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バルクホルン「もう5月病を言い訳にできなくなるな」

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32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/02(土) 16:24:01.39 ID:Qcss1cJx0


    ガチャ

    バルクホルン「失礼します」

    医者「こんにちわ、どうぞ座ってください」

    バルクホルン「・・・」

    医者「バルクホルンさん、妹さんの治療法についてなのですが
    腫瘍が転移しないうちに外科手術によって取り除いてしまいましょう」

    バルクホルン「手術って、それは安全な手術なんですか?」

    医者「腫瘍摘出手術中に亡くなることはほぼありませんが、手術中に
    他の神経を傷つけてしまった場合などに、障害が残る危険はあります」

    バルクホルン「・・・」

    医者「他にも放射線による治療と、投薬によって腫瘍を縮小させていく治療がありますが、
    こちらとしてはやはり外科手術によってすぐにでも取り除くことをおすすめします」

    バルクホルン「分かりました。先生がそうおっしゃるのなら、私はそれを信じます」

    医者「はい、手術は脳神経外科の腕利きの医者が責任持って執刀しますので」

    バルクホルン「お願いします」ぺこり


33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/02(土) 16:39:08.93 ID:Qcss1cJx0


    ガチャ


    クリス「あ、お姉ちゃん!」

    バルクホルン「クリス、気分はどうだ?」

    クリス「気分は普通だけど、病院って退屈だね。あとどれくらいいればいいんだろ」

    バルクホルン「先生から治療の話を聞いてきた。お前が完治するためには手術によって
    頭の中の腫瘍を取り除かなければいけないらしい」

    クリス「え、手術・・・するの?」

    バルクホルン「あぁ、それが一番有効だそうだ」

    クリス「・・・」

    バルクホルン「怖いともうが治るためには必要なんだ。分かってくれ、クリス」

    クリス「うん。怖いけど治るためだもん。私手術だってがんるよ」


    バルクホルン「!!」


    「さすがだクリス、それでこそお姉ちゃんの妹だ!!」ギュー

    クリス「もぉ、お姉ちゃん・・痛いよ~~」


34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 03:18:54.73 ID:xwOMSk1l0

    医者「それでは手術は3日後の午前10:00からとなります。
    こちらが同意書となりますので、よくお読みになってから納得を
    されましたらサインをお願いします」

