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エイラ「Shall we フライ」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:35:49.55 ID:OcbM1MeP0

エイラ「ウィッチというものは実に小難しい生き物ダ」

エイラ「『祖国を守りたい』『ただ銃を持って飛ぶのが好きだ』『ネウロイへの個人的な復讐』『あこがれのウィッチがいる』」

エイラ「そんな千差万別な理由があって、それでもウィッチの目的は『ネウロイを倒すこと』、ただそれだけ」

エイラ「でも、『私は大切な人を守りたいからウィッチになったンダ!』なんてこっ恥ずかしいキザなセリフを言える人は…まあいないダロ」

エイラ「…じゃあ、私はどうしてウィッチになったんだろう」










2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:36:19.68 ID:OcbM1MeP0

坂本「準備はできたか?」

エイラ「ああ、大丈夫ダ」

ニパ「…ホントに行っちゃうんだねイッル」

エイラ「心配すんなって!」

ニパ「心配だよぉ」

ハンナ「寂しくなったら、いつでもスオムスに帰って来ていいからね」

エイラ「ナンダヨー皆…私が一人じゃ何もできない奴だと思ってるのカヨ」

ニパ「そう言うわけじゃないけど…」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:37:02.67 ID:OcbM1MeP0

エイラ「言っとくけど、私は被弾率0%のエリートウィッチなんだ。501統合戦闘航空団に行ったってまたエリートさ」

ニパ「う~ん…心配だぁ」

ラウラ「……とにかくもう出発だ、つべこべ言ってる暇はもう無い」

坂本「よしエイラ乗り込め。…長い長い旅の始まりだ」

エイラ「そんじゃ、スオムスの平和はまかせたぞー」

ニパ「イッルぅ…」

坂本「よし!出発だ!!!」


ゴウンゴウン……


ハンナ「行っちゃった」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:38:14.56 ID:OcbM1MeP0

ニパ「イッル…」

ラウラ「直前になって『やっぱいきたくネーヨ』とか言い出すと思ってた」


ゴゴゴゴ…


ラウラ「…大丈夫さアイツは」

ニパ「イッルぅぅ! 聞こえてるかぁ! イッルは確かにエリートだ! 優秀だ! スオムスにはイッルのファンもいっぱいいる! でも…」

ラウラ「…でも?」

ニパ「イッルはどこか"間"が抜けてる! 調子に乗るクセもある! しかもうたれ弱い! だから私はいつもイッルのことが心配なんだぁぁ!!」

ラウラ「おい」









6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:40:00.27 ID:OcbM1MeP0

坂本「…いいのか?こんなにあっさり出発してしまって」

エイラ「…スオムスを離れるのは正直辛い」

坂本「そうか…」

エイラ「でも、私がこれから所属する第501統合戦闘航空団は、世界中から集められた優秀なウィッチたちダ。未だかつて見たこと無いウィッチに会えると思うと、ワクワクが止まらない」

坂本「まあ…確かにうちは個性派揃いだ」

エイラ「だから、私は501に転属することにはためらいはなかった…スオムスの平和はあいつらが守ってくれるからナ」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:41:15.58 ID:OcbM1MeP0

坂本「そうか…皆、固い友情で結ばれてたんだな」

エイラ「もちろんさ! …昨日の晩はみんな夜通しで祝福してくれた…楽しかったなぁ…」

坂本「…本当にすまない。友情を割くような真似をしてしまって…」

エイラ「いいんダ。…ここでヘタってちゃ、みんなに合わせる顔もないからナ」









9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:42:57.88 ID:OcbM1MeP0


ゴゴゴ……


坂本「zzzzzz」

エイラ「zzzzzz」


?「ラン…ララ…ラン…♪」


坂本「zzzzzz」

エイラ「zzzzzzz…んっ…」


?「ララ………ラン……ララ♪」


エイラ「フア~ア…よくねた」


?「ララ…ララ…」


エイラ「ン………んん?」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:44:23.36 ID:OcbM1MeP0

?「ララ…ラン………ラララン…♪」

エイラ「窓の外に…」

?「ラララ……ラン……ラン…♪」

エイラ「………ナンダあの娘は…」

?「ララ…ランラン………ラン♪」

エイラ「……………」

?「ラララ……ララ♪」

エイラ「…………………」

?「ラララ…♪」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:47:12.52 ID:OcbM1MeP0

エイラ「…………………」

?「ラ……♪」

エイラ「……………………う……うつくしい…」

坂本「zzzzz…んっ……ん~~~~」

エイラ「……………あの娘も501のメンバーなのかな……」

坂本「……ふあ~ぁ……ん……おっ!エイラ、もうそろそろ基地に着くぞ」

エイラ「…………」

坂本「……どうした?エイラ」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:49:47.95 ID:OcbM1MeP0

エイラ「…へっ!? いっいや、なんでもない」

坂本「そうか、基地についたらまずは部屋に案内する。広くて住み心地のイイ個室だ」

エイラ「へぇ…」

坂本「…そのかわり、言うまでもないが訓練はとても厳しい…スオムスでの訓練とは比べ物にならないほどかもしれない」

エイラ「大丈夫ダ…覚悟はしている…」

坂本「…もう夜中だから、メンバーの紹介は明日の朝しよう。今日はしっかり睡眠をとるように、いいな?」

エイラ「は、はい」

坂本「どうした急にかしこまって…」









14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 19:51:42.09 ID:OcbM1MeP0

エイラ「…よし!荷物はすべて運び込んだぞ」

エイラ「確かに良い部屋だ。海が一望できる」

エイラ「………それにしても、あの娘が気になって眠れナイ」

エイラ「…………」

エイラ「……う~ん……」


エイラ「…………」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:04:55.31 ID:OcbM1MeP0

エイラ「………なんだ……妙にそわそわしてきたぞ」

エイラ「……………」


?「ラン……ララ…♪」


エイラ「……あっ!またあの声ダ」

?「………」

エイラ「基地に向かってくる……やっぱり501のメンバーだったんダナ」

?「………」

エイラ「…………………」









21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:06:11.48 ID:OcbM1MeP0



翌日



エイラ「ふあぁぁ…」

坂本「どうした?昨日はあまり眠れなかったか」

エイラ「まあ…」

坂本「とにかく、メンバーはもう皆集まってる」

エイラ「緊張するなあ…」

坂本「落ち着いて話せばいい。訓練のときは皆厳しいが、心は優しい奴らばかりだ、エイラならすぐ馴染める」

エイラ「だといいんだけどナ…」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:09:11.36 ID:OcbM1MeP0

坂本「皆、またせてすまない! 今から第501統合戦闘航空団の新しいメンバーを紹介する!」

シャーリー「おおっ! 待ってました!」

バルク「言っておくが、訓練についてこれないようなやつはいらない」

ハルトマン「おーおー、トゥルーデは相変わらず堅物だねえ」

バルク「ハルトマン、われわれはネウロイから世界の平和を取り戻すという使命があるんだ! 軍の規律についてこれない奴はとてもじゃないがウィッチとしての資格はない!」

シャーリー「まあまあ、今だけはそういう堅い話はナシにしようぜ」

ハルトマン「きっと、この前ことまだ根に持ってるんだよ」

ミーナ「ほら皆! 静かにして!…ごめんなさいね、騒がしい連中ばっかりで」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:12:08.82 ID:OcbM1MeP0

エイラ「だ、大丈夫ダ」

坂本「じゃあエイラ、頼む」

エイラ「え、えっと…スオムス空軍飛行第24戦隊第3中隊からきました!…エイラ・イルマタル・ユーティライネン准尉…じゃなくて、少尉」

エイラ「自慢じゃないけど、被弾率0%のエリートだった、えっと…固有魔法は『未来予知』、ヨロシク…」

シャーリー「よろしくな! エイラ、もっと気楽にいこうぜ!」

バルク「おい、リベリアン!」

シャーリー「なんだよ」

坂本「それじゃあ、それぞれ簡単に自己紹介してもらおう」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:15:14.92 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「私は、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケよ。所属はカールスラント空軍第3戦闘航空団。501の隊長を務めているの、よろしくね」

エイラ「ヨロシク…(優しそうな隊長で良かっタ)」

ペリーヌ「わたくしはぺリーヌ・クロステルマン。中佐や少佐と同じく501統合戦闘航空団結成時からのメンバーですわ」

エイラ「よ、ヨロシク…(なんか絡みにくそうなひとダナ…)」

バルク「私はゲルトルート・バルクホルンだ。階級は大尉、私も創設メンバーの一人だ」

エイラ「ヨロシク…(この人、気難しそうダナ)」

バルク「もう一度言っておくが、規律に従えない奴はウィッチとしての資格はない。命令無視の独断行動なんてもってのほかだ」

エイラ「はい…(うわぁ…)」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:22:51.24 ID:OcbM1MeP0

シャーリー「私はシャーロット・E・イェーガー! 階級とかはどうでもいい! シャーリーって呼び捨てで呼んでくれ!」

エイラ「ヨロシク(この人とは打ち解けそうダ…ていうか胸大きいナ)」

坂本「自己紹介は全員済んだな」

エイラ(ん?昨日のあの娘は…)

