいじらしくてかわいいです。

ペリーヌ「ウジュジュー」

芳佳とリーネの反応がおもろいっす。ひどいっす。




この記事へのコメント

-  - 2012年09月29日 03:26:41

お、終わったああああああああ!!!!!
BGM脳内再生余裕だな

-名無しの三等兵 - 2012年09月29日 17:03:32

救いがあってほしかった…ペリーヌ……

-名無しの三等兵 - 2012年12月28日 16:07:31

最高のssだった。ここまで深く考えさせてくれるssは初めてだ。
次の作品も期待している!byゲルトルート・バルクホルン

-名無しの三等兵 - 2013年03月13日 01:45:51

なんというか…凄いssだな…
面白かったけど
エイラに救いが無さすぎんぞ!

三等陸曹 -沼野河童 - 2013年03月15日 23:22:45

通りすがりの即席ストウィ・ファンッス。

読めば読むほど先の気になる展開に、3時間ほどPCに噛り付いてしまいました・・・。

ってか、全く別の作品じゃねーかっ! って突っ込みたくもなった、途中。

文才あるッスよ。 所々の誤字は・・・速筆者にはたまにあることだ、気にスンナ。

-名無し春香さん - 2013年05月24日 12:08:15

一気に最後まで読んでしまった
サーニャのミスリードは後半でやっと気づけたけどそれまではペリーヌに完全に釣られたよw
てかペリーヌおい

-名無しの三等兵 - 2013年05月25日 10:11:20

ルッキの部屋のカーテンっていつ破いたんだ?

-名無しの三等兵 - 2013年07月18日 12:19:36

長編SSでこんなにだれないで見たのは久々だった。激しく1乙

-名無しの三等兵 - 2013年09月13日 19:59:34

ペリーヌは結局ただの休暇だったのか…
まぁ不自然なところと言えば、誰もルッキーニの鍵を試そうとしなかったとこかな?
面白かった。乙ダナ。

-名無し - 2013年11月23日 05:08:25

一見ペリーヌdisの一番最初の発言から練られてるわ。芳佳の発言でエイラが切れて凶行のきっかけになったようだし、さりげにフォローいれる少佐も自然だし。
涙がでたssは久し振り。何年前のssに泣かされてんだか。原作とはかけ離れた設定なのに
このssはシャリ芳の無限の可能性も示してくれた。

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