    バルクホルン「・・・」


    サラサラ


    バルクホルン「先生、どうか妹を救ってください、どうか・・・お願いします」


    医者「全力を尽くします」


35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 03:30:07.36 ID:xwOMSk1l0


    ~テレビ~


    司会「マルセイユさんが出演されている「アフリカの星」の興行収入がなんと土日の2日間で1億円を突破!!
    ということですごい盛況ぶりですね」


    マルセイユ「この作品は私自身とても気にいってるからな。劇場に足を運んでくれた人もきっと楽しんでくれたんじゃないかと思うよ」


    司会「それではマルセイユさんが選ぶこの作品の1番の名シーンみたいなところはありますか?」


    マルセイユ「名シーンか・・・うん、全部だな!」


    司会「アハハwwwwさすがアフリカの星は言うことちがいますねwwwwwwww」


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 03:38:54.65 ID:xwOMSk1l0

    クリス「・・・」ジー

    バルクホルン「マルセイユの映画、随分流行っているみたいだな」

    クリス「マルセイユさんが出てるんだもん、これくらい当然だよ。はぁ~~あ・・・
    どうせ倒れるなら映画を観てから倒れればよかったのになぁ」



    バルクホルン「・・・」



    クリス「あ、ごめんねお姉ちゃん。私ったら変なこと言っちゃった」

    バルクホルン「いいんだ」

    「映画ならまた観に行けばいい。上映期間内に観れなかったらDVDが出てから観ればいいさ。
    そうだろクリス?」

    クリス「うん、そうだね」


37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 03:43:09.87 ID:xwOMSk1l0

    バルクホルン「それじゃあ私は一度家に帰る。具合が悪くなったりしたらすぐに看護師
    さんを呼ぶんだぞ」

    クリス「分かったよ、ありがとうねお姉ちゃん」

    バルクホルン「すぐに帰ってくるからな、それじゃあ」


    バタン


38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 03:49:01.68 ID:xwOMSk1l0

    バルクホルン「ふぅ~、あとはこのハガキをポストに投函して」


    ポスン


    バルクホルン「これでよし。早くクリスの元へ向かわなければ」ダッ


39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 03:51:53.94 ID:xwOMSk1l0

    クリス「」サラサラ

    看護師「クリスちゃん、何書いてるの?」

    クリス「えっとね、手術が終わったらやることリストだよ」

    看護師「あらいいわね、ちょっと見せてくれる?」

    クリス「え~恥ずかしいけど・・看護師さんにならいいよ。はい」スッ

    看護師「ありがとう、どれどれ」


40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 04:04:17.13 ID:xwOMSk1l0



    ~楽屋~



    マルセイユ「おいライーサ、明日のスケジュールは何と何が入っていた?」

    ライーサ「明日は朝から東京で『ドキッ!女だらけのガチンコ水泳大会』の収録の後、
    CM撮影を挟んで大阪に移動し、夜からレギュラーのラジオ収録になります」

    マルセイユ「ふぅ~・・・明日もキツくなりそうだな」

    ライーサ「来週からのスケジュール、少し減らしますか?」

    マルセイユ「そうだな。疲れでパフォーマンスが落ちてしまって私に
    期待してくれている人をガッカリさせるのは申し訳ないからな。うまくやっといてくれるか?」

    ライーサ「分かりました」

    マルセイユ「ライーサ、お前が私のマネージャーになってくれてよかったよ。
    前のやつは私のことなど考えずに金のために来た仕事はどんなものでも勝手に引き受けるひどいやつだったからな」

    ライーサ「私もあなたのマネージャーになれて光栄です、これからも何かありましたら
    なんなりと私に言ってくださいね」ニコ


41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 04:13:36.11 ID:xwOMSk1l0



    (手術前日)



    バルクホルン(明日はついに手術か・・・何とかうまくいってほしいものだ)

    (いや、うまくいく!!すべてがうまくいく、信じるんだ。手術は成功してクリスが元気になって戻ってくるんだ。
    クリスが元気になったら何をしたいって言うだろろ?またマルセイユのおっかけに振り回されるんだろうか・・・)

    (それでもいい。あいつが元気になって帰ってきてくれさえすれば・・・どんなことでも引き受けてやる)

    (そう言えばあの手紙、届くといいな・・・)


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 04:18:27.12 ID:xwOMSk1l0



    ~ラジオ局~



    マルセイユ「ち~~っす、いや~危ない。もう少しで遅刻するところだった」アセアセ

    シャーリー「おう来たか、あと5分で本番はじまるぞ」

    マルセイユ「あぁ、すぐに入る」ドタバタ

    スタッフ「マルセイユさん入りま~す」

    マルセイユ「よろしく」

    スタッフ「よろしくお願いします」


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 04:23:40.51 ID:xwOMSk1l0

    シャーリー「今日はギリギリだったな。電車に乗り遅れでもしたのか?」

    マルセイユ「いや、電車は予定通りだったんだが大阪駅で私だって見つかってしまってな。
    揉みくちゃにされてひどい目にあった」

    シャーリー「それは大変だったな。まぁ、このラジオはゆる~くいくから気ぬいていきなよ」

    マルセイユ「あぁ、そうさせてもらおうかな」

    スタッフ「本番1分前、スタンバイお願いしま~す」


44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 04:32:53.02 ID:xwOMSk1l0


    スタッフ「3、2、(1)」


    シャーリー「はいみなさんこんばんわ~!!シャーリー&マルセイユの
    ワクワクラジオの時間だよ~」

    「いや~マルセイユ、今日はなんだか大変だったみたいだねwwwwww」

    マルセイユ「そうなんだよ~、駅でファンのみんなに押し寄せられて身動きが
    とれずに危うく遅刻しそうだったんだ。ということで走ってきたから少し汗を
    かいてしまった。シャーリー、とりあえずシャワーを浴びてきていいか?」

    シャーリー「自由だな~マルセイユwwwwwwここは自由の国アメリカじゃありませ~~んwwwwwwww
    それにお前が抜けたら私はどうすればいいんだ?一人でしゃべらなくちゃいけないじゃないか。シャワーは
    ラジオが終わるまで我慢してくれ」