ミーナ「本当はもう一人いるんだけど…とても引っ込み思案なの。未だに皆と打ち解けていないというか…」

坂本「ああ、だから夜間哨戒に任命した。他人と関わる機会を出来るだけ減らそうと思ってな」

エイラ「てことは今は…」

ミーナ「まだ部屋で寝ているわ。いつも夜遅くまで頑張ってくれているもの」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:24:35.85 ID:OcbM1MeP0

坂本「アイツだけは特別だな…夜にもネウロイが襲ってくる危険は十分にある。それもまた欠かせない仕事だ」

エイラ「せめて名前だけでも…」

坂本「ああすまない、彼女の名前は"サーニャ・V・リトヴャク"、所属はオラーシャ帝国陸軍586戦闘機連隊で、階級は中尉」

ミーナ「あまりサーニャさんとは話せる機会も多くないけど、もし会ったら仲良くしてあげてね」

エイラ「は、はい…」









29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:32:08.10 ID:OcbM1MeP0



訓練開始



エイラ(ナンダ、あの娘はあまり他人と関わらない人なのカ)

ミーナ「それじゃあ早速、ストライカーユニットを装着して飛んでもらいたいんだけど…いけるかしら?」

エイラ(今日の晩も窓眺めてたら会えるかな…)

ミーナ「エイラさん?…エイラさん!」

エイラ「はっ!はいっ!」

ミーナ「…聞いてた?」

エイラ「は、はい! えっと、スオムスで愛用していたユニットはBW-364号機で…」

ミーナ「そんなこと知らないわ。このストライカーユニットを装着して飛んでほしいって言ってるの」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:34:41.80 ID:U0PEclCl0

ミーナさんひでぇ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:35:33.14 ID:mOEndWYw0

訓練だかんな


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:36:16.99 ID:OcbM1MeP0

エイラ「は、はいっ…」


ブウウウウン…


エイラ「よ、よし」

ミーナ「………」

エイラ「うわ……わわわわ!


ガッシャアアア!


ミーナ「あらあら…」

エイラ「いてててて…」

ミーナ「やっぱりね…」

エイラ「な、なんでダ…?」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:37:49.85 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「エイラさん、一つ聞きたいんだけど…スオムスで使用していたユニットはBW-364号機だけなの?」

エイラ「ソウダ…」

ミーナ「…たまにいるのよ、ユニットが変わっただけでまったく実力が出せない人が…」

エイラ「そ、そんな…! でも私はスオムス空軍のエースで…

ミーナ「エイラさん、スオムスでの活躍は知らないわ。とにかく、501で活躍するためにはこのユニットを使用してもらわないと困るの」

エイラ「………そんな…」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:40:13.36 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「大丈夫、練習すればきっとうまくなるわ。スオムスでも、たくさん練習して、何度も失敗して、やっと一人前のウィッチになれたんでしょう?」

エイラ「はい…」

ミーナ「だったら絶対へこたれないこと。スオムスの仲間は、きっとあなたを応援しているわ」

エイラ「は、はい!


ブウウウウウウウン…


エイラ「来い…! 来い…!」

ミーナ「頑張って!エイラさん!」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:43:30.53 ID:OcbM1MeP0

エイラ「今ダ!」


ブオオオオオオ…


エイラ「ヨシ!いったぞ!」

ミーナ「あっ!」



ガッシャアアアア!!


エイラ「………いてて…」

ミーナ「エイラさん!大丈夫!?

エイラ「…大丈夫ダ……」

ペリーヌ「あらあら、スオムスのエースとはよく言ったものですわね」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:51:01.98 ID:OcbM1MeP0

エイラ「な、ナンダ貴様は!」

ペリーヌ「まあ、"貴様"なんて下品な言葉使いですこと。スオムス空軍とはこれほどまでレベルの低い集団だったなんて、驚きですわ~」

エイラ「ペリーヌぅ…!」

ペリーヌ「あなたに呼び捨てにされる覚えはありません」

エイラ「ナンダト!?」

ペリーヌ「それではわたくしは坂本少佐とのグループ訓練に参加しないといけませんので、これで」


ブウウウウン…


エイラ「あんのツンツンメガネ~」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:53:24.48 ID:mOEndWYw0

貴様とは
貴~様という意味が元だよな


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 20:55:16.98 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「ごめんなさいね、後で私からキツく言っておくわ」

エイラ「ぐう……もう一度、もう一度ダ!今日は飛べるまでずっと練習するぞー!」

ミーナ「そう!その気よ! 頑張って!」

バルク「…いつまで持つだろうな」

エイラ「お前は…! えっと…」

バルク「バルクホルンだ! 全く…スオムス空軍一のエリートだと聞いていたが、正直がっかりだ」

エイラ「ナンダト!?」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:01:30.61 ID:OcbM1MeP0

バルク「お前もまた、自分の感情に任せて独断行動をするやつだ」

エイラ「な、なにっ!」

バルク「いいか?私達の足を引っ張るようなことだけはするな」

エイラ「わ、わかってる!」

バルク「フン」

ミーナ「ちょっとトゥルーデ!」

バルク「すまないミーナ、ただちょっとこいつの態度が気に触ったからな」

エイラ「こ、このおお…」

バルク「おっと、訓練に遅れてしまう」


ブウウウウウン…


45
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2013/10/02(水) 21:07:10.99 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「トゥルーデ…いえ、バルクホルン大尉は人一倍後輩に厳しいの…」

エイラ「…だろうナ」

ミーナ「でもね、その分"ネウロイから世界を守りたい"って気持ちも、人一倍強いから…だからあういう言葉を他人に浴びせてしまうの」

エイラ「はあ」

ミーナ「大尉なりの愛情だから…そこはわかってあげてね」

エイラ「はい…」


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:09:55.10 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「さあ!特訓再開よ!」

エイラ「と、とっくん…?」

ミーナ「ほら、エリートウィッチが弱音なんて吐くんじゃないの!」

エイラ「は、はい!」









49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:12:47.27 ID:OcbM1MeP0

エイラ「はあ…はあ…だめダ…」

ミーナ「どうしたものかしらね…あら?サーニャさん、もう訓練参加できるの?」

エイラ「!!!!!!」

サーニャ「はい…」

ミーナ「それじゃあ、バルクホルン大尉のグループに参加してくれる?」

サーニャ「はい…」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:15:42.36 ID:OcbM1MeP0

エイラ「ァ………ァ………サ……サーニャ………」

サーニャ「?」

ミーナ「あ、サーニャさん、彼女は"エイラ・イルマタル・ユーティライネン"さんよ」

サーニャ「…」

ミーナ「スオムス空軍からやってきてくれたの。今日から501のメンバーになったから、よろしくね」

サーニャ「はい……えっと…」

ミーナ「あ、もうサーニャさんの紹介は済んでるわ」

サーニャ「…」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:18:50.84 ID:OcbM1MeP0

エイラ「えっと……よ、ヨロシク!!

サーニャ「……」

エイラ「スオムス空軍准尉…じゃなくて少尉! エイラ・イルマタル・ユーティライネン! えっと、固有魔法は『未来予知』で…趣味はタロット占いで…スオムスではイッルって愛称で呼ばれてて…それから…」

サーニャ「…」

エイラ「…と、とにかくヨロシクナ!

サーニャ「…」

エイラ「…」ニコニコ


サーニャ「………あと何人くらい……増えるんですか?」


エイラ「へっ!?」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:22:25.43 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「そうねぇ…あと2~3人てとこかしら、少なくても10人は必要ね…」

サーニャ「そうですか…」

ミーナ「じゃ、サーニャさん、本日の訓練もよろしくね」

サーニャ「よろしくお願いします……」

ミーナ「毎度言ってるけど、夜間哨戒のために体力は温存させておいてね」

サーニャ「はい………わかってます……」


ブウウウウウウン…


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:23:11.07 ID:OcbM1MeP0

エイラ「へええ……」ボー

ミーナ「エイラさん!」

エイラ「はっ!」

ミーナ「どうしたの?サーニャさんに見とれちゃって」

エイラ「い、いや、何でもナイ…」ボー

ミーナ「…?」









56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:28:35.13 ID:OcbM1MeP0

坂本「みんな!集合しろ!」


バルク
ハルトマン
ミーナ
ペリーヌ     「はい!!!」
サーニャ
シャーリー

エイラ「は、はいっ!


坂本「シャーリー、相変わらず速度を出しすぎだ。あれでは仲間に対してあらぬ被害が出かねない」

シャーリー「はーい」

バルク「ふざけているのかリベリアン!」


57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:29:18.31 ID:OcbM1MeP0

坂本「バルクホルンもだ! 真面目なのはいいが、今日は少し他人への口出しが多すぎた…自分の訓練が疎かになっているな」

バルク「す、すまない少佐」

坂本「私からは以上だ…ミーナは?」

ミーナ「いえ、私からは何も」

坂本「よし! 今日の訓練はこれにて終了だ! 皆しっかり休息するように!」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:31:34.78 ID:OcbM1MeP0



風呂



エイラ「なんだろう…私今日一日ずっと変だったナ」

エイラ「………」

エイラ「結局、新しいユニットでは、数秒浮くのが限界だ…」

エイラ「……………ハァ…」

エイラ「私、本当はエリートでも何でもない…ただの平凡なウィッチだったのカ…?」

エイラ「……………」

シャーリー「どうした新人! 浮かない顔して!

エイラ「うわびっくりした」


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:32:01.13 ID:T7zi3bja0

お母さん!お母さん!


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:39:23.03 ID:aGjqV2ywi

芳佳ちゃんが来る前はシャーリーが救いだな


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:36:05.20 ID:OcbM1MeP0

シャーリー「環境が変わればいつもの調子が出ないってか!」

エイラ「はあ…まあナ」

シャーリー「気にすんなって!あたしも最初は苦労したものだ」

エイラ「そうカ」

シャーリー「あたしがウィッチになったきっかけって…何だと思う?」

エイラ「えっ…さぁ…」

シャーリー「あたしオートバイが趣味でさ、人類史上最速を目指してたんだよ」


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:40:34.05 ID:OcbM1MeP0

エイラ「へえ」

シャーリー「そこでストライカーユニットなる物を知ってさ…『これならあたしはマッハすらも超えられる!』て直感的に思ったんだよ」

エイラ「へえ」

シャーリー「バカみたいだろ。『人類を救うんだ』とか『祖国は私の手で守る!』とか、そんなのあたし全く考えてなかったんだ…ただ、スピードを求めるだけにウィッチになったんだ」

エイラ「そうだったのカ」

シャーリー「そんな変な理由でウィッチになったあたしでも、こうして一人前になれたんだ…エイラにはもっと立派な"たたかう理由"があるんだろ?」

エイラ「あ、ああ」

シャーリー「だったら落ち込むこともないさ。あたしなんかよりもっと優秀なウィッチになれる。スオムスどころか、世界中にエイラをリスペクトする奴が表れるに違いないさ!」

エイラ「…ありがとう」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:45:19.62 ID:T0EukCBI0

シャーリーまじ聖母


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:46:18.09 ID:OcbM1MeP0

バルク「リベリアン、いつまで入ってるんだ」

シャーリー「うわっでた…」

バルク「なんだその態度は! お前は場所をとるんだ!早く出ろ!」

シャーリー「はいはい…じゃあな!エイラ」

エイラ「え、ああ…」

エイラ(ウィッチとしてたたかう理由かぁ…)

エイラ(………)


66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:51:45.58 ID:OcbM1MeP0

エイラ(『スオムスは私が守る!』ってか? 『姉の影響です』ってか?)

エイラ(……………だとしたら私はなんでこんなところにいるんダ)

ハルトマン「おーおー、おちこんでるねえ」

エイラ「…中尉?」

ハルトマン「ハルトマンって呼んでよ」

エイラ「…なんか用カ?」

ハルトマン「私きづいちゃった。エイラ、さーにゃんのことすごく気になってるでしょ」


67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:55:43.23 ID:OcbM1MeP0

エイラ「なぁっ!! そ、そんなことネーヨ!!

ハルトマン「はははっ! エイラはごまかすのが下手だなあ!」

エイラ「ナ、ナンダヨ~」

ハルトマン「さーにゃんはさ、人付き合いが苦手で、しかもナイトウィッチだから私達とは会話する機会も多くないけど…実は内心は皆と仲良くなりたいって思ってるんだよ」

エイラ「そうなのカ!」

ハルトマン「うん、だから変に距離置いて接するより、もっとぐいぐい攻めたほうがいいよ」

エイラ「なるほど、ありがとうナ中尉!」

ハルトマン「だから名前で………まぁいいや」





・ 



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 21:59:43.50 ID:ToXv3cCg0

EMT!EMT!

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:00:16.74 ID:OcbM1MeP0


エイラ「もっとサーニャのことが知りたい」

エイラ「わたしのことも、もっと知ってほしい」

エイラ「どうしたら私に心を開いてくれるだろうカ…」

エイラ「そうだ、今度の訓練のとき誘ってみよう」

エイラ「『私と飛ばないカ?』…チガウナ………」

エイラ「『サーニャ、訓練が終わったら少し話しよう』…これもちょっとチガウナ」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:03:58.42 ID:OcbM1MeP0

エイラ「…いや、とにかく、今はストライカーユニットに慣れることダナ」

エイラ「私はスオムスのエースだ。飛ぶことさえできれば、大尉もあのつんつんメガネもあっと驚かせられるに違いナイ」

エイラ「……今に見とけヨ~」

サーニャ「ラン……ランラン…♪」

エイラ「あ…この声…」

サーニャ「ランラン…ラ…♪」

エイラ「夜間哨戒から帰ってきたのカ…」


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:06:28.37 ID:OcbM1MeP0

サーニャ「……ラン…ララ…♪」

エイラ「なんだろう…気のせいカナ」

エイラ「……とても寂しそうな表情ダ」

サーニャ「ラン……ララ…♪」

エイラ「…………」









75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:11:45.94 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「さあ、エイラさん、今日も私とワンツーマンレッスンよ」

エイラ「はい!」

ミーナ「…新しいユニットに少しは慣れたかしら?」

エイラ「う~ん…どうダロ」

ミーナ「大丈夫、あなたならすぐに501でもエースになれるわ」

エイラ「なんでそう言いきれるんダ?」


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:16:52.02 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「昨日一日エイラさんを見てわかったんだけど、あなたに足りないのは技術じゃなくて『意志』なのよ」

エイラ「意志…?」

ミーナ「ええ、エイラさんは何のためにウィッチになろうって思ったの?」

エイラ「それは………ネウロイを倒すため…」

ミーナ「…そう、じゃあネウロイがこの世から消えたら、あなたはすぐにウィッチを辞めるのね?」

エイラ「………えっと……」

ミーナ「……ほら、自分ではわからないでしょ?」

エイラ「………」


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:20:25.14 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「目的がないのは悪いことじゃないの。問題は『目的を作ろうとしないこと』」

エイラ「…?」

ミーナ「スオムスでね、エイラさんがウィッチの訓練を始めた時、おそらくだけどとても厚い壁にぶち当たったと思うの」

エイラ「……」

ミーナ「そんなとき、あなたは諦めなかった。誰よりも強いウィッチになるんだって、強い意志を持って、ウィッチとしての技術と知識を身につけた」

エイラ「……」

ミーナ「なんて言ったらいいかしら…初めてストライカーユニットで空を飛んで、大地を見下ろした時の気持ちを思い出してみて」

エイラ「……」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:27:50.13 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「いい?あなたはスオムスでエースになったのよ?」

エイラ「……」

ミーナ「だから、今は『目的を作る』ということが大事」

エイラ「……」

ミーナ「どうして私は空を飛ぶんだろうって、何でエースまで登り詰めたんだろうって、ね」

エイラ「…目的かあ」

ミーナ「後付でもかまわないわ。何があってもへこたれないためには、『目的』が必要よ」

エイラ「……」


83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:29:05.55 ID:OcbM1MeP0


サーニャ「………おはようございます…」


ミーナ「あらおはよう、サーニャさん」


エイラ「!!!!」


ミーナ「じゃあ、今日も一日ヨロシクね」

サーニャ「よろしくお願いします……」


ブオオオオオン…


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:31:26.44 ID:OcbM1MeP0

エイラ「………」

ミーナ「ごめんなさい。さ、訓練を再開…」


エイラ「…………」


ミーナ「……エイラさん?」

エイラ「少佐……『目的』っていうのは、どんなにくだらなくても…いいのカ?」

ミーナ「ええ」

エイラ「聞いた人は笑いそうな…ことでもカ?」

ミーナ「もちろんよ」


85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:35:22.66 ID:OcbM1MeP0

エイラ「………決めた……私がウィッチになる目的…」

ミーナ「?」

エイラ「…大切な人ができたんだ………まだ仲良くはないけど…とても大事な大事な、命に変えても守りたい人が…」

ミーナ「素敵な理由じゃないの…ちっとも恥ずかしくはないわ」

エイラ「だから…だから私はウィッチになったんだああああ!!!!


ブオオオオオオ


ミーナ「!!!」



ゴオオオオオ!!!


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:40:28.37 ID:OcbM1MeP0


エイラ「うおおおおおおおお!!!!」


ミーナ「と、飛んだわ!


ゴオオオオオオ!!!


ミーナ「す、すごい…」

坂本「おい!ミーナ!なんだあれは!」

ミーナ「あれがエイラさんの本当の実力よ」

坂本「……やはりスオムスのエースは伊達じゃなかったか」

ミーナ「そうね」









88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:43:17.58 ID:OcbM1MeP0

坂本「今日は皆一生懸命訓練に取り組んでくれた…私から言うことは何もない」

ミーナ「私も特に………エイラさん、今日は頑張ったわね」

エイラ「ハイ!」

坂本「明日からエイラも我々と同じ訓練内容だ。とても厳しいが、ついてこれるか?」

エイラ「もちろんダ!」


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:45:00.90 ID:OcbM1MeP0

ペリーヌ「…どうしましたの急に」ヒソヒソ

シャーリー「昨日までとはまるで別人だ…」ヒソヒソ

坂本「よし!今日はこれにて訓練終了!各自解散だ!」


ミーナ
エイラ
シャーリー
ペリーヌ     「ありがとうございました!」
ハルトマン
バルク
サーニャ


エイラ「えっと……あ!サーニャ!