    マルセイユ「オッケーだ。終わるまで我慢しよう」

    シャーリー「それじゃあ早速お便りを紹介するよー」


45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 04:44:32.21 ID:xwOMSk1l0


    シャーリー「今週もいっぱいきてるな~、さすがマルセイユ。人気者だね~」

    マルセイユ「いやいや、やめてくれ」

    シャーリー「じゃあこれ」スっ

    「ペンネーム、INJYUさん。マルセイユさんシャーリーさんこんばんわ!!」


    シャーリー&マルセイユ「こんばんわ!!」


    シャーリー「えっと、『私はあることが理由で女の友達からよく引かれてしまいます。
    何が原因かと言いますと私は女なのですが女性の胸に非常に興味があり、胸の大きな人
    を見るとものすごく興奮してしまいます。いけないことなのかもしれませんがどうしても
    あの胸に触れたい、揉んでみたいという欲望が抑えられません。私はどうしたいいのでしょうか?
    』というお便りでした」


    マルセイユ「・・・」

    シャーリー「ほぉほぉ、なるほどwwwwしょっぱなからすごいの来たねwwwwww」

    「ん?どうしたマルセイユ」

    マルセイユ「すまない、割とガチで引いてしまっていた」

    シャーリー「コラ!そんなこと言わないwwwwwwINJYUさんが困ってるんだから
    何かアドバイスしてあげようよwwwwww」

    マルセイユ「そ、そうだな」


46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 11:36:38.06 ID:xwOMSk1l0

    シャーリー「INJYUさん、朗報ですよ。ここにいるマルセイユは胸に対しては人一倍こだわりがあるみたいだからさwwwwwwきっといいアドバイスをくれるはず」

    マルセイユ「な、おい!勝手なことを言うんじゃない!!」

    シャーリー「だってこの前一緒に近くのスパワールドに行った時『見ろ!私の胸の形は世界一だ』とか言って見せつけて
    きたじゃないか」

    マルセイユ「それはお前が先に大きさで勝ったなんて挑発してくるからだろ!」

    シャーリー「アハハwwwwそうだっけwwwwwwということで胸に対して好奇心を持つことは人間の本能みたいなもんだからな。それを無理に押さえつけることはないと思うよ!INJYUさん、ありのままの君でいいんじゃないかな?」

    マルセイユ「かなり強引にしめたな・・・」

    シャーリー「じゃあ次のお便りいっくよー!!」


47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 11:53:20.72 ID:xwOMSk1l0

    シャーリー「はい、スオムスのへたれエースさん。『突然ですが私にはずっと片想いの相手がいます。
    その人ともっと仲良くなりたいのですが、どうしても素直に気持ちを伝えることができずにモンモンと
    した日々を過ごしています。こんな私に何かいいアドバイスをください』ということです」


    「片想いか~、なんかいいよね片想いって」

    マルセイユ「そうだな、文面からも相談者のえっと・・・スオムスのへたれエースが
    一生懸命悩んでいるのが伝わってきたぞ」

    シャーリー「そこで今や世界中からモテにモテまくってるであろうマルセイユからのアドバイスは?wwwwww」ニヤニヤ

    マルセイユ「そんな言い方はやめてくれ!恥ずかしいだろ」

    シャーリー「事実だろ、それでどうなの?wwww」

    マルセイユ「そうだな~。私は好きなら好きってストレートに言うべきだと思うぞ。
    きっと今の段階でも相手の人は君からの好き好きオーラを感じ取っていて案外ずっと
    待っているかもしれない。勇気を出すんだ、がんばれスオムスのへたれエース!!」

    シャーリー「くぅ~、いいねいいね!!スオムスのへたれエースさんはまだ学生さんということだし
    学生らしく熱く、そして少し泥臭くていいんじゃないかな?私も応援してるぞぉ!!」


48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 12:00:36.69 ID:xwOMSk1l0



    (病院)



    クリス「お姉ちゃん、手術明日だね」

    バルクホルン「そうだな」

    クリス「成功するかなぁ?」

    バルクホルン「当たり前だ、お前が心配することは何もない。大丈夫だぞクリス」

    クリス「お姉ちゃんがそう言ってくれたら本当に大丈夫って気がしてきたよ」

    バルクホルン「フフ、それじゃあ明日の闘いにそなえて今日はもう寝るといい。な?」

    クリス「うん。おやすみ、お姉ちゃん」

    バルクホルン「あぁ、おやすみ」なでなで


49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 12:04:12.63 ID:xwOMSk1l0

    (ラジオ局)