サーニャ「!」ビクッ


90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:49:07.96 ID:OcbM1MeP0

エイラ「このあと一緒に部屋でお茶でもしないカ?」

サーニャ「…いえ、それはちょっと…」

エイラ「…………お茶は嫌いカ?」

サーニャ「そういう訳じゃ……」

エイラ「じゃあ遠慮するなって! サーニャのこともっと知りたいんだ私ハ!」


サーニャ「………」









93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 22:54:12.41 ID:OcbM1MeP0

エイラ「ささ、遠慮せずに…」

サーニャ「…」

エイラ「お菓子もあるぞー」

サーニャ「…」

エイラ「スオムスの定番スウィ~ツ、サルミアッキだ!」

サーニャ「…」

エイラ「ほら、好きなだけ食べていいからなー」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:00:06.80 ID:OcbM1MeP0

サーニャ「…あの」

エイラ「なんダ?」

サーニャ「…なんで私を?」

エイラ「へ?」

サーニャ「…シャーリーさんとか…ハルトマンさんとか…私なんかより明るくて楽しい人はいっぱいいるのに…」

エイラ「それは…!その…」

サーニャ「私苦手なんです…会話とか…その…他人と関わるのが…」


97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:06:19.75 ID:OcbM1MeP0

エイラ「…」

サーニャ「…ごめんなさい」

エイラ「サーニャが謝る必要なんて…」

サーニャ「…」

エイラ「…とっ、
とにかく! 私はサーニャについてもっと知りたい!


サーニャ「…」


エイラ「…だからいろいろ教えてくれ」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:13:03.81 ID:OcbM1MeP0

サーニャ「たとえば?」

エイラ「えっと…なんでウィッチになったのかとか、501に来るきっかけとか」

サーニャ「………憧れだったの」

エイラ「あこがれ?」

サーニャ「うん…祖国にね、すごく有名なウィッチがいたの。強くてかっこよくて…わたしもこんな人になりたいって…ずっと思ってた」

エイラ「へええ…」

サーニャ「でも、その時はただの憧れでしかなかったの…私がウィッチになるなんて思ってもいなかった…」

エイラ「…」

サーニャ「そしたらじきに私の国にもネウロイが侵入してきて…」

エイラ「…!」


101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:19:26.20 ID:OcbM1MeP0

サーニャ「私達の平和は一瞬で消えた…私は迷わずウィッチに志願したわ…」

エイラ「そんな…」

サーニャ「まだ幼かったけど覚えてるの…親はもちろん反対したわ…でも…現実は厳しかった」

エイラ「……」

サーニャ「親には会えない…大好きだったピアノも練習できない…何のためにウィッチになったのかわからなくなった…後悔した…辞めたいって思った…親を想って毎晩泣いた…」

エイラ「…」

サーニャ「素質はあったらしいの…『この娘は素晴らしいウィッチになるぞ!』なんて、何度言われたか…」

エイラ「…」

サーニャ「でもね、嬉しいと思ったことは一度もないの。優秀なウィッチになるより、私は親と静かに幸せに暮らしたかった…」

エイラ「…」


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:25:23.80 ID:OcbM1MeP0

サーニャ「やがて私はオラーシャのウィッチの中で最も優秀になった」

エイラ「…」

サーニャ「そして私は501に所属になった」

エイラ「…そっか、大変だったんダナ」

サーニャ「…ごめんなさい…」

エイラ「あ、謝るなって! 変な質問した私が謝りたいくらいダ」

サーニャ「……エイラさんはどうしてウィッチに?」


106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:27:24.33 ID:OcbM1MeP0

エイラ「えっと…」

サーニャ「…?」

エイラ「『助けたい人』がいるんダ」

サーニャ「助けたい人?」

エイラ「うん、綺麗で、美しくって、まるで空から舞い降りた天使のような人…でも、いつも悲しい表情をしてるんだその娘は」

サーニャ「そうなの」

エイラ「まるで深い傷を負ったような瞳…その顔を見てると私まで悲しくなってくる…だから私はその娘を助けてあげたいんだ」

サーニャ「…」


107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:28:30.68 ID:OcbM1MeP0

エイラ「そのために、私はウィッチとして戦う。その娘のためなら私はなんでもする…そう決めたんだ」

サーニャ「…素敵」

エイラ「ま、まあ…ちょっとキザな気もするけどナ…」


サーニャ「……かっこいいわエイラさん」


エイラ「えっ!? 今なんて?」


サーニャ「『かっこいい』って………なんで顔赤くなってるの?」

エイラ「な、ナンデモナイ!// さ、そろそろ夕食ダ!

サーニャ「そうね」

エイラ「あ、あと私はさん付けしなくていいぞ! "エイラ"って呼び捨てにしてもらって結構だ! それじゃ!」









108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:32:55.85 ID:OcbM1MeP0



エイラ「もう行くのカ?」

サーニャ「ええ、夜間哨戒は私の大事な仕事なの…」

エイラ「無理はするなヨ、あと寂しくなったらいつでも私の部屋に来いヨ!」

サーニャ「…大丈夫…もう慣れたものよ」

エイラ「そっか…じゃあ気をつけてナ」

サーニャ「うん」


ブオオオオオオ…


エイラ「…………」


110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:37:37.67 ID:OcbM1MeP0



数日後



ルッキーニ「わずか12歳にして天才的な才能と実力を兼ね備えたロマーニャが生んだ実力派ウィッチ、フランチェスカ~~~ルッキ~~~~ニ少尉!!!! 見参!」


シャーリー「だっはっは!! なんだこいつは!

ペリーヌ「まだ子供じゃありませんの!」

バルク「とても実力があるようには見えない…いや、ウィッチにすら見えない」

シャーリー「気に入ったぞルッキーニ!私はシャーロット・E・イェーガー、長ったらしいから"シャーリー"って呼んでくれ!」


ルッキーニ「シャ~~~~リ~~~~!!!」

シャーリー「ルッキ~~~~ニ!!!」

エイラ「あほダ…」

ペリーヌ「坂本少佐!この娘が射撃も魔法力も名人級って、本当ですの!?」


111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:40:20.54 ID:OcbM1MeP0

ルッキーニ「うるさい!つんつんメガネ~!」

ペリーヌ「な、なんですってぇ!

シャーリー「だはははは!!!」

エイラ「プフッ…」

坂本「ああ、実力はたしかに申し分ない」

ミーナ「だけどね…」

バルク「だけど…?」

坂本「まあ、見ての通り問題児だ」


113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:44:47.68 ID:OcbM1MeP0

ミーナ「ロマーニャ空軍の人も手を焼いたらしいわ…ユニットの破壊、乱射の繰り返し…挙句の果てには部隊を抜けだして勝手に帰宅…」

バルク「…なぜそんなやつを501に入隊させた」

坂本「実力はあるからな、ここで訓練すれば戦力になると考えた」

ミーナ「…(本当は無理やり送り込まれたのよ)」

坂本「というわけで、誰かルッキーニの世話係になって欲しいんだが…」

ルッキーニ「シャーリーがいい! 絶対絶対シャーリー!!」

ペリーヌ「あなた! ふざけるのもいい加減にしなさい!!」



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:49:01.18 ID:OcbM1MeP0

ルッキーニ「べええええ!」

ペリーヌ「…!!」

ミーナ「しょうがないわねえ…シャーリーさん、暫くの間訓練はルッキーニさんと一緒でいいかしら?」

シャーリー「もちろん」




エイラ(やかましい奴が来たと思ったけど…ナンダ、これなら私とサーニャの仲は邪魔されそうにないナ」

サーニャ「………うらやましい」

エイラ「ええ!?」


116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:50:20.90 ID:OcbM1MeP0

サーニャ「…いつでも明るく振る舞って…初対面の人ともすぐ仲良くなれて………」

エイラ「…サーニャ?」

サーニャ「……私には無理…」

エイラ「…」

サーニャ「…」


エイラ「……そんなこと無いぞ!!ガタッ


サーニャ「!!」

シャーリー「うわ、びっくりした!!」

坂本「急にどうしたんだエイラ!」


エイラ「い、いや…なんでもナイ」


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/02(水) 23:54:23.68 ID:OcbM1MeP0

坂本「そうか…ならいいんだが」

ミーナ「じゃあ早速、今日の訓練を開始しましょうか」

坂本「よし!じゃあ皆!ユニットを装着した状態で海岸に集合してくれ!10分後には皆揃ってるように!」

ミーナ「あ、そうそう、シャーリーさんとルッキーニさんとエイラさんは基地に残っててね」

エイラ「はい…って、ええっ!」

坂本「おまえたち3人はちょっと特殊な訓練をする」

ルッキーニ「にゃはっ! あたしたち特殊だって!

エイラ(そんな…サーニャぁぁぁ…)









120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:02:12.92 ID:rmPR764F0

坂本「じゃあミーナ、あとはよろしく頼んだ」

ミーナ「ええ、行ってらっしゃい」


ブウウウウウン…


シャーリー「特殊な訓練ってなんだ?」

ミーナ「普段の練習を見ていたらね、シャーリーさんとエイラさんの2人は少し"クセ"があるのよ」

シャーリー「くせ?」


121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:04:30.10 ID:rmPR764F0

ミーナ「ネウロイと戦う上で、その"クセ"は直してもらわないと困るの」

エイラ「はあ…」

ミーナ「…ということで、本日訓練初日のルッキーニさんを交えて、2人のクセを直す特殊訓練を始めます。とりあえず3人ともユニットを装着してくれるかしら?」

ルッキーニ「りょーかいいいい!」

エイラ「なんなんだ"クセ"って…」  

ミーナ「えっと…皆装着できたわね、じゃあ50cmくらいの高さまで浮いてくれるかしら?」

エイラ「よっと」

シャーリー「こんな感じか?」


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:05:12.45 ID:dtzWleqh0

今更かもしれんがルッキーニってシャーリーより以前から501にいなかったっけ
それまで問題児だったルッキーニがシャーリーが来てから面倒見るようになっておさまったってエピソードあったような

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:06:10.14 ID:Wk3+WDhE0

お前らなんでそんなに詳しいんだ
俺はみんな可愛いってことしか知らないぞ

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:06:19.93 ID:rmPR764F0

ミーナ「ええ、皆できてるわね。じゃあそのままゆっくりと、1mの高さまで浮いてくれる?」

ルッキーニ「あらよっと!」

ミーナ「……皆できてるわね」

シャーリー「…ちょっと待ってくれ! 今更そんな基本中の基本をやってもだな」

エイラ「私達はみんなウィッチのエースだぞ」

ミーナ「とにかく、今は私の言うとおりにやってちょうだい」

シャーリー「はーい…」

ミーナ「素直でよろしい、じゃあ今やったことを繰り返してくれる? "1m→50cm→1m→50cm"って感じに」


126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:07:51.41 ID:rmPR764F0


ブウン 
ブウン ブウン ブウン


ミーナ「…徐々にスピードを早くしていくわよ」


ブン 
ブ ブ ブ


ミーナ「ハイ! もっとはやく!


ブブブブブブブ


ミーナ「はい!そこまで!」

シャーリー「うはあああっ! これ以外と疲れるなあ!

ルッキーニ「うじゅうううぁぁ!」


エイラ「……」ゼエゼエ


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:08:52.18 ID:rmPR764F0

ミーナ「ほら、まだ訓練は序の口よ、そんなことでバテてるんじゃないの」

シャーリー「そんなこと…言ってもだな…」ゼエゼエ

ミーナ「ほら!皆もう一度50cmまで浮いて!」

シャーリー「はっはい!

ミーナ「…じゃあ次はこれをやってほしいの」

エイラ「?」

ミーナ「まず足を前後に大きく開けた状態で停止して。右足が前、左足が後ろ」

シャーリー「こうか?」


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:11:39.07 ID:rmPR764F0

ルッキーニ「ほいっ!」

エイラ「おおっ…ちょっとバランスが」フラッ

ミーナ「そう。そしてその状態から、足の位置はそのままに…"素早くまわれ左"! ハイ!」

シャーリー「ぅ

エイラ「おあっ!」

ルッキーニ「うにゃあ!」



ガシャア! ガシャア! ガシャア!


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:13:08.27 ID:rmPR764F0

エイラ「いててて…」

ルッキーニ「ううううう~」

シャーリー「こ、これは…」

ミーナ「あらあら」

ルッキーニ「こんなのできるわけないよ~~~!」

エイラ「腰が…」

ミーナ「やっぱり皆出来ないわね」

エイラ「当たり前ダ…!」

ミーナ「でもね、これも凄く大切な訓練なのよ」


131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:15:12.11 ID:rmPR764F0

ルッキーニ「なんで~?」

ミーナ「今まであなた達は、おそらく『バランスを崩したらすぐ元の体勢にもどれ!』って教えられてきたでしょう?」

シャーリー「ああ」

ミーナ「でも、501においては少し違うわ。より完璧な飛行を目指すためには、『バランスを崩すことも許されない』って思って欲しいの」

エイラ「なっ!」

ミーナ「そうじゃないと、その一瞬のシールドが弱まったスキにネウロイに攻撃される…なんてことが起こりかねないわ」

シャーリー「なるほど」

ミーナ「だから、501統合戦闘航空団の一員である以上、一瞬のバランス崩れも許されない…わかるわね?」

シャーリー「はい…」

エイラ「ハイ…」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:45:40.35 ID:rmPR764F0

ミーナ「だから、501統合戦闘航空団の一員である以上、一瞬のバランス崩れも許されない…わかるわね?」

シャーリー「はい…」

エイラ「ハイ…」

ミーナ「ほら、練習!

エイラ「は、ハイ!」

シャーリー「はいッ!」


ルッキーニ「うじゅぅぅ…」


ミーナ「どうしたの?ルッキーニさん」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:50:16.81 ID:rmPR764F0

ルッキーニ「もうやだよー! こんなことしても意味ないよー! あたしだったら多少バランス崩してもネウロイ倒せてたもん!」

ミーナ「…ルッキーニさん」

ルッキーニ「うじゅ?」

ミーナ「……嫌なら結構よ………そのかわり、自分の身は自分で守りなさいね」

ルッキーニ「へ?」

ミーナ「ほんの一瞬の油断で命を落とす人も少なく無いわ」

ルッキーニ「…?」


ミーナ「………わからないのかしら? ここにいる人たちは皆、わざわざルッキーニさんのような愚かな人をかばって傷を負うほど馬鹿じゃないの」


ルッキーニ「ヒイッ!」

ミーナ「…守りたい人がいるなら強くなりなさい、誰かに守ってほしくても強くなりなさい…いいわね?」ゴゴゴ

ルッキーニ「ごっ…ごめんなさ~い!  うぇぇぇぇぇぇ!


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 00:57:53.80 ID:rmPR764F0

ミーナ「……うん、全員できたわね」

シャーリー「………もう皆ヘトヘトだ」

ミーナ「お疲れさま。それじゃああなたたち3人は、ちょっと早いけど今日の訓練を終えましょうか」


エイラ
ルッキーニ「ありがとうございましたぁ…」
シャーリー


ミーナ「今日得たバランス感覚、絶対に忘れないでね」

エイラ「はーい…」

シャーリー「ルッキーニ、早いうちに風呂入ろう」

ルッキーニ「えっ!シャーリーとお風呂!?」

シャーリー「おいおい、さっきまでヘトヘトだったのに、お風呂と聞いて急に元気になったな」

ルッキーニ「おっふろ♪おっふろ♪」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:05:23.08 ID:rmPR764F0

シャーリー「ははは」

ミーナ「………エイラさん?」

エイラ「ナンダ?」

ミーナ「あなたも基地に戻っていいのよ?」

エイラ「…………いや、私は皆の訓練が終わるまでここにいとく」

ミーナ「そう」

エイラ「………」

ミーナ「……なにか悩み事?」

エイラ「いやっそういうわけじゃあ…」

ミーナ「…?」









9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:12:35.19 ID:rmPR764F0



訓練後



サーニャ「……!」

エイラ「や、やあサーニャ…いっしょに部屋まで帰ろうと思ってさ…」

サーニャ「…待っててくれてたんだ」

エイラ「ああ!サーニャのためならいつまでも待ツゾ」

サーニャ「……」

エイラ「………」ニコニコ

サーニャ「…………エイラ」

エイラ「なに?」

サーニャ「………今夜、私の部屋来てくれる?」

エイラ「…へえっ!?

サーニャ「ちょっとお願いがあるの」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:19:08.30 ID:rmPR764F0

エイラ「あっ……ああ!全然構わナイ!!

バルク「なんだか最近のあの2人は妙に仲いいな」

シャーリー「サーニャも最近調子いいんだ、良いことじゃないか」

ハルトマン「私のアドバイス、意外と効いてたのか」



エイラ「…ところでサーニャ、お願いってナンダ?」

サーニャ「………内緒」

エイラ「……?」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:28:35.44 ID:rmPR764F0







エイラ「………サーニャ?」

サーニャ「あ、エイラ」

エイラ「…………良かったのカ?私勝手に部屋飛び出しちゃったケド」

サーニャ「………いいの………じゃあストライカーユニットを装着して」

エイラ「え? えっ?」

サーニャ「…………一緒に夜間哨戒行こう?」

エイラ「なっ!」

サーニャ「………大丈夫、ばれないよ」

エイラ「ちょっとサーニャ…」

サーニャ「ほら…早く」

エイラ「待ってサーニャ! 待てヨ~~」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:34:56.93 ID:rmPR764F0

サーニャ「気持ちいでしょ?夜の風を全身で感じながら大空を飛ぶの」

エイラ「………あ、ああ…………ところで、お願いってなんだったんダ?」

サーニャ「一緒に夜間哨戒に来て欲しかったの………それと」

エイラ「………?」

サーニャ「グループ訓練の時………いっしょにペア組もう」

エイラ「………えっ?」

サーニャ「…ごめんなさい………わざわざこんなところに呼び出して言う内容じゃないよね」

エイラ「いやっ…そんなこと…」

サーニャ「でも………やっぱりなんだか皆見てるとこだと恥ずかしくて………」


エイラ「………」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:41:51.12 ID:rmPR764F0

サーニャ「………いつも訓練参加が皆より遅れてるせいで……余った人と組ませられるの」

エイラ「……」

サーニャ「だからね、私決まったパートナーがいなかったの……エイラ、私のパートナーになってくれる?」

エイラ「…………お…」

サーニャ「…お?」

エイラ「おやすいごようダ……」

サーニャ「…嬉しい…!」

エイラ「………!!!!」

サーニャ「…エイラ…」









23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:50:41.62 ID:rmPR764F0



次の夜



ルッキーニ「うじゅじゅ…眠れない…」

ルッキーニ「………少佐が変なお茶飲ませるからだよきっと!」

ルッキーニ「………なんかすっごく苦かったし、美味しくないし~」


ダアン! ダアン!