    シャーリー「それじゃあ最後のお便り、今週もあっという間だったね~」

    マルセイユ「そうだな、私もこのラジオの仕事はかなり楽しんでやらせてもらってるよ」

    シャーリー「お、ここでまたマルセイユの好感度アップ発言が出ましたみなさんwwwwww」

    マルセイユ「おいシャーリー、私はまじめに言ってるんだぞ!!」

    シャーリー「悪い悪いwwwwそれじゃあ最後のお便りいってみよーか」


50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/03(日) 12:29:21.46 ID:xwOMSk1l0

    シャーリー「ペンネーム クリスのお姉ちゃんさん『シャーリーさん、マルセイユさんこんにちわ。
    このラジオを毎週妹と一緒に楽しく聴かせてもらっています。うちの妹はマルセイユさんの大ファンで
    で毎日マルセイユさんの話ばかりしています』よかったね、マルセイユ」


    マルセイユ「ありがとう子猫ちゃん、このラジオも聴いてくれているかな?」

    シャーリー「それで『そんな妹がつい最近ガンで入院してしまいました。妹もそして
    私もかなりのショックを受けました。ですが妹はなんとか前向きにガンと闘おうとしています。
    それはきっと、その先にマルセイユさんが待っていてくれていると思い込んでいるんだと思います。
    先日、ブロマイドの特典で握手券なるものを手に入れました。正直イベントまでにガンがよくなって
    参加できるかは分かりませんが妹はとても楽しみにしています。妹に勇気を与えてくれてありがとう、
    マルセイユさんもお体などに気を付けて今後もお仕事がんばってください』といただきました」


    マルセイユ「・・・」

    シャーリー「いや~~、なんとうか心にグッとくるメッセージをいただきましたが・・・どう?マルセイユ」

    マルセイユ「なんだろうな、ちょっとうまい言葉が見つからないんだが・・・」

    シャーリー「ガンと闘いながらもマルセイユと握手するのを励みに生きてるんだって!すごいことじゃん」

    マルセイユ「ありがとう、なんとかよくなって、是非握手会に参加してほしい。私は君を待っているからな!!」

    シャーリー「なんかこんなお便りをもらうとさ~、普通の生活でも元気に笑って暮らせるってすばらしいことなんだなって
    思うよね」


    マルセイユ「・・・グスっ」コクコク


    シャーリー「おっと、もうお時間も迫ってきました。それじゃあみんなまた来週会おうね!バイバイ」


53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:06:47.64 ID:vlhxyjmM0



    (ラジオ終了)



    シャーリー「はぁー終わった、終わった

    マルセイユ「シャーリー、さっきのはがきを見せてもらえるか?」

    シャーリー「ん?これか」スッ

    マルセイユ「ありがとう」

    (K県か。少し遠いが・・・)

    シャーリー「あの子が気になるのか?」

    マルセイユ「いや・・まぁな」

    シャーリー「フフ、私はお前さんのそういうところだ~い好きだよ。そんじゃおつかれ!」ポン

    マルセイユ「おつかれ、シャーリー」


54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:09:41.64 ID:vlhxyjmM0



    (病院)



    バルクホルン「・・・」

    クリス「・・・」


    コンコン♪


    バルクホルン(来たか・・・」


    ガラーッ

    医者「おはようございます、それじゃあクリスちゃん手術室に行こうか」


55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:17:05.71 ID:vlhxyjmM0

    クリス「・・・はい」

    バルクホルン「っ・・・クリス!!」

    クリス「?」


    バルクホルン「がんばれクリス・・がんばれ」ポロポロ


    クリス「うん。行ってくるねお姉ちゃん」


    キィー


    ガチャン!


56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:24:32.65 ID:vlhxyjmM0



    (数時間後)



    手術中

    パッ


    バルクホルン「!?」


    ガチャ

    カランカラン


    クリス「」


    バルクホルン「クリイィス!!」ダッ


    「せんせ・・・クリスは!?」


    医者「クリスちゃんの体に悪さをしていたと思われる腫瘍は摘出できました。
    成功ですよ」


    バルクホルン「・・・」ガク


    「よかった・・・よかっだぁ」ボロボロ


    医者「今は麻酔がきいて眠っています。もぉしばらく目は覚めませんがクリスちゃんを
    見守ってあげてください」


    バルクホルン「はい・・・ありがとうございました」


57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:33:36.72 ID:vlhxyjmM0


    クリス「・・・ん」パチ

    バルクホルン「クリス」

    クリス「手術は?」

    バルクホルン「成功だ。お前の頭の中にいた悪い腫瘍は全部取り除かれた。これでもう安心だぞ」

    クリス「よかったぁ~・・・私、まだ生きてられるんだ」

    バルクホルン「何を言う?そんなの当たり前じゃないか。お前はこれからもお姉ちゃんと
    一緒に生きていくんだ。そうだろクリス」すりすり

    クリス「うん」ギュッ


58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:38:24.92 ID:vlhxyjmM0



    (数日後)