ルッキーニ「何この音」


ダアン! ダアン!



ルッキーニ「…基地の外だ」

シャーリー「なにしてるんだルッキーニ」

ルッキーニ「にゃあっ!シャーリー!」

シャーリー「子供はもう寝る時間だぞー」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 01:59:44.25 ID:rmPR764F0

ルッキーニ「子供じゃない~!それにシャーリーこそなんで起きてるの!」

シャーリー「ちょっとユニットを調整しててな…」

ルッキーニ「それよかさ、この音なんなの?なんでこんな時間に銃の音が?」

シャーリー「あたしに訊かれても…」

ルッキーニ「ちょっと見てくる!」ダッ!

シャーリー「お、おいルッキーニ!」


ダアン! ダアン!


ルッキーニ「あ、あれだあれだっ」

シャーリー「ルッキーニ…?」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 02:07:07.22 ID:rmPR764F0

ルッキーニ「エイラだよエイラ!」

シャーリー「エイラ?」

ルッキーニ「見てあれ…一人で狙撃練習してる」


ダアン! ダアン!


シャーリー「ほんとだ…」

ルッキーニ「なんかさ!今日の訓練中、エイラやたらと張り切ってなかった!?」

シャーリー「言われてみればそんな気が」

ルッキーニ「サーニャもいつもよりニコニコしながら練習してた!」

シャーリー「……サーニャの笑顔を見ること自体稀じゃないか?」

ルッキーニ「サーニャ普段全く笑わないよねー」


ダアン! ダアン!









29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 02:13:30.84 ID:rmPR764F0

坂本「エイラ!サーニャ!2人の呼吸が合ってないぞ!」


サーニャ
エイラ 「はい!」



坂本「一人がシールドを張り、もう一人がネウロイのコアを探すことに集中しろと何度言わせる!」


サーニャ
エイラ「すみません!」



坂本「エイラ!聞いてるのか!お前はサーニャの真後ろにつきすぎだ!それじゃサーニャが邪魔になって前が見えないはずだ!」

エイラ「はい!少佐!」


坂本「サーニャ!シールドが弱まってるぞ!お前はエイラを誘導し、エイラを守ることだけを考えろ!」

サーニャ「はい!」


坂本「おいおいエイラ!今こそお前の『未来予知』の出番じゃないのか! さっきからサーニャのシールドに頼りすぎだ!」


エイラ「はい!」


ペリーヌ「最近少佐があの2人ばかり教えてるせいで、わたくしが蔑ろにされてる気がしますわ」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 02:16:55.45 ID:rmPR764F0

ルッキーニ「うるさい、つんつんメガネ~」

ペリーヌ「おだまりなさい!」

シャーリー「そうだもっと言ってやれルッキーニ」

ルッキーニ「まずいお茶ばっか飲むから坂本少佐に嫌われるんだよー」ヘラヘラ

ペリーヌ「あなたのような子供には到底理解できない味ですわ、それにあたくしは嫌われてなど…」

ルッキーニ「あっ!シャーリー!今あたしの目の前にちょーかっこいい虫が!」

シャーリー「おおルッキーニ!捕まえろ!」

ペリーヌ「聞いていますの!!!」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 02:22:39.09 ID:rmPR764F0







ダアン! ダアン!


エイラ「ハァ…ハァ…」


ダアン! ダアン!


ルッキーニ「また今日もやってる」

シャーリー「けど何であんなに必死なんだ」

ルッキーニ「ミーナ中佐に怒られたくないんだよきっと!」

シャーリー「でも、あれじゃあ自分を追い込んでるだけだ」


サーニャ「………」


ルッキーニ「…? うわっ!

シャーリー「わ!びっくりした! サーニャ帰ってたのか」


32 名前:朝再開する[] 投稿日:2013/10/03(木) 02:26:15.46 ID:rmPR764F0


ダアン! ダアン!


サーニャ「何…この音………」

シャーリー「なんだサーニャ気付いてなかったのか、実はここ何日かずっと夜中に狙撃訓練してるんだよ」

サーニャ「………?」

ルッキーニ「ほらほら」

サーニャ「……………ッ…エイラ!

シャーリー「なあサーニャ、なんで最近あんなにエイラは訓練に対してのやる気が凄いんだ?」


1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:13:33.28 ID:rmPR764F0

サーニャ「……………ッ…エイラ!」

シャーリー「なあサーニャ、なんで最近あんなにエイラは訓練に対してのやる気が凄いんだ?」

サーニャ「…………」

シャーリー「いや、別に馬鹿にしてるわけじゃなくてだな、いつもペア組んでるサーニャならなにか心あたりがあるのかな…ってさ」


サーニャ「………………」


ルッキーニ「………サーニャ?」



サーニャ「…………馬鹿っ」









2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:15:11.31 ID:rmPR764F0

坂本「今日もお前たち2人には厳しく行くぞ!いいな!」

サーニャ「………エイラがまだ準備出来てません」

坂本「なにっ!」

エイラ「おおおおい!おおおおおい!」


サーニャ「あ、きた」

坂本「どうしたエイラ、お前がもたもたするなんて珍しいじゃないか」

エイラ「いやぁナンデモナイ、さ、今日も訓練だ!」

サーニャ「……………」

坂本「………エイラ、昨日は寝てないのか?」

エイラ「えっ」

坂本「目の下が異様に青いぞ」

エイラ「ちょ…ちょっと昨日眠れなくてさ」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:18:22.61 ID:rmPR764F0

坂本「………」

エイラ「ほ、ほら、なかなか眠れない夜ってたまにある…ダロ?」

坂本「まあいい、とにかく訓練開始だ、いつもどおりサーニャがシールド、エイラが狙撃で行くぞ」

エイラ「はい!」


サーニャ「…はい」

エイラ「………ん?どうしたんだサーニャ元気ないナ」

サーニャ「…………エイラの馬鹿」

エイラ「…ええええっ!!!!

サーニャ「………」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:21:15.69 ID:rmPR764F0





坂本「よし、午前の訓練はこれで終了だ、ふたりともしっかり休憩取れ」


エイラ
サーニャ「はい」


坂本「あと…エイラ、お前やっぱり今日おかしいぞ」

エイラ「ええっ!?」

坂本「なんだろうな、昨日までのパワーが感じられないというか…とにかく、エイラは特にしっかり休め、いいな」

エイラ「は、はい」

サーニャ「…………ねえエイラ」

エイラ「なっナンダ?」

サーニャ「おねがい、無理だけはしないで」

エイラ「!?」

サーニャ「昨日、夜間哨戒から帰ってきた時気付いたの…エイラ夜中に一人で訓練してる」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:44:20.62 ID:rmPR764F0

エイラ「そ、それは…その」

サーニャ「私だけじゃない、シャーリーさんもルッキーニちゃんも気付いてるの」

エイラ「ええ!」

サーニャ「訓練することは悪いことじゃないわ…でも、自分を追い込んで何になるの?」

エイラ「………」

サーニャ「エイラ言ったでしょ?『大切な人を守るために強くなる』って………エイラの得ようとしているその"強さ"で大切な人を守れると思うの?」

エイラ「………それは…!」

サーニャ「そんなに自分を痛めつけて…そのうち身も心もボロボロになって…そんなの、誰も守れないわ」

エイラ「!」

サーニャ「私はこんなエイラの姿見たくない………」

エイラ「…………ごめんサーニャ」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:47:58.30 ID:rmPR764F0

サーニャ「………エイラは私の不安を無くしてくれた、だから私はエイラの不安を無くしたいの。エイラが大切な人を守るため訓練が必要なら、私も協力するわ」

エイラ「……………いやっ…………そ、それがダナ」

サーニャ「私じゃダメ?」

エイラ「…………そ、そういうわけじゃ…」


ウウウウウウウウウウウウウウウウウ…………


坂本「!!!!」

ミーナ「美緒!」

坂本「………まさか…!ネウロイか!」

シャーリー「おいおいなんてタイミングで出現してんだよ…!」

バルク「ミーナ、少佐、とにかく全員集合しよう、501での実戦が未経験のやつもいる」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:49:57.67 ID:rmPR764F0

ミーナ「そうね」

坂本「全員、いますぐ私のもとに集合しろ!今組んでいるペアでネウロイと戦ってもらう!」

ミーナ「美緒、ネウロイの方向は?」

坂本「……北北西7km地点だ。さほど大きくはないがスピードが早い、少々厄介なネウロイだ」

ミーナ「了解」

ルッキーニ「こわいよシャーリー…」

シャーリー「大丈夫だ…練習の時と同じようにやればいい」

エイラ「さ、サーニャ、どうしよう…」

サーニャ「大丈夫よ、私のシールドでエイラを意地でも守ってみせるわ」

エイラ「……………」

サーニャ「エイラ?」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:52:39.66 ID:rmPR764F0

エイラ「ナンデモナイ…いくぞサーニャ」

坂本「よし!出動だ!!!!