    クリス(のどかわいたな~。飲み物を買いに行くくらい平気だよね)


    「よいしょっと」スタッ

59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:41:04.21 ID:vlhxyjmM0

    クリス「どれにしようかな~」

    看護師(あら、クリスちゃんじゃない。もうそろそろ退院かしらね)

    クリス「・・・」

    看護師「?」


    クリス「」ドサッ


    看護師「クリスちゃん!?ちょっと・・・誰か先生呼んできてぇー!!」


60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:47:30.47 ID:vlhxyjmM0

    バルクホルン「先生、これはどういうことですか。どうして!?手術は
    成功したって言ったじゃないですか!?」

    医者「腫瘍は確かに全摘したのですが・・・あの時には既に体のどこか別の場所に
    転移していたのかもしれません」

    バルクホルン「じゃあこれからどうすれば」

    医者「再度検査をして、放射線と投薬による治療になるでしょう。妹さんのようなまだ
    幼いお子さんに短期間で手術を何度も行うことは危険ですので」

    バルクホルン「そんな・・・治ったと思ったのに・・こんなの、あんまりじゃないか」

    医者「・・・」


61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 20:54:40.29 ID:vlhxyjmM0



    (数日後)



    クリス「あぅ・・・うぅっ!!」


    バルクホルン「苦しいのか!?今先生を呼んだからな!!」


    ガラーっ


    医者「どうされましたか?」

    バルクホルン「妹が苦しがっています、見てあげてください」

    医者「抗がん剤が効いているんでしょうねぇ」


    クリス「ぐ・・がぁっ」


    バルクホルン「クリス!!先生、ほらぁ!妹が!!」

    医者「ゲルトルートさん、お気持ちは分かりますがこれは治療のために仕方のないことなんですよ」

    クリス「はぁ・・・はぁ・・・」

    バルクホルン「でも、あまりにも・・かわいそすぎる」ぽろぽろ


62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:06:31.63 ID:vlhxyjmM0



    (その夜)



    クリス「・・・」

    バルクホルン(こんなになってしまって、かわいそうに)さすさす

    クリス「お姉ちゃん・・」

    バルクホルン「どうした?」


    クリス「わたし・・もうがんばれないかも」


    バルクホルン「バカを言うなぁ!!握手会行くんだろ!?こんなところで寝て
    ないで早く治さないとダメじゃないか、そうだろ?」


    クリス「でも・・・なんか無理って気がするんだ」


    バルクホルン「クリス、お姉ちゃんはお前をそんな弱い子に育てた覚えはないぞ!!
    真のマルセイユファンならガンなんか気合で直すくらいの気持ちがなくてどうする」


    クリス「あはは・・・お姉ちゃん厳しいなぁ・・」


    バルクホルン「・・・」ギュッ


    「クリス~、お願いだから自分からもうダメだとか言わないでくれ。お姉ちゃんだって辛いんだから」ポロポロ


    クリス「ごめんね、お姉ちゃん」


63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:09:29.17 ID:vlhxyjmM0



    (数日後)



    クリス「ゲホッ・・ゲホケホッ・・・はぁ・・はぁ」

    バルクホルン「・・・」

    医者「ゲルトルートさん、ちょっとよろしいですか?」

    バルクホルン「はい」スタスタ

    クリス「・・・」

64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:15:32.29 ID:vlhxyjmM0

    医者「あれから、抗がん剤を使って経過を見てますが一向に回復の兆しが見えてきませんね」

    バルクホルン「・・・」

    医者「悪性腫瘍の転移が速くて、私どもの治療が後手後手になってしまっています。
    よく効くと言われている〇〇まで効果が見られなかったのは正直こちらとしましても
    厳しいなと」

    バルクホルン「そうですか、それでは次はどのように」

    医者「ゲルトルートさん、率直に申し上げますが妹さんはもうそれほど長く生きられません」



    バルクホルン「・・・は?」



65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:28:11.07 ID:vlhxyjmM0



    バルクホルン「すみません、私の聞き間違いだろうか。聞いてはいけない
    ことを聞いてしまったみたいだ。私も疲れているみたいだ」


    医者「どうしますか?妹さんのクオリティオブライフを尊重して
    投薬をやめるという選択肢もありますg」



    ドゴォッ!!