ゴゴゴゴゴ


ペリーヌ「くっ…なんて固いネウロイですの!?

坂本「コアはそう深くない!落ち着いて狙えペリーヌ!」


ペリーヌ「わかってますわ…!」

バルク「ハルトマン!シールドをもっと強くしろ!」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 07:56:54.47 ID:rmPR764F0

ハルトマン「これが限界だよ」


ドドドドドド!!!


シャーリー「ルッキーニ!ちゃんと狙ってるか!

ルッキーニ「わかんないよ~シャーリーの胸が邪魔で前がよく見えない~~」

シャーリー「言ってる場合か!」

ミーナ「美緒あぶない!」



ヒュッ


ペリーヌ「少佐!!!!」


坂本「………っと…!大丈夫だ!」


ガガガガガガ!!!


サーニャ「………私もう限界…!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:01:03.48 ID:rmPR764F0

エイラ「サーニャ!あと少しなんダ!頑張れ!」

サーニャ「……

エイラ「う、うわわ!」フラッ

エイラ(ナンダ…!急にめまいが…)

サーニャ「エイラ……?…
エイラっ!

エイラ「………」ガク

サーニャ「…しっかりして!エイラ!エイラ!


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:03:09.32 ID:rmPR764F0

坂本「サーニャ!シールドを弱めるな!!!」

サーニャ「だって…!エイラが…!」

坂本「!!!!! サーニャァァァァ!!避けろおおおおおおお!!!!


シャーリー
ルッキーニ
ミーナ     「!!!!!」
バルク
ペリーヌ
ハルトマン


ダアアアアアアアアアン!!!!


サーニャ「ぐぁっ…………」


坂本「サーニャァァァ!!!!」









15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:05:39.47 ID:rmPR764F0

ミーナ「なんとか一命は取り留めたわ…」

エイラ「…………」

ミーナ「命に別条はないけど、それでもしばらくは自力で歩くことも困難よ」

坂本「エイラ、何か言うことはないか」

エイラ「………」

坂本「………エイラ」

エイラ「……………」

ペリーヌ「まったく…!戦闘中に気を失うなんて考えられませんわ!」

エイラ「………」

ミーナ「エイラさん、ブリタニアにきて初戦闘ということで、今回のことは軍の上層部には大目に見てもらったわ」


エイラ「………」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:12:00.99 ID:rmPR764F0

坂本「でも、私達としては、エイラをただで許す訳にはいかない」


エイラ「……………」


坂本「サーニャとのペアは、今日をもって解消させてもらう。あと、最低でも一週間は訓練参加禁止だ」

バルク「……エイラ、なにか喋ったらどうだ」


エイラ「………」


バルク「………エイラ、さっきシャーリーとルッキーニから聞いた…どうやらここ何日か一人で勝手に狙撃訓練をしていたようだな」


エイラ「…………」


バルク「しかも深夜にだ………どういうことだ、説明しろ」

エイラ「………ごめん」

バルク「謝って欲しいんじゃない………説明しろと言ってるんだ!!!!

ミーナ「ちょっとトゥルーデ!」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:17:11.88 ID:rmPR764F0

バルク「寝る時間も削って訓練することが上達への近道だと思ったか!? 今日のこのザマを見てみろ!スオムスのエースとよく言えたものだ!

坂本「バルクホルン!言いすぎだ!」

バルク「この前も言ったがあえてもう一度言わせてもらう! "規律に従えない奴はウィッチの資格はない!" お前は就寝時間すらも守れないやつだ! さっさと荷物をまとめてスオムスに帰ってしまえ!」

ミーナ「トゥルーデ!!」



エイラ「………わかったヨ」



坂本「……エイラ?」

エイラ「私はウィッチになるべき人間じゃなかったんダ」

ミーナ「エイラさん…」

エイラ「ふっ……ははははっ!

バルク「…?」

エイラ「……わらっちゃうよナ…何が『大切な人を守りたい』ダヨ…私のせいでサーニャがこんなひどい目に…」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:22:19.54 ID:rmPR764F0

ミーナ「………」

エイラ「私は誰も守れないんだ…大切な人も、自分自身も……ホントに馬鹿ダ」

坂本「エイラ、とにかくお前も休め…」

エイラ「いや、決めた、私スオムスに帰る」

ミーナ「!!」

坂本「エイラ…!」

エイラ「これが私のケジメの付け方だ…サーニャの意識が戻る前に、ここを去らないとナ」

ミーナ「……」

坂本「そうか…残念だ」

エイラ「とにかく、この数日間楽しかったよ、何よりサーニャと出会えたことが一番嬉しかった」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:28:20.38 ID:rmPR764F0

ミーナ「……」

シャーリー「ホントにこれでいいのかよエイラ…」

エイラ「これ以上私が501にいても皆に迷惑かけるだけダ。軍の起立も、ペアであるサーニャの忠告も無視してしまったんダ。サーニャは私の顔なんて見たくないって思ってるに違いないさ」

ミーナ「………」

エイラ「じゃあナ」スタスタスタ…ガチャ





バルク「…ふん」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:34:12.79 ID:rmPR764F0

ミーナ「………」

坂本「ミーナ?」

ミーナ「なんでもないわ美緒……」

坂本「……泣いてるのか」

ミーナ「そんなこと…!」

坂本「………」

ミーナ「…私とサーニャさんだけにしてくれるかしら…?」

坂本「ああ…皆、今日はもう自分の部屋に戻れ…そしてしっかり体を休めろ」









21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:44:13.27 ID:rmPR764F0

サーニャ「うっ…ううぅ…」

ミーナ「サーニャさん!気がついた!?

サーニャ「こ……ここは…?」

ミーナ「救護室よ…あなたは戦闘中負傷したの…」

サーニャ「……エイラ…エイラに会わなきゃ………痛いっ!

ミーナ「………」

サーニャ「足が……うごかない……」

ミーナ「今は安静にしてなさい…」

サーニャ「エイラ…エイラはどこ?」


ミーナ「………スオムスに帰るって言ってたわ」


サーニャ「…えっ…」


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:52:11.76 ID:rmPR764F0

ミーナ「エイラさんが責任を取るそうよ……『私のせいだ』って言ってたの」

サーニャ「…………」

ミーナ「……………」

サーニャ「………うぅっ……うぇぇ」グズッ

ミーナ「…サーニャさん…」

サーニャ「ごめんなさい……エイラぁ………エイラぁ………ううっ……」グズッ

ミーナ「……いいのよ……今はおもいっきり泣きなさい……」

サーニャ「ごめんなさい…………ごめんなさいっ………うぅぅぅ」

ミーナ「大丈夫よ……大丈夫だから」



------



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 08:58:59.24 ID:rmPR764F0

エイラ「この基地ともおさらばカ」

エイラ「明日にはスオムス行きの飛行機が到着するらしい…」

エイラ「………」

エイラ「これで良かったんダ…これで」

エイラ「………ちょっとだけ基地の周りでも散歩しよう」



エイラ「……もうすっかり夜じゃないカ」

エイラ「こんな時間まで私は何やってたんダ」

エイラ「荷物まとめて…それから」

エイラ「……ソウダ…泣いてたんだ私は」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:06:29.07 ID:rmPR764F0

エイラ「部屋で一人で…泣いて泣いて泣いて…」

エイラ「ほんと馬鹿ダナ私は」


ミーナ「エイラさん!!!!」



エイラ「!!!!」


ミーナ「エイラさん! エイラさん!」ハァ…ハァ

エイラ「な、ナンダヨこんな時間に」

ミーナ「……サーニャさんは怒ってなんかいないわ…」

エイラ「……関係ない」

ミーナ「ううん、それだけじゃないの…サーニャさんはね、今日一日ずっと泣いてたの…」

エイラ「……」

ミーナ「『私のせいでエイラが叱られた』って……『罰を受けるのは私の方なんだ』って…」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:13:48.58 ID:rmPR764F0

エイラ「………」

ミーナ「このままサーニャさんに何も言わずに帰っちゃうの? あなたは本当にそれでいいの!?

エイラ「……うるさい」

ミーナ「……このままだとサーニャさんはもっと深い傷を負ったまま生きていくことになるのよ!?

エイラ「…………」

ミーナ「サーニャさんはね、もう一度あなたと空を飛びたいって言ってるわ…あなたはどうなの?」

エイラ「……私にもうそんな資格はねーヨ」

ミーナ「全て打ち明けてくれたわ…『エイラのお陰で私はウィッチに誇りを持てた』って…『エイラがいたからあの頃のように笑えるようになったんだ』って…」

エイラ「……うるさいうるさいうるさーい!!

ミーナ「………これだけは言わせて……ここで逃げてしまったら、あなたは"大切な人"どころか自分自身すらも守れない愚かな人間よ…!


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:21:21.99 ID:rmPR764F0

エイラ「ああそうダ!私はその程度の人間だったんダ!」


ミーナ「…そう、じゃあね」スタスタスタ







エイラ「…………ううっ……ナンダヨ中佐……」グズッ



------



ミーナ「…サーニャさん?」

サーニャ「zzzzzz…」

ミーナ「あらあら、泣き疲れて寝てしまったのね」

サーニャ「……zzzzz」

ミーナ「"こっち"はうまくいったわ…いつも夜間哨戒おつかれさま」

サーニャ「………zzzzz」

ミーナ「可愛い寝顔」

サーニャ「…zzzzzz…」









29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:31:15.62 ID:rmPR764F0



翌日



ミーナ「うん、皆集まったわね」

坂本「どうしたんだミーナ、急にサーニャの部屋に呼び出して」

シャーリー「結局エイラはもう帰ったのか?」

ミーナ「そのことについて、私から少しばかり話を…ね」

坂本「まあいいが…サーニャも今はあまり訓練については考えたくないだろう」

サーニャ「………」

ペリーヌ「はやくしてくださる?エイラさんのことは、もう私達も忘れたいんですの」

バルク「同感だ…あんなやつさっさと辞めてしまって正解だ」

サーニャ「………」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:40:14.16 ID:rmPR764F0

ミーナ「サーニャさんはしばらくは訓練や実戦には参加できないけど…でもね、サーニャさんにとって"パートナー"っていうのはすごく大事なの」

坂本「ああ、それは私達にも言えることだ」

ミーナ「そこで、サーニャさんの今後のパートナーを今のうちに決めてしまうってわけなのよ」

シャーリー「おいおい、まだ回復してないってのに、ちょっと早すぎないか」

ミーナ「いいのよ…今じゃないといけないの」

シャーリー「?」

ミーナ「ちなみに、サーニャさんの新しいパートナーは、サーニャさん自身に決めてもらうわ」

坂本「たしかに、サーニャ的にも他人に決められるよりは自分で決めたいだろう」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:47:54.19 ID:rmPR764F0

ミーナ「そういうこと。指名された相手は絶対に断っちゃダメよ?」

坂本「ああ」

ミーナ「文句も言わないこと。サーニャさん?決まったかしら?」

サーニャ「………」

バルク「早く決めてくれ」

サーニャ「ちょっと……考えさせてください」

坂本「仕方ないな」



-----



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 09:54:07.81 ID:rmPR764F0



基地 滑走路



ゴオオオオオオ


ニパ「イッルーーーー! イッルーーーー!」

エイラ「ニパ…!ニパじゃないか!」

ニパ「スオムスに帰ってくるって知ってさ、いてもたってもいられなくなって来ちゃった」

エイラ「…ナンダヨ」

ニパ「……見送りはいないの?」

エイラ「ああ、ちょっと色々合ってナ」

ニパ「……聞いたよ、パートナーが負傷しちゃったんだって?」

エイラ「…!」

ニパ「大丈夫だよイッル!イッルは何も悪く無いって!」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:04:29.78 ID:rmPR764F0

エイラ「……」

ニパ「私なんて何度ユニットを壊したかわからないけど…それでもここまでこれたんだよ」

エイラ「……」

ニパ「……あ、そうだ、私502統合戦闘航空団への編入が決まったんだ!」

エイラ「………本当カ!?」

ニパ「イッルと同じステージで戦えるって思うと嬉しくてさ…だからちょっと残念だよ」

エイラ「………」

ニパ「でも大丈夫、きっと負傷しちゃった人の不注意だって!」


エイラ「……ちがう」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:11:26.40 ID:rmPR764F0

ニパ「イッルは被害者だよ…」

エイラ「……ちがう」

ニパ「……イッル?」


エイラ「………サーニャは…サーニャは悪くないんだ!」


ニパ「!」


エイラ「サーニャについて何も知らないくせに…知ったような口を利くナーーー!

ニパ「ひっ…ご、ごめん…」

エイラ「サーニャは実戦は強いけど…心は弱い子だったんダ! 私がついていないとサーニャのことが心配で心配で…!」ダッ!

ニパ「イッル? ちょっとどうしたのイッル!


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:19:13.65 ID:rmPR764F0

エイラ「……ニパ!一人でスオムスに帰ってロ!

ニパ「ええっ!ちょっとイッル! イッルーーーーー!」

エイラ「サーーニャーーーー!!!!」




-----



サーニャ「………」

バルク「ミーナ、やっぱり今は無理だ、ずっと俯いたままなにも喋らない」

坂本「サーニャもまだ気持ちの整理ができていないんだ。また次の機会にしよう」

ミーナ「大丈夫、すぐに決まるわ」

ペリーヌ「そんなこと…」


エイラ「サーニャーーー! サーニャーーー!」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:27:11.22 ID:rmPR764F0

坂本「この声は…!」

ミーナ「ふふふっ」

サーニャ「……!!」

エイラ「サーニャ!サーニャ!サーニャーーー!」バアン!

バルク「…貴様、まだ帰ってなかったのか…!」

エイラ「うわっ…なんで皆揃ってるんダ」

ペリーヌ「あなたの居場所はもうこの基地にはありませんわよ」

サーニャ「……」

ミーナ「ほら、サーニャさん…」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:34:02.07 ID:rmPR764F0


サーニャ「……決まりました」


坂本
ペリーヌ
バルク
シャーリー  「!!!!」
ハルトマン
ルッキーニ

サーニャ「……」スタスタ

エイラ「……な、ナンダ?…」

サーニャ「…」スタスタ

エイラ「……」

サーニャ「………」

エイラ「………サーニャ…」


サーニャ「………もう一度、私と組んで下さい」

エイラ「!!!!」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:37:13.05 ID:rmPR764F0

バルク「おい!ミーナ!どういうことだこれは!」


ミーナ「どうもこうも、見ての通り、エイラさんはここに残ってまたサーニャさんと訓練するのよ」

バルク「なにぃ…」

ペリーヌ「…とんだ茶番ですわ」

ミーナ「……ほら、エイラさん、何かサーニャさんに言わなきゃ」

エイラ「……サーニャ」

サーニャ「……なに?」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:41:35.29 ID:rmPR764F0

エイラ「……ごめん…もうあんな無茶はしない…」

サーニャ「…………私のほうこそごめんなさい…やっぱり、エイラと一緒にいる時が一番好き」

エイラ「……サーニャ、こんな私を許してくれるのカ」

サーニャ「はじめっから怒ってなんか無いわ…エイラを嫌いになったことなんか一度もないの……エイラに逢えてよかった…ほんとうに…」グズッ…

エイラ「…サーニャ」

サーニャ「…エイラ」





エイラ「もう一度、大空を飛ぼう」

サーニャ「……!」ニコッ











45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:58:32.97 ID:rmPR764F0

さるさんとかdat落ちとか、やっぱSSってむずいわ

元ネタ
http://www.youtube.com/watch?v=zQWEhPYwuY4



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 12:27:43.94 ID:7Q1lHpZB0




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2013/10/03(木) 10:46:33.37 ID:hC9HIgkI0

おつかれさま



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この記事へのコメント

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 02:00:45

これ完結してたのか!
続き気になってたからありがてえありがてえ

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 02:34:54

ニパカワイソス

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 03:20:04

シャルウィーダンスが元だと言うが
こんな話だったっけな

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 09:18:58

このssはオリジナル設定風に見えるな…
てか第1期使用のペリーヌうぜ~!
ツンツン二割増しだな!

-名無しの黄色の7番 - 2013年10月23日 12:39:20

全俺が泣いた

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 13:14:21

ストーリー自体はShall we ダンスとぜんぜん違うね
エイラが急にニパにキレるところは完全に役所広司だけどww

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 13:18:24

元ネタがシャーゲルダンスって全然違うだろw
・・・と思ったけどラストはニテルかもナ

-オレは名無しさん - 2013年10月23日 18:39:01

確かに完全なオリジナル設定だな
改変と言うより原作の理解度が足りないんじゃない?

-名無しの三等兵 - 2013年10月23日 21:26:42

SSでそんな細かいところを気にしてても仕方がないだろ…

-名無しの三等兵 - 2013年10月24日 02:01:24

お姉ちゃんこえー

-名無しの三等兵 - 2013年10月25日 11:59:49

オリジナル設定それは・・・
もしもの世界である…

-名無しの三等兵 - 2013年11月08日 20:49:39

お姉ちゃん言いたい放題だな。仲間の事を想ってというより自分の不満を払いのける為に言っているのではないかと感じる。少し黙ってたほうがいいのでは

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