    医者「ぐあっ!!」ガラン


    バルクホルン「きさま、ふざけるな!!投薬をやめるだと!?バカなことを言うなぁ!!!
    クオリティオブライフなんて聞こえはいいが患者の治療を断念して見捨てるってことじゃないのか!?おい!!」ユサユサ


    医者「わ、分かりました!ちょっと落ち着いてください!!」


    バルクホルン「クリスはまだ13なんだぞ?これから楽しいことがいっぱい待ってるんだよぉ!!
    こんなところで死ぬなんて・・・あってはならないんだ」ぽろぽろ


    医者「それでは投薬治療は続けさせていただきますが・・・1か月だと覚悟しててください」



66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:34:23.00 ID:vlhxyjmM0


    クリス「あ~・・また抜けてる」


    バルクホルン「・・・」


    クリス「お姉ちゃん髪こんなに抜けちゃったよー・・・」


    バルクホルン「あ、あぁ。でもほら、お前は元がかなりいいからな!!髪が抜けてもかわいいぞ」ニコ


    クリス「ツルッツルだぁ。フフ、赤ちゃんみたい」




    医者(1か月だと覚悟してください)





    バルクホルン「・・・グスッ」


    クリス「お姉ちゃん泣いてるの?」


    バルクホルン「いや、目にゴミが入ってな。まったく、この病院はちゃんと掃除をしているのか」ごしごし


    クリス「毎日してくれてるでしょー」


    バルクホルン「そうだったか?・・・グスっ」


67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:50:11.86 ID:vlhxyjmM0

    クリス「お姉ちゃん」


    バルクホルン「ん?」





    クリス「死にたくないよ」




    バルクホルン「っ!!・・・」




    クリス「お姉ちゃんと・・・もっと一緒にいたい。
    私、死にたくないよぉ~~」ボロボロ




    バルクホルン「クリス・・・」




    クリス「うわぁ~~ん」ボロボロ


    バルクホルン「こら!泣くんじゃないクリス。今は辛いことが続いているが
    それは治るための試練・・・なんだ。だから・・泣くんじゃない」ぽろぽろ


    クリス「グスっ・・・お姉ちゃんだって泣いてるじゃん」


    バルクホルン「それは、お前が・・・うっ・・ダメだな・・くぅ~うわぁ~~ん」ボロボロ


    クリス「お姉ちゃん」ギュッ


    「今夜は少し夜更かししてもいいかな?お姉ちゃんともっと話していたいの」


    バルクホルン「もちろんだ・・グスっ・・・お前の話相手ならいくらでも引き受けるぞ」


68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 21:56:07.58 ID:vlhxyjmM0

    ピタッ


    バルクホルン(ん?クリスの手か・・・そうか、あれから二人で泣きながら話し込んで
    疲れてそのまま眠ってしまったんだ)


    クリス「・・・」


    バルクホルン「ほら、ちゃんと布団をきて寝ないと」ゴソゴソ




    クリス「・・・」ダラン




    バルクホルン「・・・」


    「おいクリス」





    クリス「・・・」




    バルクホルン「クリス、悪いんだが1回起きてもらうぞ、ほらクリス」ゆさゆさ


    クリス「・・・」



    バルクホルン「くーりーすぅ!!」ゆっさゆさ!




    クリス「・・・」ダラーン



    バルクホルン「!!」

    (クリスの頬から涙が垂れている・・・)


    クリス「・・・」



    バルクホルン「嘘だろ・・・なぁクリス!!くりいいいいいいいいいいす!!!!」



70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 18:43:41.01 ID:uuzpceAf0


    バルクホルン「・・・」


    (クリスが死んだ)



71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 18:46:28.98 ID:uuzpceAf0


    ガチャ!!


    医者「クリスちゃん」


    クリス「・・・」


    バルクホルン「・・・」


    ピト

    医者「脈がない。手ももう冷たくなっている」


    「ゲルトルートさん、残念ですが妹さんは」






    バルクホルン「分かっています」





72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 18:56:09.54 ID:uuzpceAf0





    バルクホルン「でも、すぐに会えますから」







    医者「?」


    バルクホルン(クリス・・・お前を一人ぼっちになんかしない。お姉ちゃんもすぐにいくからな)


    医者「!!」

    「ゲルトルートさん、あなたまさか妹さんの後を追うなんて考えてませんよね」ゴクリ


    バルクホルン「だったら何ですか?もうあなたには関係ない」


    医者「やめてください!!あなたがそんなことをしてクリスちゃんが喜ぶと思いますか?」


    バルクホルン「だまれ!医者であるお前がしっかりと責任を果たせば・・・こうはならなかった」


    医者「お気持ちは分かりますが一度冷静になってください!!あなたが死んでもいいことなんか
    ひとつもない!!クリスちゃんは生きたいと思って懸命に戦ったけど結果として亡くなってしまいました。
    だけどあなたは健康でこうやって生きてるじゃないですか。妹さんの分までこれからの人生を有意義に
    過ごすことがクリスちゃんにとっても」




    バルクホルン「だまれと言っているだろ!!」ギリッ




    「死んでるんだよ」




    医者「なんですか?」


    バルクホルン「クリスが死んでしまって・・・私の心も死んだんだ。これ以上生きることはできない」




73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 19:00:44.61 ID:uuzpceAf0


    ガヤガヤ


    エーリカ「ん?なんか向こうの病室が騒がしいね」

    ウルスラ「患者と医師が口論していると思われます」

    エーリカ「何があったんだろう。気になるぅ~」

    ウルスラ「姉さん、触らぬ神にたたりないです。関わらない方が賢明かと」

    エーリカ「そだね」


74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 19:07:21.56 ID:uuzpceAf0


    バルクホルン「それじゃあ」スタスタ


    医者「ちょっとゲルトルートさん!どこに行くんですか」


    バルクホルン「・・・」

    「治療費のことは安心してくれ。もう手続きは済ませてある」


    医者「そんなことじゃありません!!じさつするって、本気なんですか?」


    バルクホルン「くどいぞ、自殺がダメなことなんて一般論で分かっている。
    だけど私とクリスの絆はそういう社会の通念や道徳で抑制されるものなんかじゃない」


75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 19:12:01.54 ID:uuzpceAf0

    バルクホルン「世話になった」スタスタ

    医者「この!!」ガバァ


    バルクホルン「ぐっ・・きさま」


    医者「おい!看護師!誰か、警察を呼んでくれぇ!!!」


    バルクホルン「なんの・・・つもりだぁ!!」ググゥ~


    医者「じさつは犯罪ですよゲルトルートさん」


    バルクホルン「はなせぇー!!」ジタバタ


76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 19:17:43.77 ID:uuzpceAf0

    バルクホルン「それならば舌をかみぎって・・もがぁ!?」


    医者「フフ、あまり医者をなめないでもらえますかね」


    バルクホルン「ぐっ・・ケホケホ」ポロポロ


    医者「ゲルトルートさん!!やっぱりじさつなんてだめだよ」


    「確かにクリスちゃんは死んじゃったけど、だからって自分から命を絶つなんてむちゃくちゃだ。
    私もね・・・ガンで弟を亡くしてるんですよ」


    バルクホルン「!!」


77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/08(金) 19:20:30.78 ID:uuzpceAf0


    ガラー


    看護師「先生、どうなさいましたか!?」


    医者「いや、もう大丈夫だ。騒がせて悪かったね」


    バルクホルン「うっ・・・うわぁ~~~」ボロボロ


    看護師「クリスちゃん・・・」ジワ


    医者「くっ・・・」


78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/09(土) 03:24:56.51 ID:tVaCsXNYo

    お姉ちゃん……

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/10(日) 00:36:37.12 ID:2gQ0YcAc0

    医者「私にもっと力があれば・・・」


    バルクホルン「うわぁ~~~あ、うぅっ・・・」ボロボロ




    (完)



80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/10(日) 01:17:22.37 ID:hWTg4T3Xo


    えっ


81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 01:12:00.12 ID:eQ2iKStIO


    えっ




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この記事へのコメント

-名無しな日常 - 2012年07月09日 23:25:59

えっ マルちゃん来ないの?

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